▲明日が、大阪市長、大阪府知事選挙となった。
そこで、橋下さんを石原さんが応援に来たそうだ。
石原さんが…。
まぁ、橋下さんは、石原さんの好みそうなキャラクターではある。
以下、新聞から抜粋。
石原慎太郎都知事(79)は、大阪市長選候補の橋徹氏(42)の応援のため、大阪に今日26日に駆け付けることを明言した。
応援する理由について「なんでマスコミは橋下君をあんなにいじめるんだろうね。助けにいくんだよ」と怒ったような表情で話した。
これまでは「私が行くほどのものではない」としていたが、「橋下君は、確実に仕事をしている。
さすがに独裁者といいだしたときにはビックリしたけど」と翻意の理由を明かした。
またこの日、国民新党の亀井静香代表(75)による石原氏を代表に据えた新党構想が浮上するも、「知らない」と否定。
「今後、シャッフルはあるんだろうが、亀井さんは人を集めて第3極をつくろうとしているのが、違う。坂本龍馬も船中八策という何をするかということを明確にした。政策がなくてはいけない」とダメ出しした。
▲補足、感想など
亀井さんの新党構想を石原さんは見込みがない…と切り捨てたということだろう。
その核心は、亀井さんの話には、いわば未来へ向かっての大きな構想が入っていない…。だから、人を集めるだけの魅力がない…といっているのだ。
亀井さんに言っていることは、いわば「アブレモノ」をより集めて、国民新党を拡大しよう…という姑息な話にしか見えない。
この亀井さんへの石原さんの批判は、逆にいえば、橋下さんを支持する視点というか根拠になっているのだろう。
橋下さんの「大阪都構想」は、確かになにものともしれない。
しかし、なにはともあれ二重になっている行政に「風穴<かざあな>」を開けてやろう…という企<たくら>みというか、夢がある。
平松さんが現状のままでいい…という主張もそれはそれでいい。
しかし、現状のまま、どう未来を切り開いていくのか…という将来へのビジョンがない…それが平松さんの主張の弱さだ。
石原さんが橋下さんを買っているのは、そのもつ「突破力」であろう。
それは、亀井さんの新党構想への批判でもある。亀井さんの言っていることに「突破力」があるのか…と。
だからこそ、坂本龍馬の「船中八策」という比喩がでたものであろう。
政治家は「夢」を語れ。「未来をどう切り開くか」を語れ。