2011年9月22日木曜日

新興国の通貨価値が急落、特に韓国が危険だと英ft.

▲アメリカ、ヨーロッパ諸国の経済が「日本化」(けっ、なんという表現か。これは、1990年日本のバブル崩壊以後、失われた○○年という期間とそっくりになった…という意味)して、どうにもならない不況に突入している。

こういう主要国の経済の低迷にともない、新興国も輸出が伸び悩み、結果としてその国の通貨も下がってきている…という状況のようだ。

日本は、リーマンショックでの傷も浅く(アメリカの不動産がらみの債券をあまり買っていなかったため)、2009年春には、大手企業は数千億円という赤字を計上して、各企業の貸借対照表もピカピカのところが多い。(英ftが凋落する日本とか…ピントはずれの記事を書いていたなぁ。英国の記者は会計学の知識もないのか)

このあたりだなぁ。

2009年の春に、アメリカ・ヨーロッパ諸国の企業も大幅な赤字を計上するという決断をすればよかったのだ。

経験の差ということか。

日本は1990年にバブル崩壊を経験しているから、bsをなによりも健全化することの大事さが分かっていた。

対して欧米諸国の企業はリーマン・ショック時、不良債券での損害とか地価下落での損失を隠そうとした。つまり、本来なら赤字のところを黒字にして、利益を計上し株主に配当して、自社の体力を失っていったということだろう。(バブル崩壊後の日本の銀行と同じだ)

現在でもヨーロッパの企業は、受けた損害を国家がらみで隠蔽しているのであろう。

これこそが、「日本化」という意味・核心ではないのか。

以下、新聞から抜粋。

米国・ヨーロッパ発の悪材料があふれる中でその余波が新興国まで広がった。

フィナンシャル・タイムズ)は「特に韓国が危険だ」と警告した。

外国人投資家が輸出依存度が高い新興国も信じることができず手を引いているため。

FTは「ヨーロッパ財政危機と米国景気後退で高成長を成し遂げた新興国の通貨価値が急激に下落している」と報道。

今年1月以後米ドル貨幣に対して新興国通貨価値は中国とインドを抜いて下落傾向だ。南アフリカ共和国とトルコ通貨は15%近く逆さまに落ちた。

これは先進国の危機によって新興国の証券市場が打撃を受けるとすぐに短期投資家が投資先を安全資産に移していることを物語る。特にユーロ圏の銀行が金融を緩めないので2008年の金融危機以後、ヨーロッパ金融機関への資金依存度が高い東ヨーロッパ国家は深刻な資金難に追い込まれている。

先進国から抜け出た資金が新興国に流れてきて通貨価値が上がらなければならないが輸出に依存する新興国の経済構造のせいで資金離脱が発生するということだ。

FTは韓国が直面した危険が特に深刻だと指摘した。開放型市場の上に外国人投資家に対する依存度が大きいだけに外部の悪材料に脆弱にならざるをえないと。また、このような新興国通貨劣勢は米国とユーロゾーン危機がどれくらい長くなるかに掛かっていると。

▲補足、感想など

お金は臆病だ…ということだ。

アブナイとなれば、少しでも安全なところを求めて移動する。

それが、現在の日本の円高であり、日本の国債が外国人にも売れている理由であろう。

欧米諸国経済の日本化が進んでいる以上、日本政府が円を売ってドルを購入するという対策ではもうおっつかない状況だということが分かる。

日本は、国債を発行し、そのお金で東日本の復興を進めればいいのだ。

膨大な数の家も建てなければならないし、土木工事も多くしなければなるまい。その金額の数字は、日本のgnp という数字をそのまま押し上げる。(国民新党の亀井さんの概算では、全体で100兆円、期間は7—8年だという。筆者もそんなものだと感じる。ならば、毎年10—15兆円が震災復興にかかる。日本のgnpが約500兆円だから、15兆円で3パーセント程度、経済成長率が上乗せされることになる。欧米諸国の成長率の予想と比較してみるがいい。どれだけ、日本が今、有利な状況にあるかを。

それが日本の経済成長率の数字を押し上げるのだ。

Gnpの数字が拡大すれば、国債の償還も希釈化して楽になる。

国債というものは、日本の国民(あぁ、外国人が7パーセントぐらい買っていたか)が国へ貸した金額だ。国債とは、国民にとって一番安全な金融資産だ。

国の借金が1000兆円を超えて、一人あたり○○だとかいう表現に騙されるな。

国には通貨発行権があるのだ。(いくらでもお札が刷れるということ)

個人の家の借金と混同してはならない。あれは単に財務省による税金を上げてやろうというプロパガンダだ。

いや、話がそれた。

韓国の話だった。

韓国の通貨が下がって輸出には都合がいいのだが、韓国は日本から部品を購入しなければならない。ウォンが下がり、円が上がるという状況のもとでは、日本からの輸入額が一層大きくなり、利幅が更に小さくなっている。

国民生活は、給料の下げなどで、一層苦しくなっている。

このところ、韓国から芸能人が盛んにやってくるのはこのためだ。韓国国内では食べていけないのだ。

また、日本へなんとかかんとか、いいがかりを言っているもこのためだ。

少しでも、日本からお金をむしり取れないか…と画策しているのだ。

もう、Imf も韓国を見放している。いよいよとなれば中国資本がなんとかする形に収まるのではあるまいか。