▲数日、仕事やらなんやらでバタバタし、書き込むことができませんでした。
申し訳ありません。
表題の麻生さんの言い方が気になった。
正論なのだが、どこか「不機嫌な」--そんなニュアンスがある。
アメリカの交渉担当者が、「尖閣諸島を安保条約内だと大統領自らが言ったんだ」だから、その分、日本側が譲歩しろ—とか、日本側を「舐めたような態度」をとったのだろうな。
そんなアメリカの交渉担当者の態度に、麻生さんがカッとなって表題の「言い方」となったものだと、邪推したのだが、どうだろうか。
日本は、なんなら、「机をひっくりかえし、椅子を蹴っ飛ばして交渉から引き上げてもいい」。
そのくらいの気持がなくて、交渉などできるものか。
以下、新聞から抜粋。
麻生太郎副総理兼財務相は会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について、「どのみち11月の(米国の)中間選挙までは答えは出ない。
国内でオバマ大統領が全部まとめきれるほどの力はないだろう」と語った。
甘利明TPP相とフロマン米通商代表部(USTR)代表が大筋合意に達せず、協議を継続することについても、「仮にフロマン氏と甘利氏がまとまったとしても、それが米議会で通る保証もない。継続していくことは極めてまとも
な話だ」と述べた。
▲補足、感想など
交渉は継続—というのが、まぁ、まともな判断であろう。
別に、オバマさんの訪日にあわせなくても良いではないか。
どうも、オバマさんには老練さというか老獪さがないなぁ。
世界を俯瞰したような「大局観」がないのだろうな。
一番の「未熟さ」を感じるのは、中国をどう見るか—という中国観とでもいうべきものだ。
どこに原因があるのだろう。
人口かなぁ。十数億人という人数に目を眩まされるのであろう。
これを「市場」と考えると—という部分で「ふらつく」のだろうな。
そして、そのオバマさんの「ふらつき」が、ケリーさんとか周りにいる人間の「言動のふらつき」として顕在化する。
アーミテージさんの言動など「詭弁」としか言いようがあるまい。
どのような言い方をしようが「詭弁」は、詭弁だ。
日本人からみて、アメリカ政府の「ふらつき方」は、日本人からアメリカというものを、アメリカ政府というものを「あぁ、信用するに足らないな」--とか思わせるのだ。
で。
日本という虎を荒野に放ったのだな—と感じる。
そこで。
日本は、原爆の製造所有・原潜の建造配備などを経て、自分で自分の国を守る—と決断せざるを得なくなる--ということだ。