▲核心はなんだろう。
「安倍さん-プーチンさんの信頼関係」と「アメリカ・オバマ政権のレームダック症状」 とのバランスということなのだろうな。
上の天秤の中で、どのあたりが落とし所か---と安倍さんは思案しているということなのだろう。
それにしても、--と思う。
オバマ政権のレームダックって、ちょいと早すぎないか。
任期は、もう、2年以上あるだろう。
今度の日韓の「いがみあい」に関するアメリカの対応などをみていると、なにも分かっていない—という感じがする。
このあたり、ヒラリー・クリントンさんの「賢さ」と比較すると、どうもなぁ---。
オバマさんっていくつだっけ。
52、3才というところか。
アメリカの大統領って若すぎないか。
アメリカ人の好きな「チェンジ」ってなにさ。
前任者のやっていたaという方法はドンクサク効率が悪い、だからbという私が選んだ方法に変えましょうということか。
多民族国家であるがゆえの、一種の人目を引きつけるための「派手なパフォーマンス」なのだな。
日本で言えば、2009年、民主党がやった「バラマキ作戦」のようなものか。(こんな詐欺同然の手法にひっかかって、日本人はどれだけ痛い目にあったか)
以下、新聞から抜粋。
日本は米国を犠牲にしてまでロシアと協力する気はない。
a元駐日ロシア大使は、「岸田外相がロシア訪問をとりやめた」という記事にコメントし、見解を示している。
岸田外相が4月末に予定されていたロシア訪問を取りやめたと報じた。
これはロシアの対ウクライナ政策をうけて、この国を国際舞台で孤立させようとする米国からの圧力を受けてなされたもの。
a元駐日ロシア大使は、この状況を大げさに捉えぬよう呼びかけている。
「訪露取りやめについては話にも上がっていない。
日本側は今あるコンタクトの日程は岸田外相のモスクワ訪問もプーチン大統領の訪日も含め、すべて温存したい意向をもっていると」
a氏はオバマ大統領の訪日で、米国側は日本にかなり圧力をかけるのではないかと警告している。
だがa氏は、最悪の事態でも岸田外相の訪露はせいぜい1ヶ月ほど延期されるだけにとどまるだろう、
さらに次のように語っている。
「日本側が訪問を取りやめを望んでいないことは確かだ。日本政府の中には合意に達しているコンタクトの日程を維持しようという動きがある。これを支持しているのは政府だけではない。
秋山元防衛事務次官や元軍人、経済界の重鎮らは、二国間の2日間の訪問日程が遵守されることを支持していると。
彼らはあらゆるチャンネルを通し、この考えを日本の指導部に理解させるつもりだと。
もちろん、日本の社会にはG7の立場に連帯する声もある、それでも一方で独自の路線もちゃんと存在している。」
a氏は、万一日本側が岸田外相の訪問を延期した場合、ロシアはこれに理解を示し、冷静な反応をしめすべきだ。
a氏はG7の中でも日本がロシアに対して発動した制裁はたいしたことのないものだったと指摘し、日本がその立場を強硬化させることはないだろうと。
こうしたわけでロシアは、日本が米国の国益のためにロシアとの互恵的協力関係を犠牲にすることのないよう期待している
▲補足、感想など
確かに、日米関係は最も大事だ。
でも、冒頭でふれたように安倍さんとプーチンさんとの間の信頼関係がある。
日本の北方領土問題は、安倍さんとプーチンさんの間でしか解決は難しい。
そのことは、安倍さん、プーチンさんのどちらかが暗殺されるとか失脚すれば、もう、いつのことやら分からなくなる—ということでもあるのだ。
だから、大事にしたい。
オバマさんの任期切れは、2017年1月までだ。
すると、丸3年あるのか。
3年間もオバマさんのレームダック状態が続くのか。
こうしてみると、
オバマさんはちょいと若すぎるのだろうな。
なにか、老獪さのようなものが不足しているような気がする。
このところの対日本の発言などは慎重さに欠けているようだ。
日米関係の大事さは、アメリカからも日本からもその「重要さの意味」を正確に分かっていなければなるまい。
日本は、アメリカに従属している訳ではない。
Tpp
などで、日本に一方的な譲歩を求めても無理だ。
それこそ、椅子を蹴り倒して、交渉は決裂することになろう。