2019年6月4日火曜日

ひきこもりのわが子をどうすれば---か


なぜなのだろう?
 ひきこもりについてのネットでの書き込みをみると、どこか冷淡な感じがする。
 裕福な家庭であるからひきこもれるのだ—てな感覚があるのかもしれないな。
 また、子供に対して過保護な親の場合が多いから、「ロクなしつけもできないで--」てな感覚もあるのだろう。

 このブログでなんどもふれた。
 100人がひきこもったところで、100人全員がひきこもりになる訳ではあるまい。
 数%は当然、通常人に回復する。
 だが。
 こう対応したら、ひきこもりから回復した—というネット上での書き込みが殆どないのだ。

 これでは、子供がひきこもった時、その対応の「方向性」すら見当がつかない。
 引きこもった本人も家族も途方にくれるだけであろう。

 そういえば、事務次官とやらの息子について、近所の人たちは、「息子がいる」ことすら知らなかったとか—言っていたなぁ。
 我が家の「恥」なのか。

 まぁ、恥だろうがどうでもいい。
 それより、こうしたら我が家のこどもがひきこもりから回復した—てな事例を書き込んでほしい。
 そのことが、「社会的な叡智」となって、我が家の恥の数をへらすのに役立つのだ。

 以下、表題の記事から。

 201963
 川崎の児童ら20人が殺傷された事件や元次官が長男を殺害したとされる事件を受け、長くひきこもる子どもと暮らす、老いゆく親に動揺や不安が広がっている。
 専門家は、家族に過重な責任を負わせずSOSを出しやすくするよう、呼びかけている。
 「ひとごととは、思えません」。東京都内に住む母親(71)は一連の事件の報道に、胸を詰まらせる。
 40代の娘は、不登校をきっかけに30年近くひきこもり、ここ5年間は話していない。
 包丁を持ち出して暴れ、自殺を図った時には、怖くて人に話せなかった。
 「娘のことを恥ずかしいと思ってはいけない、隠してはいけないとわかりながら、家の外でいつ何をするかわからないから、そうしてしまう。自己嫌悪で沈んでいます」。

 夫は、向き合うことから逃げていると感じる。自分もうつ状態になり、精神状態を保つのでせいいっぱいだ。「私もいつまでも生きているわけじゃない。先延ばしできないと思いながらも、衰弱してしまって誰かに相談する気になれません」
 東京・巣鴨でひきこもりの当事者と家族を支援するNPO法人「楽の会リーラ」の事務所。川崎の事件以来、週2回の相談電話が鳴りやまない。
 「大声を出して家の外で迷惑をかけるんじゃないか」「世間に対して恥ずかしい」。
 40~50代のひきこもる本人の「川崎の事件で世間の目線が怖くなって家から出られなくなった」の声に混じって、60~70代を中心とした親たちの声が相次ぐ。
 娘が以前ひきこもっていた事務局長の市川乙允さん(72)は、「以前から親の不安は強かったが、川崎の事件で本人の不安定さが増し、親にも伝わっているのかもしれない」。

補足、感想など

 だから。
 なぜ、話が後ろ向きなことばかりになるのだ。

 中村天風さんの「自己暗示」をやってみたら、半年で回復したとか、戸塚ヨットスクールで半年、ヨットの練習をしたら回復した—てな事例がきっとある筈なのだが、そんな話が一向にでてこない。

 そのあたりが、このひきこもり対策を狭小なものにしているという気がしてならない。
 そして、どう対応していいか--なにも分からない親子の「虚を突いて」、単に隔離するだけの悪徳業者が跋扈するのだ。

 なんだっけ、我が子のことで悩める親が、まず、中村天風さんの自己暗示をやってみよ。その効果が分かる。<なんせ、他人が褒めないなら、自分で自分を褒めればいい--という話だ>
 戸塚ヨットスクールについても同じだ。
 自分で確かめてみよ。その効果が分かる。

 上の記事に書込があった。
 全体に冷淡ではあるが、それでもこうしたみたら—という書込があった。
 プラス方向でものを考える「書込」だけを転記したい。

 --ここから--

977: >>23 話そうとしても引きこもり側が逃げるからな。無言で躱そうとしたり寝たふりしたり 酷くなると暴れたりするわけだ、「製造責任」とやらを親に押しつけて、自分が正しくないことがわかってるから後ろめたいんだろうな。でもいつまでも逃げ続けて家族に迷惑を掛けるのは絶対に間違ってる。

341: 引きこもりをみんな中肉中背の見た目普通と誤解してると思うんよね。実際は低身長、肥満体型、虚弱体質など社会に馴染みにくい人が多い

1.向き合うとか言ってる人たちは家族が発狂しまくるような陰惨で絶望的な経験がないんだろうな。そもそも話が通じればこんなことにはならないんだよ。

22.ひきこもりは現象・結果であって、根本の問題はそれぞれ違うから表面上の『ひきこもり状態』でくくったってどうしようもないと思うわ。それぞれ精神疾患なり社会的トラウマなり発達障害なり、一人一人原因は違う。そこを全部見ないふりして引きこもりを止めろと言ったところで何にもならないよ。親は子供が正常で病気なんかじゃないと思いたがるからなおさら解決が遠のくし、問題は引きこもり状態の個人を上手く分類して適切な手当てをできないっていう技術的な部分が大きい。

84.引きこもりと交渉だなんて、韓国や北朝鮮と更埴するようなもんよ。自分の不始末を棚にあげて相手に責任や謝罪を求める自称被害者、要求ばかりする、すぐに激しく恫喝し、時に暴力も振るう。施しを受ける側なのに上から目線で、基本的に約束なんて守らない。まさに...だろ?

92.引きこもりの子供はまず、自分に自信が無い。気が弱い。過去にいじめられた経験がある。打ち解けあう友達がいない。引っ込み思案である。根はやさしい。そういう子供を集めて、合宿させる。まず、規則正しい生活から始める。早寝早起き、ラジオ体操、朝食、勉強、勉強も苦手な科目があれば、それを重点的に指導する。例えば算数でも判らないと小学校1年生から戻って教える。体育でも、走りが遅ければ専門のコーチが優しく丁寧に教える。失敗しても決して叱ってはいけない。まず、基本は褒める。そして笑顔で接する。ゆっくりと自信を持たせる。個人主義は捨て去り、仲間意識を植えつける。そして、困っていれば助けてあげる。そして従来の道徳を身につけさせ、マルクスなどの左翼教育は絶対に教えてはいけない。左翼の奴らが良く言う、どうせ勉強をしても無駄、将来働いても奴隷労働させられるだけ。若い時は自由に遊べ。親や先生の言う事は無視しろ。我々には権利がある。人は人、自分は自分、他人の事は無視をすれば良い。親は子供を養う義務があり、子供は親から養ってもらう権利がある。国は国民を助け、国民はそれを、等しく享受できる。悪いのは国や政治や社会であって、決して自分ではない。

101.自己責任が好きなら成人した時点で家から追い出せというかそういう風にちゃんと幼少期から言い聞かせておけ。それが忍びないと思うならちゃんと子供と向き合え世間体だのかなぐり捨てて親族行政すべてに頼れ。教育が全てではないがどうしてこうなったと嘆く前にやる事をやれ。

172.引きこもりにならないように育てるのが先決だから遅いんじゃないのかね?普通に家のが社会より厳しい要求すれば家にいるより出ていくだろう。甘いから家にいるんだな。
3つ子の魂百までは正しい。小さいころからこき使って(何でもできるように)おくべきだな。家事全般やらせるのは当たり前。自営業なら仕事仕込めばいい。学生なら勉強するのも当然強要すべきだし。年食ってなにもしないなら何もできない。

177.いろんな理由で自尊心ズタズタになって引きこもった場合。とにかくできる軽作業をやらせるんだ。掃除でも料理でも町内パトロールでも。近所のジジババ集めて体操の指南役でもいい。植木屋の下働きでもいい。単純な作業ほどいい。人の役に立ってる実感がないと人間の感情は枯渇するんだよ。定年後に趣味がなくて家の中で粗大ごみ化する男も似たようなものだ。仕事に特化しすぎて生活が空洞化してる人もやばいよ。料理はいい切り口なんだが。定期的にパーティーでも開いて独身サラリーマンに喰わして交流して仕事の口でも探せ。とにかく社会とのつながりを切ってはだめだ。

178.田舎とは限らないけど山林部によくある青少年野外活動センターみたいなのを常に無償で開放して安心してきてもらうよう常に呼びかけるのがいいんじゃね。来てもらえれば交通費や生活費や居住地等の補助なども受けられるようにしてさ。そこから時間をかけて個別に話を聞いてあげる体制が必要なんじゃないかな。大事なのはそれを広報して常に呼びかけ続けることだわ、きちんと目に届くように。

202.挨拶する。掃除する。料理する。食器洗い。風呂掃除。布団を清潔にする。そして感謝と笑顔。
この辺りから始めないと改善は無理。そしてこれだけでも凄く難しい。

 --ここまで--

 通常人として、基本的なルールを守ること。
 特に挨拶、おはようございます。こんにちわ、おやすみなさい、ありがとう が言えれば、ずいぶん、印象が異なる。
 まず、常識人であれということが、大切だと思える。