2011年6月8日水曜日

歴史が評価してくれるだろう・と。管首相。

▲管さんも退陣間近だ。それでも、首相となって1年目を迎えた。

 まぁ、1年毎に首相がコロコロ替わるというのが、日本での慣習になってしまった。

 それでも、外国の人間から、「うらやましい」とかいう感想があるらしい。

 曰く、適任の人間がでるまで、次々トリ替えることができるではないか。ウチでは、もうナン十年も同じ人間だよ・・と。

 なるほど、そう考えれば悪いことではないのかもしれない。

 以下、新聞から抜粋。

 菅直人内閣は8日、発足丸1年を迎えた。

 軌跡を振り返ると中国漁船衝突事件での対中譲歩、ロシア大統領の北方領土訪問、東日本大震災での対応…と失政の連続で、ただ政権に居座り続けた。

 小沢一郎元代表をたたいて 、首相自身にも違法な外国人献金問題が発覚する始末。

 成果を探すのが難しい1年間だった。

 国民との「契約」だったマニフェスト。

 その目玉政策だった子ども手当や 高速道路無料化も今や風前のともしびだ。

 行政の無駄削減による16兆円の財源確保もどこかに置き忘れられた。

 首相が大見えを切った震災対応では、ガレキ撤去や被災者支援の遅れが目立ち、原発事故では初動に失敗したほか、説明も二転三転。

 鳩山由紀夫前首相が大きく損ねた日米関係を、いくらか修復したにすぎない。

 首相が政権浮揚の望みをつないでいた訪米も、9月へと先送り。

 「脱小沢路線」も中途半端だった。

 さらに、「自衛隊は暴力装置」など仙谷官房長官ら閣僚の暴言、失言の数々は政治不信を増幅させた。

 首相は大失態で野党に退陣を要求されても、「歴史が評価する」と「歴史」を持ち出し正当化してきた。
 消費税やTPP、『脱小沢』など同時に追求しようとして結局、達成されたものはない。
 震災対応では官僚機構をうまく使わず、国民の生命と財産を守ることができていない」と総括。

▲補足、感想など

 芸術作品など、そうであろう。

 本人が死んでしまった後に評価される・ということが起こる。

 政治家はどうかなぁ。

 確かに、時間が経過して、数十年がたって、振り返ってみてはじめて意味が分かるという場合もあるなぁ。

 管さんの言行がそうであればいいが。

 このブログでふれているように、管さんの首相である期間ももうすぐ終わりだ。

 それにしても・と思う。

 民主党からでてくる首相達の、上に立つ人間とはとても思えないような言行を生じしめる核心の部分は一体なんなのだろう。

 鳩山さんは、鳩山一郎の孫、鳩山威一郎の息子だ。母親はブリジストン・石橋家の血筋ということになっている。

 管さんは市民活動家の出身だ。

 まぁ、それを言うなら、野党である自民党だって、同じような経歴の持ち主など一杯いる。

 差異は一体なんなのだろう。単なる個人のもつ資質の差ということでもないな。

 結局、政権を担った期間の長さの差そして、そこから生じる人材の蓄積の差というのが大きいのだろうなぁ。

 そして、民主党の議員の中の、韓国系・北朝鮮系の帰化人の多さというものが、中国・韓国・北朝鮮などを相手にした時の政治的判断に影響を及ぼしているということだろう。

 これはアメリカでなされているように、被参政権を与える時、一代目の帰化人(本人が例えば韓国人→日本人に帰化したという意味)を除外するというように法律を変えるべきであろう。

 まぁ、ついでに言うと。

 管さんの経済についての知識の無さ、理解の無さはどうであろうか。

 それは、確かに政治家がすべてのことに専門家であることは不可能だ。

 だからこそ、個人としての「教養」というものが必要なのだ。

 それはまた、鳩山さんにも言えることか。

 ぜひ、「教養の価値」というものを見直してもらいたい。