▲三菱航空機のmrj がぼつぼつ売れているようだ。
アジアからの受注は初めて。
ぜひ、頑張って頂きたい。
三菱の名古屋工場であの名機ゼロ戦が生まれた。
1945年、日本が惨憺たる敗戦で終わった時、日本が航空業界へ進出することができなかった。
また、アメリカの航空業界からもサンザンに邪魔された。
5.6年前かなぁ。
ホンダがジェットに進出してから、空気がガラっと変わった。
先に大戦で、多くの名機を生み出した三菱が進出して、いよいよ日本が航空業界へ足を踏み入れた形となった。
なんとか、1千機ぐらいを売り込んでもらいたいものだ。
以下、新聞から抜粋。
三菱航空機は、香港の航空機リース会社ANIグループホールディングスから、製作中の国産の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)を5機受注した。
受注額は非公表だが、MRJは1機30億~40億円とされる。
2016年までの全機納入を目指す。
MRJの受注は、全日本空輸からの25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスからの100機(確定50機、 オプション50機)に続き、今回で3件目。
ANIから受注したのは90席型のMRJ。
MRJの受注は、全日本空輸からの25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスからの100機(確定50機、 オプション50機)に続き、今回で3件目。
ANIから受注したのは90席型のMRJ。
同社はインドネシアの航空会社を相手に航空機のリースを手がけており、今回の受注機も島嶼部の多い インドネシアでの都市間移動に活用する。
MRJは現在、70席型と90席型の製品化を想定して組み立て作業が進めているが、ANIは「100席クラスができればさらに20機の追加発注を検討する」と。
MRJは現在、70席型と90席型の製品化を想定して組み立て作業が進めているが、ANIは「100席クラスができればさらに20機の追加発注を検討する」と。
▲補足、感想など
エンジンはアメリカのプラット・アンド・ホイットニー社--とのこと。
まぁ、当面は致し方あるまい。
そういえば、ホンダジェットはそろそろ納品しはじめたのかなぁ。
1機4億円くらいだったか。
それでも、ホンダがジェット業界へ進出して、売り出すと発表したその日に、100機くらいの注文が入ったそうな。
それだけ、日本のホンダの製品が信頼されていることだろう。
さて、冒頭の画像が、mrj だ。
あぁ、戦闘機をつくっていた人がいったという言葉を思い出した。ご紹介したい。
--ここから--
美しいものを作れ、は堀内技師の言葉だったか?(筆者注、堀内技師はゼロ戦の設計者)
『美しいものは機能性が高い』…のではなく、『機能性の高いものは自ら美しさを持つ』という意味。
『自分が美しいと思えるもの』には『正しい設計が宿っている』ということ。
七試艦戦の失敗を経て、9試単戦(97式艦戦)、12試艦戦(零戦)と開発していく中で行き着いた結論らしい。
--ここまで--
どうだろうか。
「自ずから美しさをもつ」なんて・・
例えば、日本刀のような・・ 例えば、戦艦大和のような・・ 例えば、ゼロ戦のような・・
う-ん、納得だ。
まさに、ものをつくることの真髄にふれた言葉だろう。
ついでに、名古屋の人に聞いたが、名古屋の中小工場などには随分影響があるらしい。
一機35億円として、100機で3500億円、1000機なら3兆5000億円だ。
なるほど、名古屋人にとっては、トヨタの動向だけでなく、三菱の動向にも注視しなくてはならないのだなぁ。