申し訳ありません。
▲筆者は、韓国ウオッチャーではない。
また、中国ウオッチャーでもない。
ただ、日本という国の経済を考える上で、韓国の動向、中国の動向を見ていない訳にはいかない・・ということだ。
筆者はこのブログを8年くらい書いている訳だが、2007年頃から韓国の経済破綻について、なんども触れてきた。
まぁ、2008年頃の韓国については、まさに薄氷を踏むというものであったと記憶する。
それ以後も、アブナイと言われつつ、なんとか持ちこたえ、新聞ではサムスンがヒュンダイがとか、いかにも好調な表現が新聞などで踊っている。
まぁ、大企業はもしかしてそうなのかもしれない。
しかし、サムスンなどの犠牲となっている大企業以外の国民の苦しさは、いよいよ激しくなっているようだ。
以下、新聞から抜粋。
今年に入って、韓国国民が感じる経済的苦痛は、08年のグローバル金融危機に匹敵し、10年ぶりの 最高レベルに達した。
特に、李明博政府発足後、国民が感じる経済的苦痛の度合いは、盧武鉉政府時代よりさらに悪化している。
天上知らずに高騰する物価や増え続ける失業により、暮らしが厳しくなっている。
統計庁の資料を基に、韓国国民の苦痛指数を算出した結果、今年2月と3月の苦痛指数はそれぞれ9.0と、「ドットコムバブル」の崩壊により、ベンチャー企業が倒産し失業者が急増した01年3月(9.1)以降最高レベルを記録した。
特に、グローバル金融危機が世界を襲う直前の08年7月(9.0)とも同レベルであることがわかった。
苦痛指数とは、国民が肌で感じる経済的生活の質を軽量化するために考案した経済指標で、消費者物価の上昇率や失業率を合計して計算する。
苦痛指数は通貨危機直後の1998年2月から4月にかけての3ヵ月間、15.6を記録し、史上 最高値に達した。
08年2月、苦痛指数は今年5月まで、月平均7.1を記録し、盧武鉉政府時代の平均苦痛指数(6.5)より高いことが分かった。
08年2月、苦痛指数は今年5月まで、月平均7.1を記録し、盧武鉉政府時代の平均苦痛指数(6.5)より高いことが分かった。
問題は、今年の下半期も消費者物価が値上がりを続けると見られる上、景気回復の減速により、失業率も下がりにくいのが現状だ。
政策にしっかり取り組まなければ、金大中政府時代(8.3)の苦痛指数に迫りかねないという懸念が高まっている。
昨年までは、5~7点台と、安定していた苦痛指数が、今年に入って高騰した最大理由は、グローバル インフレの影響を受け、消費者物価上昇率が5ヵ月連続して4%台へと高騰したためだ。
昨年までは、5~7点台と、安定していた苦痛指数が、今年に入って高騰した最大理由は、グローバル インフレの影響を受け、消費者物価上昇率が5ヵ月連続して4%台へと高騰したためだ。
物価が大幅に上昇し、失業率まで2月と3月は4.5%と4.3%と、昨年より高まっている。
LG経済研究院は、「苦痛指数は、国民の経済的苦痛を単純明瞭に示す、数値が高いほど、物価高や失業により生活が厳しいことを意味している」と言い、「国民が感じる経済的苦痛は、グローバル金融危機の時に比べ全くよくなっていない」と主張。
一方、苦痛指数の悪化は、韓国のみの現象ではない。
CNBCなどの外国メディアによると米国の苦痛指数も、5月は12.7と、1983年以降28年ぶりの最高水準を記録。
▲補足、感想など
韓国のことは韓国のこと。
べつに、日本が関与することではない。
いよいよ、どうしょうもなくなったら、韓国は、imf へ駆け込む以外にあるまい。
ここで、少し古いニュースだが、韓国の貧困層の記事があった。ご紹介したい。
--ここから--
我が国の国民所得は1世帯当り2万ドルを越えるが、まだ54万世帯は1ヶ月に稼ぐお金が20万ウォンにも至らない『最極貧層』である事が分かった。
12日、保健福祉家族部が出した『2008年国民基礎生活保障受給者現況』によれば、昨年末現在で基礎生活需給対象である約85万4千世帯(153万人)のうち、62.8%の世帯が所得が無いとか20万ウォン以下であると調査された。
所得の無い世帯は11万世帯であり、0ウォン以上~10万ウォン未満が25万世帯、10万ウォン以上~20万ウォン未満が18万世帯だった。20万ウォン以上~50万ウォン 以下も20万世帯あった。
基礎生活需給対象世帯は、1人の世帯が全体の61.5%、2人(18.8%)、3人(11.8%)、4人(5.6%)、5人以上(2.3%)の順だが、1人世帯の55%(29万)が所得が無かったり 10万ウォン以下だった。
2人世帯は30万ウォン以下が60%(10万)に達した。
--ここまで--
今、1円=13..46ウォン ぐらいだ。
すると、除してみると、 1ウォンは、0.074ウォン ぐらいとなる。
月20万ウォンは、月約15000円 ぐらい・・ということか。
なにか、物価は日本とそう変わらないそうだ。
いかに貧困層が苦しいかが分かる。
これをみると、新聞でみる、サムスンがどうとかヒュンダイがとうとかの華やかなニュースの背景には、韓国という国は、こういう貧困層を抱えているということなのだ。
こういう社会を背景にして、韓流がどうとか、日本で電通の力を借りて売り込む理由があることが理解できるであろう。
韓国の経済は、ダンダン追いこまれている。