でも、管さんが辞職する(目処がたてば)という話を聞いて、これは勇気がないのだな、と感じる。
いや、まぁ、管さんは選挙で、当選するだろう。
しかし、民主党の一年生議員はもう総崩れであろう。
そういう一年生議員からの怨嗟の声に、管さんも耐えられないのだろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。
菅総理大臣は民主党の代議士会で、東日本大震災の復興などに一定のめどがついた段階で辞任する意向を表明。
菅総理は「この大震災に取り組むことが一定のめどがついた段階で、私がやるべき一定の役割を果たせた段階で、若い世代に責任を引き継いでいきたい」と。
これに対して、鳩山前総理大臣は「重大な決意を示された」と 述べたうえで、代議士会直前の会談で、復興基本法の早期成立や追加の補正予算案の早期編成のめどをつけた段階で 菅総理が退陣することで合意したと表明。
▲補足、感想など
内閣不信任案は否決されるだろう。
まぁ、記事の内容を信用するなら、もう数月で管さんが辞任する。
じゃ、その後どうなるんだ?
小沢さんが出てくることもありえないしなぁ。
いっそ、国民新党の亀井さんを担ぎ上げて、首相にして周りを民主党の議員で固めるという手はどうだろう。
亀井さんは国際政治の中でどうこうというのには適さないかもしれないが、建設相とかの経験もあるし、これから大規模な公共工事を東北地方で行わなければならないというタイミングにはぴったしだと思うのだが。
三陸海岸沿いの市町村では、もう至急に都市計画を決めなければならない。
漁民は海の側から離れるのを嫌がる。
じゃどうするんだ?
卑近な例として、奥尻島の漁民達がいる。
津波の後、海沿いに6mだけ地盤を嵩上げ、そこに居住するというところに落ち着いたようだ。
6m? 6mでは次の津波の時には耐えられないだろう。
ここで、宮古市田老地区での住民が協議したという記事があった。まず、ご紹介したい。
--ここから--
宮古市の職住分離の高台集団移転案に「漁業は海沿いに住まないと効率が悪いべ」と、意見が全くまとまらず。
高さ10メートル、総延長2.4km、万里の長城と言われた、岩手県宮古市の旧田老町地区(2005年宮古市と合併)の日本一の防潮堤も、今回あっけなく破壊された。
明治、昭和と、過去二回の大地震でも、計2770人が死に、今回は911人で計3708人死亡。
昭和の大地震後は、海沿いに住むことが禁止の法律も制定され、一度は皆、高台に移った。
しかし、年月と共に高台は面倒と、なし崩しに海沿いに戻り始め再び集落が形成された。
二重の防潮堤の、その間にも家を建てて住むという度胸ぶり。
要は、最後の一住民が死ぬまで、全滅するまで、この海土人の思考は変わらない。
--ここまで--
記事を読んでどう思われたろうか。
記事では、海土人とか書いてあるが、海の恵みを受けて暮らす漁民とはそんなものであろう。
つまり、漁民として暮らすということと、生命を守るようなところに居住することどをどう両立させるのか、そのあたり微妙なバランスを考えなくてはならない。
恐らく、三陸海岸沿いの市町村では、10階を越えるような避難センター兼居住スペースをもつ高層建物を数棟建てるということで、この漁民の要求との調整をする以外にあるまい。
単純に、高いところに住めなんて言ったとここで、田老の漁民のごとく、數年立てば元の黙阿弥だ。
そのあたり、亀井さんの経験ならば、うまくこなせないかなぁと思う。
民主党に人材がいない以上、次をどうするか、という選択の中で考えるべきことではあるまいか。
亀井さんでうまくいけば、1年後の次の選挙でそんなに大敗はしまい。民主党も。