交換した理由は、前pcがもう、6年くらい使っていて、いかにも処理速度が遅いなぁと感じ始めたこともある。
しかし、この交換は様々な影響を及ぼした。その影響の一つが、scsi (スカジーと読む)で接続していた機器が使えなくなったことだ。
その代表的な機器が、カラースキャナーだった。
このスキャナーを、試行錯誤し、usb-scsi変換ケーブルを使って、なんとか利用可能なものにした。
その顛末を記録に残しておきたい。
同じようなことで、苦労されている人になにか参考となれば幸いだ。
◇まず、試行錯誤全体の流れを書きたい。
1.scsi ボードでの接続を諦める。
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2.インターネットで検索していて、usb-scsi変換ケーブルというものがあることをしる。
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3.しかし、昨年ぐらいに usb-scsi ケーブルというものの製造が中止されたとのこと。
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4.そのまま、数月放置。
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5.yahoo のオークションに、このusb-scsi変換ケーブルが出品されていて、これを落札する。
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6.ケーブルが到着後、変換ケーブルとスキャナーのドライバーをインストールして、接続に成功。
◇流れとしては、上記のようなことである。
一番、ひっかかったのは、各ドライバーのインストールの部分である。
少し、この部分を詳細に記録しておきたい。
1.スキャナーについては、もう、かなり古いもので、取り扱い説明書もどこかへいった。
→インターネットで検索してみると、取り扱い説明書がpdf で載せてあり、これを読んで、接続場所などを再確認する。
2.driver をインストールする場合に、順番があること、また、インストールする段階ではスキャナーのスイッチをきっておくこと。
→まず、usb-scsi変換ケーブルのdriver をインストールし確認する。次に、スキャナーのdriverをインストールするという順番を守ること。
なお、オークションで落札したケーブルは、本体のみだった。
変換ケーブルのメーカーのサイトから、driver をダウンロードして、使用した。(メーカーは、もう製造は中止しているが、サイトでdriver をdl することができる)
3.変換ケーブルのdriver 、次にスキャナーのdriver のインストールと、順番さえ守れば、さほど、問題なくできるようだ。このあたり、大事なポイントのようだ。
4.なお、スキャナーはpcのスイッチをいれる前にスイッチを入れていないと、pc側は認識しない。
最後に、スキャナーのスイッチを入れた後、pcを立ち上げる → 成功 となる。
5.なお、usb の接続では、scsi の接続より、時間当たり送れる情報量が少ないようだ。
そのため、大きなカラーの画像は苦しそうに動く。まぁ、このあたり、適宜、判断する必要がありそうだ。
◇最後に。
文でまとめると、なにか簡単にできた・という感じとなるが、実際には文字通り、試行錯誤している。
それでも、感じたのはインターネットの便利さだ。
スキャナーの機種名をいれて、検索してみると、様々なトラブルにあった時の対応例とかが載っている。
また、自分のところではどこにあるのかさえ分からない、取り扱い説明書もup してある。
ここにきて、「相互に教えあう社会」というようなものになったのかもしれない。
インターネットがなく、自分だけで試行錯誤していれば、もっともっと時間もかかり、もう、面倒くさいとあきらめたかもしれない。
ともあれ、教えてもらいながら、古めかしい機器を使用できるところまできた。
インターネット上で教えて頂いた様々な方々に感謝申し上げたい。
追記1
このusb-scsi変換ケーブルで接続しての利用は、かなり不安定だ。
スキャナーのメーカーに問い合わせると、変換ケーブルでの安定的な利用は保証していないとのこと。
なるほど、こちら側がそれなりの工夫をして使い勝手を上げていくしかない。
追記2
使ってみると、ドライバーをインストールしても、スキャナーをpc側から認識していないように見える。
scsi と同じで、pcの電源をいれる前にスキャナーを立ち上げることが必要で、それでpcはスキャナーを認識する。
usb なのに…と思うが、上のような仕様になっている。
追記3
スキャナーのドライバーについては、結局、インターネットからのdlしたものを諦め、当初、製品に付属したものに戻した。→このドライバーが最も安定して使えるものだった。
年初めにpcを交換し、このusb-scsi変換ケーブルを利用してスキャナーを安定的に利用できるまでに、ほぼ10月くらいかかったか。
グーグルにはお世話になった。感謝申し上げたい。