空母建造をニュースで流すと、中国国民からでた言葉が表題だ。
う-ん、なんというかなぁ。
この言葉を聞いて、筆者は奇妙な感じを受けた。
中国の国民というものは、例えば、アメリカとか西欧諸国などへ「根深い劣等感」のようなものを心の奥底にいだいているのだなぁ-と。
中国の外務省(こんな言い方だっけ)の報道官の他国への高飛車な、高慢な言い方は、こういう西欧諸国、アメリカへの劣等感の裏返しにあるものなのだな。
筆者は、このブログで中国という国はイギリスの産業革命に200年遅れて出発した国だ・・・と。そして、なぜ自分たちが遅れるのか分からない国なのだと指摘していた。
いや、いや、中国人は、その事実となぜ自分たちが欧米諸国に・日本にいつも遅れをとるのか・・・よく知っているのだな。
しかし、それを意地でも口には出せない。いつもは他国へ高飛車な態度をとり続ける。
ところが、こういう空母の建造とかのニュースを聞くと、日頃、口に出せない「欧米列強国への根深い劣等感」がしらずしらず露呈してしまうということか。
以下、新聞から抜粋。
中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長が、中国初の空母について「建造中、まだ完成していない」と述べた。
中国の軍高官が空母建造を認めた発言を受け、国内のサイトは大興奮。
「列強にいじめられた時代はこれで完全に歴史となった」「頑張れ!世界の新覇者」と殺到。
「軍事縦横」に寄せられた書き込みに、「南シナ海や東シナ海の領土問題で周辺国との対立が高まっているなか、 中国は漁民と海洋権益を守るために、空母が絶対に必要だ」と主張。
空母がなければ近代戦争に参加する資格すらない」として、空母建設の必要性を強調。
「アメリカや日本は第二次世界大戦の時にすでに空母を持っていたのに中国は70年も遅れた」と、
中国は、大連造船所でウクライナから購入した旧ソ連軍の空母「ワリャーグ」の改修工事が継続されており、今秋に完成し、 訓練用艦として導入される。
一方、「ワリャーグ」の技術を参考に上海造船所などで純国産の空母も建造中。
陳総参謀長の発言はどの空母を指しているか判断できないが、インターネットでは純中国国産の方だと理解。
「独自の技術を生かして、欧米や日本が想像もできないような最先端空母を作ってほしい」と期待を膨らませている。
赤壁の戦いで魏の曹操の大軍を破った将軍「周瑜」や、「毛沢東」の名前をつけるべきの主張も多い。
軍備増強の必要性は考えられない」 「空母建設よりも教育、福祉、環境など税金を投入しなければならない分野はたくさんあるのに」といった声もあるが、極めて少数
▲補足、感想など
まぁ、分かっていることだが、中国人は素直ではないなぁ。(素直、正直、謙虚…ということが、新しいことを学ぶときの最低限の必要条件であろうに)
こうアメリカ人のような、単純さといったら失礼だが、プラグマチズムというような実用主義というものと遠い民族だということが分かる。
自分の弱さ、不得手な部分を率直に認めて、じゃ、その部分をどう補って、行動すればいいか・・・という方向ではものが考えられない。
アメリカ、西欧諸国、日本等へ「根深い劣等感」のようなもの思っているが、それを口に出す・表現するということが自分達のメンツというか、体面を汚すと考えるわけか。(恐らく、ややこしいことにこの部分に、中華思想というものが裏打ちされているのだろう)
悪くいえば、”弱い犬ほどよく吠える””虚勢をはる”ということなのだろう。
(いや、ついでに言えば、記事にある空母の建造など、虚勢をはることの最たるものであろう。
折角、人民元を安く押さえて、外貨を稼いだのだ。それをまず、子供達の教育へ、環境汚染の対策へ、植林の拡大へと使うことを考えないのか。空母の建造だの虚勢をはらず、内政をキッチリやれば、バブル崩壊だのと外から騒がれないのだ。)
こういう民族が本当に「科学」を理解しているのか。いや、本当にものを「科学的」に考えることができるのか。
ものを「科学的」に考えることのできない国で、技術が確立し、工業がなりたつのか。
ついでに「大学教育」が可能なのか。(この部分こそ、中国大陸からノーベル賞の受賞者がでてこない最大の理由があるものと思える)
もし、中国が「工業国家」だという見方があるなら、それはおかしいだろう。
まぁ、もうすぐ(タイミングは分からないが)バブルが崩壊するだろう。
このブログで触れているように、バブルの崩壊というものが具体的にどのような形になるのか、見当もつかない。
(強いていえば、中国のバブルの核心は銀行への過剰融資だ。だから、まず、銀行が破綻する筈だと思うのだが。ついでのついでに、中国人が日本で使用する聯銀カードだが、あれは即時引き落としらしい。<通常のvisaのようなカードではないという意味>まぁ、中国人に対応したカードではある)
でも混乱が生じることには間違いはあるまい。
そして、その混乱の向こうにあるのは、この科学的にものを考えることのできない民族にとって、健全な社会ではあるまい・と予測がつく。