▲オバマさんは、アメリカ国民の雇用が欲しいのだ。
そのためには、中国からの安い製品の輸入を制限し、アメリカ国内で製造させるしかない…と判断している。
つまり、第2次産業の再生ということを考えているのだ。
まっとうな判断であり、まっとうな考え方であろうと思える。
金融業を主として食っていこう…という考え方が、いかにもユダヤ人的であり、汚れ仕事を嫌う上流階級好みの発想に沿うものであったのだろう。
なんというかなぁ。
どこか頭でっかちだと思わないか。白人でかつ上流階級に暮らす人間達は。
思想としても、人間としても歪んでいると感じないか。
その歪みが顕在化してものが、2008年までのサブプライムローンの問題であり、リーマンショックであったのだろう。
この製造業を復活させようという動きは、アメリカが正常化しようとする動きの一断面なのだろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。
中国の通貨人民元をめぐる対中制裁発動に向けた法案が米議会上院で可決したことについて、中国商務省は12日、同法案は「世界貿易機関(WTO)のルールに違反しており、断固反対する」との声明を発表し、反発した。
談話は「世界経済が危機に直面している重要なときに、米国は保護主義をエスカレートさせる誤ったメッセージを送っている」と非難。
同法案が成立すれば「両国の経済貿易関係は大きく損なわれるだろう」と警告した。
▲補足、感想など
危機に直面しているのは日本以外のどこでもだ。
(このあたり不思議なだなぁ。失われたナントカ年とか言われ、バブル崩壊以後、サンザン欧米諸国の高官達に<アホあつかい>されたが、米の金融商品の被害を受けず、地道に稼ぐことで、安定した国家運営ができているのだ。今、日本の危機とか大声でさけぶ人間は<中国か韓国の工作員>とみて間違いあるまい)
冒頭でふれたように、米国内の失業率は10パーセント近くだったと記憶する。
貧乏人が金持ちをやっかみ、ウォール街でデモをしているようだ。
無理もないといえば、そうだけど、アメリカ人って直接的ではあるなぁ。
そんなことで、安価な中国製品の輸入を抑制するという方法が、一番効果的だと判断していのだろう。
オバマさんとすれば、來年が選挙か。だから、一層雇用を増やすことが求められている。
対して、中国はいかにも中国人らしく、尊大にもっともらしい理屈をこねて、自分達の「成功の法則」の根本のところが崩されるということに反発している。
しかしなぁ。
アメリカのGNP は、中国の3倍強だ。
いまのところ、アメリカへ太刀打ちはできまい。アメリカの決断を阻止することはできまい。
アメリカの制裁法案は、成立する方向で動こう。
結果として、中国からのアメリカ向けの輸出は減少し、こんどこそ、中国のバブル崩壊が加速していこう。
えっと、胡錦濤主席はいつまでだっけ。もう2年くらいだったか。
次期国家主席である習近平氏へ禅譲するまで、バブル崩壊を抑止できるかなぁ。微妙なところではないのか。