▲花王という会社もここまで来たか…と思う。
この花王の尾崎さんという社長も、今期末で辞めるつもりなのだろう。だからこそ、姑息というか一時しのぎの対応をして、後のことは知らないよ…という考えなのだ。
この人は、花王という会社の未来を考えているのではない。
要するに、自分の今期の任期—この12月末までなんとか売上が極端に減少しないことを考えているのだ。自分自身の保身を考えているだけだ。
ヤレヤレ。
一体、誰なんだ? 花王の社長にこの人を選んだのは?
以下、新聞から抜粋。
花王(4452)の尾崎元規社長は25日、タイ洪水について「工場には影響はないが、現地の小売業の流通センターが被害を受けている」と語り、現地物流網の被災による販売減などの可能性があるとの認識を示した。
業績への影響については「もう少し経過を見て判断する」と述べるにとどめた。
テレビ局のスポンサー契約にからみ、一部消費者の間で同社製品の不買運動が起きていることについては「影響は一切ない。基本的に業績に影響が出るような問題ではないと認識している」と話した。
▲補足、感想など
花王の7-9月期の決算がでた。
前年に比して1300億円くらいの売上減だったか。
なにか、在庫というかストックの金額が随分多いようだった。
小売店舗で売れない商品をどこかにストックしているのだろうなぁ。
もしかして、冬のボーナスは、花王の社員は洗剤などの現物支給だったりして…。
10-12月は、お歳暮としてどれだけ売れるか…というのが大きなハードルとなろう。
花王の製品に対する不買運動は激しくなる一方だ。
花王の消費者をバカにしたような態度が、最大の顧客である主婦層の運動を加熱させ、火に油を注ぐような形となっている。
もはや、尾崎さんが辞任すれば収まるというようなものではない。
恐らく、花王の10-12月の決算は、もっと惨めな、売上減も隠しようもないものとなろう。
逆に言えば、上のようなことが分かっているからこそ、尾崎さんは記事のような発言をしているのだ。要するに、來年の株主総会前には自分は辞任するつもりなのだろう。
後のことは、すべて次の社長が負えばいい…ということか。
当然、こういう組織を支えた部下・社員達も同じように、責められるであろうが、それは自己責任だ。
不買運動というものは、大体3月で影響がではじめるのだとか。
半年もされれば、情弱の人も含めて誰の目にも明らかになろう。