2012年3月25日日曜日

維新の会、300人擁立、200人の議席獲得か。

▲次の衆議院選の行方が一層分からなくなった。

 橋下さんが率いる維新の会は、200議席を狙うのだとか。

 むむ、もしかして—と考えるところで、もう、橋下さんの術中にはまり込んでいるのだろうなあ。

 以下、新聞から抜粋。

 橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会は、全国から二千人を超える受講生を集め「維新政治塾」を発足、大阪市内で開講式を開いた。

 あいさつで橋下氏は「今の日本は危機的な状況だ。国の形を本気で変えるため、大勝負しないといけない」と述べ衆院解散に備える考えを示した。

 政治塾は次期衆院選を見据えた候補者養成機関の位置付けで、国政進出に向け本格的な一歩を踏み出した。

 既成政党不信の受け皿になりつつある維新の会に対し、各党とも警戒感を強めるのは必至。

 選挙協力を視野に入れた連携の模索や、政策的な対立など駆け引きが一層激化しそうだ。

 橋下氏は、衆院解散時期をにらみながら最終的に四百人程度の「塾生」を選抜。

 「三百人擁立、二百議席獲得」を目標に掲げる意向だ。

▲補足、感想など

 次期、衆議院選で民主党が大敗することは確実だ。

 民主党の一年生議員なぞ、ついでにルーピー鳩山さんまで殆ど落選することは確実だろう。

 その開いた議席をどこが埋めるのか。

 自民党は、谷垣さんではまず勝てない。また、民主党との話し合い解散ということもありえない。

 <まぁ、ついでながら、中国のバブル崩壊は、ハードランディング以外にありえない—ということに似ている。欲望と欲望がぶっつかったとき、話し合いで解決するわけがあるまい>

 いや、話がとんでもないところへ。

 要するに民主党の大敗によって、200ぐらいのぽっかり開いた穴ができるということだ。

 その穴を維新の会で埋めようというのが橋下さんの目論見だ。

 可能性はないとも言えない。

 この小選挙区制は、過激に右に左に振れる。小選挙区制のもつ特徴と言えそうだ。

 3年前の衆議員選をみていたらよく分かるはずだ。

 民主党という政党は自分達の脆弱性がよく分かっている。

 消費税がどうのこうの—なんて、ましてや、「命をかける」など、大時代な陳腐なセリフを言って、国民の心に届くと思うのか。

 これは、自民党では「谷垣おろし」が、民主党では、「本当に消費税をあげるかどうか」という論議が一層激しくなるなぁ。