▲亀井さんって、実力のある人なのだがなぁ。
どこかどんでもない思い違いをする人なんだよね。
この人、郵政問題の時、小泉さんが衆議院の解散を決断する—と予測・判断できなかった。
郵政問題で反対すれば、小泉さんが辞任するだろうと予想して祝杯をあげたのだっけ。
自分を基準として他者を判断するものだから、どこか、トンチンカンな判断となる。
今、橋下さんを先頭にして、政治家の働き場所というものが変化している。
その部分を亀井さんは理解していないようだ。
亀井さんが大言壮語するほと、新党の結成がうまくいくとも思えない。
石原、亀井—とか、1970年代の青嵐会の時代とは違うのだぞ。
以下、新聞から抜粋。
、自民党が「話し合い解散」を条件に賛成するなんてあり得ない、 消費増税に賛成して選挙したら負けるのが目に見えているんだから。
民主党内の反増税派も どんどん増えている。
この前、岡田(克也)副総理が来たから、「法案を提出したら野田(佳彦首相)と地獄に落ちるぞ。
同行2人で死出の旅に出るんだな」っていってやった。
去年(10~11月)の為替介入で安住財務相が 10兆円をドブに捨てただろ。
消費税5%分なんてその程度だよ。
そのために庶民を苦しめるなんて、 小泉政権以上の弱者切り捨てだ。
民主党の幹部たちは真面目だけど、間違った理論に囚われて 突っ走っている。
「連合赤軍」と同じなんだ。
財務省に騙されてるんだよ。
俺は勝に面と向かって、「幕末の勝は国を救ったが、 平成の勝は国を滅ぼす」といったんだ。
昨日(3月13日)は総理と会ったからいったんだよ。
「あんたな、桜の咲く頃には永田町の景色は ガラッと変わるぞ」と。
新党ができるからさ。
「そうしたら民主党からもこっちに来るぞ。 ポン引きなんてする必要ない」といったら、黙って酒を飲んでいたな。
大阪の橋下、愛知の大村、東京の石原と、地方の力が確実に国政を変えつつある。
そこに中央の 我々が加わるんだ。
もちろん、小沢一郎も国家にとって必要な人材だ。
秋までには確実に選挙になるが、民主は100議席そこそこ、自民も140~150にしかならないだろう。
俺の構想する新勢力は、それ以上は取る。
そうしたら第一党だから、新党の党首が次の総理と いうことになるだろう。
▲補足、感想など
橋下さんが、橋下版船中八策—を出して以来、政治家というものの意味合いが変わったようだ。
マニフェストなどというなにか「ゆびきりげんまん」遊びが意味をなさなくなった。
消費税をなんとか%にあげる—などという議論さえ、古めかしくなった。
これからは、「新構想」を提示できるかどうか—で競いあう時代だ。
そういえば、大阪市長選の前に、平松さんが橋下さんとの討論会を拒否した—ということがあった。
これなど、上の意味を考えればよく分かるではないか。
橋下さんには、「大阪都」構想なる武器があった。対して、平松さんにはこれに対抗できる「武器」をもっていなかったためだろう。
こう考えたとき、亀井さんの武器はなんなのか。
亀井さん、石原さんに、新しい日本を切り開くための「新構想」を国民に対して提示できるのか。
記事にある大言壮語を裏打ちする「新構想」がなければ、国民は支持はしない。<ぜひ、亀井版船中八策を提示してもらいたいものだ>
なんとかフェストなる「子供だまし」では、新党などできはしない。