▲橋下大阪市長のコメントは、なかなかだ。
この人の賢さ・聡明さを表している。
維新の会というものが、今後どうなるかは分からないが、そこそこの人気を得続けるような気がする。
比較するのもなんだが、国民新党の亀井さんも、このくらいのコメントが言えたら、もっと人気がでるのだがなぁ。
本当の実力がありながら、コメントに切れがない---損な政治家ではある。
以下、新聞から抜粋。
バブルですよ。完全にバブル」。
橋下徹大阪市長は5日、報道機関の世論調査で自身が率いる地域政党「大阪維新の会」の国政進出に支持が集まっていることについて問われ、こう答えた。
日本経済新聞社とテレビ東京が2月17~19日に共同で実施した世論調査では、維新が次期衆院選 での国政進出に意欲を示していることに、58%が「期待する」と回答。30代で77%、40代で65%を 占めるなど、特に現役世代からの人気が高い。
このほか、新聞やテレビ各社による2月~3月の調査をみても、維新の国政進出に期待する声が 軒並み6割を超える。
こうした数字を、橋下市長は「バブル」と表現。
維新が主催する「維新政治塾」に集まった 約2260人の“候補者”らとともに、国政への準備を進めつつも、「維新として(国政に)誰を擁立 するとか、まったく決まってないわけですからね」とかわしてみせる。
民放関係者によると、橋下市長は、知事時代からテレビ出演すると視聴率が上がるといい、 いわゆる「数字の取れる出演者」だ。
週末の3日、4日も相次いでテレビ出演。民主党や自民党の 関係者と議論を交わした。
数字だけでは測れない政治の世界。
橋下市長は「(世論調査の数字は)気にしてますよ。
ただ世論調査で示された民意に対しては、付かず離れず、でないといけないですね。
民意に 擦り寄ると離れていくもの。離れすぎても離れていくばかりですし」と打ち明けた。
選挙での大量得票を背景に「民意」を口にしてきた橋下市長。
高まる世論の期待感には、 慎重な分析をしてみせた。
▲補足、感想など
今の時点でこれだけのコメントが言えるか—と筆者は感じた。
この人、冷静だなぁ。
この冷静さの根底になにがあるのかなぁ。
この人自身が賢いということも当然だが、この人を取り巻く周辺の人が優秀なのだろう。(そうか北野高校閥というものがついていたなぁ)
先日、前神奈川県知事の松沢さんの行動について、筆者は非難したが、これは松沢さんの周辺に禄な人間がついていない—ということを意味していよう。
確かに、世論というか、人の支持・不支持なんてあっという間に方向が変わる。
その方向の変化が、選挙に如実に表れる。
世間の声を過大に感じては、方向を見失う。かといって、無視すれば見捨てられる。
橋下さんには余程優れた相談者がいるのだろう。
今、名古屋の河村さんが、追いつめられているようだ。
おかしいことをおかしい—といってなにが悪い。河村さんの周辺にいる人は、もっと河村さんを支えてあげるべきだ。