2012年6月25日月曜日

スパコンというものをどうとらえるか。


▲日本のスパコン「京」が、アメリカのibmのスパコンにかなりの差をつけられて追いぬかれてしまった。
 まぁ、スパコンというのは、未来を切り開くための「武器」だ。
 まともな武器もなしに戦えるかといえば、スパコンのもつ意味が理解できそうだ。
 まず、日本の「京」が追いぬかれたという記事を抜粋してみよう。
 以下。

 世界最高性能を誇っていた理化学研究所と富士通のスーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)が、六月時点の最新の世界ランキングで、米国のスパコンに抜かれ二位に転落した。
計算速度を比べる専門 家のプロジェクト「TOP500」が十八日、発表した。
 京は昨年六、十一月に発表された前回までのランキングで二回連続して首位だった。
 最新のランキングでは、京の計算速度は前回と同じ毎秒一京五百十兆回(京は兆の一万倍)。
一位と なった米エネルギー省などの「セコイア」は、同一京六千三百二十四兆回で大きく引き離された。
三、四位 には米国とドイツのスパコンが新たにランク入りし、前回二位の中国の「天河1A」は五位に後退した。
 京は、世界で初めて毎秒一京回を超える計算速度を達成したスパコン。
二〇〇九年の政府の事業 仕分けで、蓮舫参院議員から「二位じゃ駄目なんでしょうか」と問題視され話題になった。
 六月末に完成し、九月末から本格運用を始める予定で、京クラスのスパコンの運用は世界初となる。
 理化学研究所の野依良治理事長は「先行する優位性を生かして、産業界にも活用してもらい、貴重な 成果を創出してほしい」とのコメントを発表した。
 <スパコン「京」> 2006年に政府の主導で開発が始まった次世代スーパーコンピューター。
ことし6月末に 完成、9月末から本格運用を予定する。
約100個の中央演算処理装置(CPU)が入った冷蔵庫大の計算 機864台で構成され、計算速度は毎秒1京回(京は兆の1万倍)を超える。
開発費は約1110億円。

と追いぬかれたので、追い抜こうという計画が以下。

★:2012/06/25()
富士通の株主総会が開かれ、山本正已社長は理化学研究所と共同開発し、世界最速の座に就いたスーパーコンピューター「京」の後継機となる新しいスパコンの開発を開始していることを明らかにした。
京は1120億円かけて開発され、スパコンの性能ランキングで昨年6月と11月に2期連続で首位を記録したが、 今年6月には米IBM製のスパコンに抜かれ、2位に転落。
米中との開発競争が激しくなっている。
山本社長は「富士通は技術の会社だ。

世界一を目指すところに様々な技術が付いてくる」とスパコン開発の意義を説明、 「近日中に世界一を取り戻したい」と意欲を示した。
新型スパコンの完成時期や性能などについては明言を避けた。


▲補足、感想など
 先の大戦前の、戦艦を建造する競争に似ているなぁ。
 理屈は一緒だろう。
 どれだけ優れた武器をもっているかが、世界へ向けて覇権を競う切り札だったのだ。
 上の記事を読んでいると、ドイツが出てきたなぁ。
 日---独 という争いとなっているようだ。
 どうも、nec がもたもたしはじめたな。
 これからはスパコンは、富士通頼みかなぁ。