▲アマゾンが、大きめのコンビニのようなものを計画している。
特に、目を引くのがレジを省略という部分だ。
店員として最小3人もいれば、店舗を運営できるという。
それで利益率を20%も可能という。
まず、新聞から抜粋。
コンビニ型だけじゃない、大きめスーパーも10人以下で回せると。
レジのない食料品店「Amazon
Go」は、今年米国シアトルに出店予定です。
まだベータテスト中ですが、昨年12月にamazonが公開した動画を見ると、品ぞろえはサンドイッチや飲み物などが中心で、コンビニのような感じです。
New
York Postの報道によると、Amazonの構想はコンビニだけじゃなく、もっと大規模なスーパー型店舗にまで広がっている。
それも2,000店舗も。またそれらAmazonスーパーは、ロボットを駆使することで人手を極限まで減らそうとしています。
スーパー型店舗を最小3人で運営
Amazonでは床面積1万—4万平方フィート(約930--3700平方メートル)のスーパー型の店舗を全米に展開するアイデアを練っている。
しかもそのスーパーの運営にかかる人数は、最少たった3人、多くても10人しか必要ない。
平均的なAmazonのスーパー型店舗運営に必要な人数は6人だそうで、内訳は以下のようになっています。
1人のマネジャーの仕事は、ユーザーを食料品買い物サービス「Amazon
Fresh」に登録することなど。もう1人の従業員は棚の補充、その他の2人は「ドライブスルー」ウィンドウを担当し、ファストフードのように食料品をピックアップしにくるユーザー対応にあたる。
残る2人は、上階で作業してロボットによる商品の袋詰めを補助する。その袋は小型エレベーターでユーザーの元へと降りていく。
2階建て店舗で品揃えも拡充
上記のように、Amazonのスーパー型店舗は2階建てで、1階は来店客が普通に歩き回って商品を手に取れるスペース、2階はロボットが棚から商品を集めるスペースとなるようです。
こうすることで、1階の品揃えは4,000アイテムほどであるのに対し、2階は1万5000--2万アイテムほどをぎっしり並べておくことができます。
日常生活に必要なものが大体そろう棚の間をロボットが行き交って、プチAmazon倉庫のようなイメージ。
また一部の店舗では、利益率の高い薬局も運営するかもしれないとのことです。
ちなみに日本のコンビニのアイテム数と比較すると、セブンイレブンの1店舗あたりのアイテム数は2,900点ほど。
こうしてAmazonはロボットを駆使して、人件費抑制と品揃え拡充を両立することで、営業利益率20%以上を見込んでいる。
ちなみに米国の一般的なスーパーでは、年間売上200万ドル(約2億2000万円)の規模で平均89人の人を雇っているので、営業利益率は1.7%というぎりぎりの経営になってしまうので、いろいろとケタ違いです。
▲補足、感想など
動画を見ると、レジがないのでなにか不安に感ずる。
でも、この部分を省略できなければ、記事のようなことは夢のまた夢であろう。
恐らく、日本のコンビニを研究して、その弱点のようなものを見つけたのだろう。
で。
レジの省略、2階建てにして二階を倉庫としてアイテム数を増やす—という方向で利益率を高めるとしたものだろうな。
レジはともかくとして、2階建てにする—なんて、セブンイレブンあたりがとっくの昔に思いついていいアイデアだと感じる。
まぁ、アマゾンのやりかたが成功するかどうかは分からない。
このアマゾンのやり方が、日本のコンビニ業界へ影響を及ぼすことは必至だな。