▲いや、中国人が自分でなんたら言っても、全く信用がないだろう。
先日、日本の副総理である麻生さんに「中国経済はもうすぐダメになる」と言われたばかりではないか。
他国から「ダメになる」といわれると、すぐさま「いいや、オレのところの経済成長ペースは世界一」とやらか。
英国の産業革命に200年も遅れる「大ノロマ民族」。欲望に支配される「資本主義」に対応するだけの「頭脳」の存在しない民族。
いや、いや、大変だなぁ。
以下、新聞から抜粋。
中国の経済発展はペースが速く、質も備わっている。
国家発展改革委員会の趙辰■(日へんに斤)報道官は、「中国の経済成長ペースは世界一か」、「中国は経済発展ペースを引き上げるために発展の質を犠牲にしているのでは」といった疑問に対し、「中国の2016年の経済成長率は世界の主要エコノミーの中で1番だった。多くの人はこのデータにしか注目しないが、実はより強調されるべき点は、中国の経済運営は合理的な範囲にあると同時に、発展の質や効率が向上を続けているという点だ」と述べた。
趙報道官は続けて、「具体的に言うと、中国の経済構造は最適化が進んでいる。
16年の経済成長に対する最終消費支出の貢献度は64.6%だった。戦略的新興産業とハイテク製造業の発展が好調だ。サービス業の牽引役、帯同役としての役割も強まっている」と述べた。
趙報道官は、「このほか、供給側構造改革が力強く秩序をもって進められている。市場主体の活力がさらにかき立てられている。大衆による起業・イノベーションが勃興し発展している。1日あたりの平均企業設立数は1万5000社に達し、15年に比べて3000社増え、企業生存率は70%前後の水準を保っている」と説明した。
外資導入に関しては、「08年以降、中国の外資導入規模は世界3位を保ち続けている。国連貿易開発会議(UNCTAD)がまとめた最新の報告書によれば、16年には世界の対外投資規模が同13%減少する中で、中国の外資導入額は流れに逆らって同2.3%増加して1390億ドルに達し、過去最高を更新した」という。
また趙報道官は、「今年、中国は複数の措置を同時に採用して外資系企業の製造業への投資を奨励する。
第一に外資系企業と国内市場企業が等しく『メード・イン・チャイナ2025』戦略の政策措置を適用されることを明確にする。第二に製造業の開放を推し進める。第三に地方政府の企業誘致と資本導入をめぐる優遇政策では製造業プロジェクトを重点的に支援する。第四に奨励型に分類される外資による工業投資プロジェクトに対して優先的な土地の供給を行うとともに、土地価格についての優遇措置を引き続き実施する」と述べた。
趙報道官は営業環境について、「中央政府は起業家精神の喚起と保護に関する意見を審議し、企業家の合法的な権利を保護する法治の環境作りをし、企業家の財産の保護を強化する方針」であることを明らかにした。
▲補足、感想など
いや、能書きはいいさ。
このブログで繰り返しふれていた。
経済の根底にあるのは、「信用」と「合理性」だと。
中国という国家は、この数十年、自分自身の手で、信用と合理性を毀損しつづけてきた。
国家として、信用と合理性を他国から疑われれば、資本は当然、逃げ出していくし、また、さらなる投資をしようということも少なくなる。
他国からの信用を失い、合理性を疑われて、経済が上掲の記事のごとく、成長するわけがあるまい。
なにもかも、自業自得というものであろう。
中国という国から、資本が逃げ出し、それに従い、通貨である人民元が暴落しているのであろう。<一説によると、中国の実質的な経済成長率は3%から4%程度らしい。
その程度の経済成長率では、西欧諸国の金融機関から、借り換えをするだけの信用が得られない----つまり、即デフォルトするために、無理やり経済成長率を7%近くを中国は主張しているようだ。>
その程度の経済成長率では、西欧諸国の金融機関から、借り換えをするだけの信用が得られない----つまり、即デフォルトするために、無理やり経済成長率を7%近くを中国は主張しているようだ。>
その暴落をごまかすために外貨準備を取り崩し、人民元の相場維持に必死となっている。
そのあたりを、日本の麻生さんに指摘されてしまったのだ。
また、自国の破綻が近いことをごまかすために、上掲のような「ハッタリ・ごまかし」記事をお手盛りで出さざるを得なくなるのだ。
冒頭でふれた。
中国という国家は、英国の産業革命に200年も遅れる「大ノロマ」民族だと。
1980年代以降の改革開放政策後であっても、「ノロマ」ということに変化はない。
共産党独裁という仕組みが、「ノロマ」であることを中国人に強要しているということだろう。
最後に、麻生さんの謂(いい)を繰り返そうか。
「中国経済は、もうすぐ、ダメになる」と。