▲どこらに核心があるのかなぁ。
格闘技の内、日本の相撲は世界の中では最高の収入が得られるものだという。
日本人が、長い間、工夫して、「見せる格闘技」「大衆に支持される格闘技」というものをこしらえたということだろうな。
でなければ、力士に「格闘技中、最高の収入」を得るものになる訳があるまい。
逆にいえば、日本人から支持され続け・愛され続けなければ、「相撲に未来」はないのだ。
だからこそ、力士の振る舞いに品格というか品位のようなものが求められているのだ。
まぁ、ハッキリ言って、日馬富士は引退せざるを得まいな。
酒乱に近いのだろう。
酒乱に近い横綱ってありえまい。
「日本人大衆から支持されなかったら」相撲は終わるのだ。
以下、新聞から抜粋。
テレビ番組出演で人気の北村晴男弁護士(61)が、10月25日に鳥取市内での酒席で大相撲の幕内・貴ノ岩(27)=貴乃花=に暴行を加えた横綱・日馬富士(33)=伊勢ケ浜=の代理人弁護士に就任する可能性が、浮上した。
関係者によると北村弁護士とは部屋関係者を通じて縁があり、福岡―東京間を日帰りで往復した15日に日馬富士が接触したと思われる。
また、関係者によると、今回の件について日馬富士は「日本の角界にこれからも貢献したい、引退だけは避けたい」などともらしているという。
▲補足、感想など
日馬富士の数年前の記事を読んでいると、この人、朝青龍関に似ているのだなぁ。
--ここから--
2012/10/01(月)
相撲協会が「悪童」の怨念に背筋を寒くしている。
めでたく第70代横綱に昇進した
日馬富士。だが、早々にその品格にクレームがついた。
協会関係者が嘆く。
「テレビ取材が入っているのに、稽古場でビールを飲むわ、ガムを噛みながら取材に
応対するわで、素行の悪さが全国に知れ渡ってしまった。これに協会幹部は
“さすがに早すぎる”と頭を抱えている」
実は、横綱昇進の推挙について協会の審判会議では意見が真っ二つに割れた。
「土俵上ではダメ押しや立ち合い前の威嚇といった眉をひそめる挑発行為を
平気でするし、稽古もサボりがち。全勝優勝をしなければ昇進を認めないという
強硬な意見も出たぐらいです。
まァ、日馬富士のお手本は、あの朝青龍ですからね。陰で“ミニ朝青龍”と呼ばれて
いますよ」
いわずもがなだが、朝青龍といえば、東京・西麻布の路上で暴行事件を起こして
土俵から強制退場を食らった悪童だ。
その朝青龍と日馬富士は自他共に認める
師弟関係にある。
「親密さは引退後も変わらない。今年の名古屋場所後には故郷モンゴルで
2人一緒に登山をしてはしゃいでいた。朝青龍が先場所の千秋楽にわざわざ来日し、
我が物顔で支度部屋まで入ってきたことにはさすがに驚きました」
--ここまで--
あぁ、少し、今、問題となっている部分も転記しておこうか。
--ここから--
貴ノ岩は日馬富士から
兄弟子に対するあいさつが足りないなどと注意されていた。
その時、着物の帯に差していた貴ノ岩の
スマートフォンが鳴った。
操作しようとした瞬間に暴行が始まった。
日馬富士がテーブルのビール瓶で、近くに座っていた貴ノ岩の
頭部を殴打。「人が話をしている時に…」と激怒し、血を流して倒れた相手にのし掛かるようにしながら、
素手で殴打を繰り返した。カラオケのマイクや曲を入れる端末機、灰皿まで振り上げたという情報もある。
同席者は「周りが気付かないほどの速さでゴーン!という大きな音が聞こえた。
そのまま20~30発は
手で殴っていた。貴ノ岩は両手で防ぎながら、殴られ続けていた」と証言。
日馬富士の後輩、
照ノ富士も数発食らったという。
荒れた日馬富士は止めに入った白鵬を突き飛ばし、後輩横綱の鶴竜に
「お前がしっかり指導しないからだ」とかみついた。宴は重苦しいムードで終わった。
酒癖の悪さは何年も前から指摘されていた。感情の起伏が激しく、いったんキレると元に戻れない性格。ある40代の親方は「あの横綱は酔うと手が付けられなくなると聞いていた。でもまさかこんなことになるとは…」
と驚いていた。
--ここまで--
どこらまで、本当のことかは分からない。
でも。
冒頭でふれたように、この人って、「横綱としての品格」を保てる人なのか。
日本人から愛されなければ、相撲には未来はないのだ。
相撲はプロレスではない。悪役が必要な訳ではない。
相撲の未来を考えたとき、「振る舞いとしての品格を保てない」人には、引退してもらうしかあるまいな。