2017年11月22日水曜日

石破さんは首相にはなれない

どこらに核心があるのかなぁ。
 首相ってポストは、運命の女神に微笑えまれた位ではダメなのだ。
 運命の女神に、それこそ、全身をギュッと抱かれる位でないとなれない。

 残念ながら、石破さんは運命の女神にそっぽを向かれてしまったようだ。
 まず、新聞から。

 2017/11/21()
 自民党の石破茂元幹事長は、「ポスト安倍」と目されることについて 「ポスト安倍に名前があがり、何か言うと、めちゃめちゃ叩かれるのは今までの自民党で見たことのない景色だ」と不満を漏らした。

 同時に、ポスト安倍候補として「当選期数があり、政策集団を率いている人は何人もいる」と述べ、岸田文雄政調会長や野田聖子総務相らの名前を列挙。

補足、感想など

 第三者からの目でみると、石破さんは、「既にポスト安倍から外れている」。
 そのことに気づかない石破さんの感覚の方がよほど不思議だ。

 石破さんの人となりの記事を転記してみよう。
 2009年だったかな。麻生さんを降ろそうとしたときの話を。

 --ここから--

 文芸春秋 2011 6月号 石破氏インタビュー
 私は麻生内閣の末期に。与謝野馨さんとともに閣僚の辞表を忍ばせ官邸に伺ったことがありました。
 当時の麻生太郎総理に「お辞めになるべきです」と申し上げたのです。
・・・・閣僚として起用してくださった麻生総理には恩義がありましたし、農水大臣として自由に仕事をさせて 頂いたことには有り難く思っていました。麻生総理の持っておられる親分肌気質も大好きです。

…自民党が下野するにも170議席程度獲得しなくては・・・発言力ある野党ではいられないと思ったのです。

 そのためには麻生総理に身を退いていただき、与謝野さんが先頭に立って選挙を戦うしかないと思ったのです。
 与謝野さんは私利私欲がない方です。自民党を離れた今でも、私はそう思っています。
 その与謝野さんが病躯を押して誠心誠意国民に訴えれば、よもや百二十議席ということはないと思って。

 --ここまで--

 渡部昇一さんが石破さんを批判した記事を。

 --ここから--

 雑誌「WILL6月号」で渡部昇一氏が石破大臣を国賊だと批判。
 石破氏のインタビュー記事は衝撃的であり、 この件について政府が何も動いていないことにも驚く。
 中国の情報工作は進み、石破大臣も篭絡されたのではないか。

 中国共産党の新聞「世界新聞報」に石破茂防衛大臣のインタビュー記事を載せた。
●私は防衛庁長官時代にも靖国神社を参拝したことがない。
 第二次大戦の時に日本の戦争指導者たちは、何も知らない国民を戦線に駆り出し、間違った戦争をした。
 だから私は靖国神社に参拝しない、あの戦争は間違いだ、多くの国民は被害者だ。

●日本には南京大虐殺を否定する人がいる。30万人も殺されていないから南京大虐殺そのものが存在しないという。何人が死んだかと大虐殺があったかは別問題だ。

●日本には慰安婦についていろいろな見解があるが、日本軍が関与していたことは間違いない。

●日本人が大東亜共栄圏の建設を主張したことは、侵略戦争に対する一種の詭弁だ。

(中国は日本に対する脅威であるから対中防衛を強化せよという人たちは)何の分析もしないで、中国は日本に対する脅威だと騒いでいる。

●日本は中国に謝罪するべきだ。
 「WILL」編集部が石破茂防衛大臣に確認したところ、事務所から次の回答が来たという。

問 「世界新聞報」に石破防衛大臣の取材内容が掲載されているが、この取材は実際に受けたものか。
答 実際に受けたものです。

問 掲載された内容は、石破防衛大臣が話した事実に即しているのか。
答 インタビューを先方が記事にまとめたものですので、事実に即していないと言うほどではありませんが、事実そのままでもありません。

問 記事が事実に即していない場合、それに対してなんらかの対処をされたか。
答 どのマスメディアでも発言を加工することはありますので、特別対処というほどのことはしておりません

 --ここまで--

 また、最近の動きから。

 --ここから--

2017/11/17()

 来年秋の自民党総裁選で“ポスト安倍”に意欲的な元地方創生担当相の石破茂氏(60)が、都内でパーティーを開いた。石破氏は、岸田文雄政調会長(60)や野田聖子総務相(57)が安倍政権の重要ポストに就いたのとは対照的に“安倍1強”に対する不満の受け皿として存在感を示している。

 一部では、年内中に自らが領袖を務める「水月会」(20人)独自の政策集を発表し、総裁選で掲げる公約のベースにしたい意向を示したと伝えられたが、まだハッキリしていない。
 この日、あいさつした自民党総務会長の竹下亘氏(71)は「今後、石破さんは、20人の同志とともに総理総裁になる道を選ぶだろう。総理になる人は、人の面倒をしっかりとやる。しかし、同志は『何年間も干されようが、石破さんを総理にするぞ』という熱意が全く感じられない」と苦言を呈した

 世間での“石破人気”と裏腹に党内で支持が広がらない原因は「石破氏と小池百合子知事の不気味な“蜜月関係”がバレたからだ」という。
 石破氏と小池氏は元新進党の同志。
 2012年の総裁選で小池氏は、それ以前には同じ派閥だった安倍晋三首相(63)でなく石破氏を支持した。

 自民党国会議員は「石破氏は衆院選直前、『小池さんをなめたら大変なことになる』と一目置く発言をした。
 一方、小池氏は都政を運営するには国政に関与する必要があると常々主張してきました。
 そんな2人は、もし衆院選で希望の党が大勝していたら、小池氏は石破氏を首班指名し、石破総理を誕生させ、タッグを組むというシナリオを描いていたらしい。
 でも、裏でこそこそやるように思われる石破氏の政治手法は、今の自民党内では嫌われる」と明かした。
 
 --ここまで--