映画名探偵ピカチュウ 感想

▲ハリウッドが、「かわいい」という「魅力」を始めて意識した映画ではあるまいか。

　そして、その「かわいさ」をアピールすることに成功した映画といってもいい。

　おそらく、この「かわいさ」を意識した映画が、これから続々とでてきそうだなぁ。あのハリウッドから。

　荒野の七人とかスター・ウォーズとか、猿の惑星　などのあのハリウッドから。

　「かわいい」をアピールした映画がか---。

　名探偵ピカチュウ☓☓　という題目で、毎年、1本はハリウッドからでてくるだろうな。

　だって、ポケモンというものがどれだけの種類あるか。

　次々、とっかえひっかえ入れ替えて、いろんな事件を作ればいいのだから、簡単だし、飽きもこない。

　ちょいと、その「かわいさ」についての文章をみてみよう。

　--ここから--

写映画『名探偵ピカチュウ』（上映中）に登場するピカチュウのビジュアルが「かわいい」と評判だ。オリジナル版では『デッドプール』シリーズで知られるライアン・レイノルズが、日本語吹替版では西島秀俊が声を担当。外見とは裏腹に中身は“おっさん”なユニークなキャラクターで、とりわけ困ったりしょんぼりしたときの表情の愛らしさに注目する声が多く寄せられている。

【悶絶のかわいらしさ！『名探偵ピカチュウ』予告編

　本作は、人間とポケモンが共存する世界を舞台に、かつてポケモン好きだった青年ティム（ジャスティス・スミス）が、失踪した父親を捜すために名探偵ピカチュウとコンビを組むアドベンチャー。名探偵ピカチュウは、なぜかティムにしか聞こえない人間の言葉でマシンガントークを繰り出すにぎやかなキャラクター。ふっくらとした体形やふわふわの質感、赤い頬など愛くるしいルックスを持つ。

　とりわけ目を引くのは豊かな表情。ネット上では眉間にしわを寄せたピカチュウのイラストやアートが多数アップされるほどの反響ぶりだ。本作には、ピカチュウのみならず、背景に映るだけの端役まで、多くのポケモンが登場。ロブ・レターマン監督とCGチームは、2Dのキャラクターを3DCGにする方法を模索するなかで、株式会社ポケモンから爪や毛に至るまであらゆる部位の細部に助言を得た。各ポケモンのサイズは、それぞれに設定されている身長と体重に基づいて計算された。

　アニメーション監督のフェラン・ドメネクは「ポケモンをマンガっぽくすることだけはしたくなかった」と強調。「だから自然界の生き物を参考にしたんだ。キャラクターを中からも外からも徹底して作り上げるために、アニメーターたちと共に研究を重ねる必要があった。ポケモンたちには、体重を感じさせる見た目、そして体重移動しているように見える動きが求められた」とアプローチについて説明している。

　また、ドメネクはピカチュウには「ライアン（・レイノルズ）の影響が大きい」とも。「彼の繰り出すユーモアやリズム、癖、表情、その他微妙な動きが、ピカチュウの態度や性格の決め手となった」。

一方、ピカチュウの相棒となるティムを演じるジャスティスは、「ピカチュウの代わりに重みのある人形を肩に乗せて歩き回ったよ。アニメーターが、僕の頭の傾け方や、ピカチュウの尻尾が顔に当たった時の反応といった僕の動きに合わせてピカチュウの動きを調整したんだ」と舞台裏を明かしている。

　--ここまで--

　筆者は、吹き替えではないものをみたのだが、も一つ、全体の筋が理解できなかった。

　この映画をみた外国人達の感想をみてみよう。末尾で再度、筆者の感想をのべたい。

　--ここから--

●投稿主

アメリカより1週間早く公開してるから公開初日に席を取ろうと思ったんだけど東京の映画館10館全て朝8時から夜8時まで席が埋まってた。

この映画は日本での『アベンジャーズ：エンドゲーム』を終わらせてしまうかもしれない。

日本でのスプリング・ブレイク（※春休み）にあたるゴールデンウィークなんだけど厳しいだろうな。

まあ自分も『名探偵ピカチュウ』を楽しみにしてる1人なんだけど。ピカチュウの会話と日本人がライアン・レイノルズの声に「可愛い！」と言うのを聞くのが楽しみだ。

●↑日本では吹替版も公開してるの？

●投稿主

↑してるよ。日本語吹き替え版と英語版両方ある。子供やお年寄りは字幕を読むのを好まないからね。

●低い声で「ピカチュウ」という声優が必要だな。

●↑ピカチュウが喋るなんてあり得んだろ、と一瞬思ったんだけどそういえば彼女は『ペルソナ5』のモルガナも演じてたな。自分が馬鹿だった。

●みんな『名探偵ピカチュウ』を甘く見てると思う。おそらくアメリカ国内で初週1億ドル（※約110億円）突破するんじゃないかな。国外でもかなり売れると思う。

●↑こういうタイプのポケモン映画を見たいと思ってる1人だから嬉しいね。もっとポケモン映画が増えてくれると嬉しい。

●↑自分も『アベンジャーズ：エンドゲーム』よりも『名探偵ピカチュウ』を楽しみにしてる。『名探偵ピカチュウ』はなんか一味違うからね。

●↑正直言って『アベンジャーズ：エンドゲーム』よりも『名探偵ピカチュウ』の方が良かった。

●↑自分は『アベンジャーズ：エンドゲーム』の方が良かったかな。

●＞おそらくアメリカ国内で初週1億ドル（※約110億円）突破するんじゃないかな。これはどの位受けるかによるな。評判が良ければ初週1億ドルは総興行収入11億ドル（約1200億円）の大台に乗るかもしれない。

まず公開直後に『アラジン』が立ちはだかって、2週目以降は『ゴジラ』が妨害してくると思う。

●先行上映のレビューだとかなり評判良いよね。普通に映画として面白いのか、ポケモンファンが楽しめるタイプの映画のどっちなんだろう。

●↑自分はそんなにポケモンファンではないけど楽しかったよ。なんか80年代のスピルバーグ映画的な雰囲気だった。

●↑カジュアルなファンにはかなり面白く感じられて、ポケモンファンにとっても嬉しいサービスシーンがあるって感じかな。

●↑そう、先週先行上映を見たけどまさにそんな感じだった。面白おかしい映画だしポケモンをよく知っていたら更に楽しめる。

●1999年に公開された最初のポケモン映画の1週目の興行収入は3100万ドル（※約34億円）だった。それ以来20年以上愛されているシリーズだ。

製作費は年々上がっている。実写版はより多くの層にアピールするだろうな。年配のファンも子供のファンも劇場に足を運ぶだろう。この映画は大ヒットすると思うぞ。

●＞みんな『名探偵ピカチュウ』を甘く見てると思う。これは本当にその通り。

1週目は素晴らしい興行収入になると思う。日本国内での『アベンジャーズ：エンドゲーム』の1週目の興行収入を超えるんじゃないかな。自分が見に行けるのは日曜以降だけど。

●アメリカでも初週で1億ドル突破するはず。

●滅茶苦茶売れるだろうな。これは子供とミレニアルズ（※20代後半から30代の年齢層）両方にアピールする完璧なコンボだと思う。そこら中で宣伝してるし店には関連商品があふれてる。

大ヒットになると思うね。

●総興行収入は余裕で10億ドル（※約1100億円）を突破しそうだな。

●↑評判が良ければそうなると思う。とりあえずそれ待ちだな。

●日本はMCU（※マーベルシネマティックユニバース。マーベルの実写映画シリーズの事）がなかなか売れない。MCUが売れない大市場の1つだ。多分日本には既に国内のスーパーヒーローがたくさんいるからだと思う。

●↑『名探偵コナン』の方が遥かに売れてるっぽいしな。

●＞日本はMCU（※マーベルシネマティックユニバース。マーベルの実写映画シリーズの事）がなかなか売れない。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を上映してた頃に日本に住んでたけど結構人気あったように見えたけどな。

渋谷のジムに行く時にほぼ毎日有名な歩道を通ってたけど『Hooked on a Feeling』（※『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のBGM）がしょっちゅう流れてた。

実際の興行収入は知らないけど映画館に見に行った時は他にも人気作ぞろいだったけど満員だったぞ。

●↑日本だと3位以上になった週はない。参考：boxofficemojo.comアメリカだと6週間1位か2位を維持していた。参考：boxofficemojo.com

●ゴールデンウィークは日本のスプリングブレイクか。ビジネスマンみんな休みになるという事は映画館が凄い事になるだろうな。

●それでもディズニーは『アベンジャーズ：エンドゲーム』が日本で得られる金は全部獲得できたと思うぞ。イギリスでも今週末は国民の休日だから売り上げが上がるはず。

●毎年日本では『名探偵コナン』の劇場版が公開され、こういうことが起こってる。

2018年は『アベンジャーズ：インフィニティウォー』の初週が『名探偵コナン』の3週目に負けた。

『アベンジャーズ：エンドゲーム』は『アベンジャーズ：インフィニティウォー』よりも遥かに売れて初週は今年のコナン映画の3週目の成績に勝った。

でも月曜には再び5分5分の売り上げに戻ってる。

つまり他の国と違って日本では『アベンジャーズ』がそんなに大きくないって事だな。

●アナウンスを聞いた時に今年最も期待した映画の1つだった。ライアン・レイノルズのトレーラーが公開されたら想像してたのとは全然違って、むしろ良い位だった。

ポケモンの大ファンだから何はともあれ見に行くつもりなんだけど面白いと良いな。

●↑自分は『ゴジラ』と『名探偵ピカチュウ』。

●日本で字幕版が公開されてるのか？まず吹替版で行くのかと思ってた。

●↑原作は日本でアメリカの映画だからありだと思う。日本はアメリカよりも字幕に慣れてるしね。アメリカから見ると奇妙に感じるかもしれないけど。

●今年は『名探偵ピカチュウ』と『ジョン・ウィック3』が楽しみだ。

●ピカピカ。

●ポケモンはアニメもゲームも少し触れた程度だけどこの映画は凄く面白そうなんだよな。

●ライアン・レイノルズが人気で嬉しい。13歳位の時に『ヴァン・ワイルダー』を見て以来ファンだったから。

●みんなポケモンシリーズが地球上でぶっちぎりで利益を出してるシリーズだという事を忘れがちなんだよ。全世界興行収入でもトップ10に入ると思うぞ。

●設定はぶっ飛んでるけど面白そうだもんな。リスクを取る価値のある作品だと思う。誰がピカチュウを探偵にしようと思う？しかもポケモンを実写版で作るだと？

●『名探偵ピカチュウ』は日本のボックスオフィスランキングだと2位だったな。※1位は名探偵コナン

　--ここまで--

　ピカチューを名探偵にねぇ。

　元ネタは、ニンテンドーのゲームらしい。

　上でも書いてあったように、世界で１０００億円以上の売上になるようだ。

　ハリウッドがとんでもない「金鉱」を見つけた瞬間かもしれないな。

　※追記
　2019/6月時点で、全世界での興行収入が3億9000万ドルになったようだ。
　ほぼ、400億円か。
　毎年、名探偵ピカチュウの☓☓事件　という映画が年に一本は、ハリウッドで作られるようになるなぁ。

　なんせ、モンスターなんて山ほどいるのだ。とっかえひっかえして物語をつくるなんて簡単じゃないか。
　上の感想に戻る。
　ハリウッドは、とんでもない「金鉱」を掘り当てたなぁ。