▲どこに核心があるのか。
アメリカにはあらゆる選択肢があるということだ。
金融で、経済で、北朝鮮を封鎖・締め付けすることもできるし、ある夜、突然に、北朝鮮の全軍事施設に巡航ミサイルを打ち込むこともできる。
つまり、北朝鮮という国は、完全にコーナーに追い込まれ、にっちもさっちもいかない状況なのだ。
そんな状況にある北朝鮮の金委員長がなにを言ったところで、トランプ大統領は、ふ~ん、と聞きおくだけだ。
以下、新聞から抜粋。
北朝鮮外務省は24日、今年2月に行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったのは米国が「恣意的で不誠実」だったからだと批判した上で、米国が考えを改めない限り核問題は永久に解決しないと警告した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。
外務省は声明で、米国が「まったく関係ない問題」を提起して首脳会談決裂の責任を転嫁しようとしていると非難。
「首脳会談が失敗に終わった根本的な原因は、米国が恣意的で不誠実な態度を取り、完全に実現不可能な方法にこだわったことにある」と主張した。
さらに「米国が今思い描いている策略ではわれわれを1ミリも動かすことはできない。わが国に対する疑念や敵対行為が増せば増すほど、われわれの対応も激しいものとなろう」と述べた。
▲補足、感想など
トランプさんはどんな気持ちかな。
秋に柿の実がなったとき、柿の実が熟して、自然と落下するのを待つ—あんな感じなのだろうな。
トランプさんの意図は、明確さ。
北朝鮮が「合理的な行動」をするのを「柿が熟して落下するのを待つ」ように、「待っている」だけだ。
この世界で通用するのは、「合理的な言動」であり、「合理的な判断」だけだ。
金委員長が、「永久に解決しない」てな「不合理なこを」を言っても、トランプさんにも世界にも通用はしない。
トランプさんは、一層、経済的に、金融的に北朝鮮への「締め付け」を厳しくするし、不穏な行動に対しては「ある夜、突然、巡航ミサイルが北朝鮮の全軍事施設へ飛んでいく」ぞ—と脅しをかけてくるだけだ。
だから。
金委員長の決断は、「合理的な言動」「合理的な判断」をするというだけなのだ。
合理性を受け入れることで、自然と道は開けてくる。
トランプさんは、北朝鮮の金委員長が、合理性を受け入れることを、「柿の実が熟して、自然と落下する」のを待つように待っているだけだ。
★追記
北朝鮮が拉致問題でなにかいっている。それをみよう。
--ここまで--
2019/05/28(火)
https://snjpn.net/archives/133341
北朝鮮メディア 拉致問題できょうも日本政府を批判
▼記事によると…
・27日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、拉致問題について論評を掲載しました。
この中で、北朝鮮に拉致された可能性が排除できないとして、いわゆる特定失踪者の1人に認定していた男性が先月、日本国内で見つかったことについて「行方不明になった人を意図的にわれわれと結び付けたことは、わが国へのたくらみだ」と主張しました。
そのうえで「日本は日中戦争が始まったあとだけでも840万人の朝鮮の人たちを拉致して戦場や工場に送り出した。
日本は過去の罪を清算する考えが全くない」と主張して過去の清算を改めて求め、前提条件なく日朝首脳会談の実現を目指す日本政府を批判しました。
北朝鮮の国営メディアは26日も「安倍一味こそ、いかさまと謀略を得意にしている」として安倍総理大臣を名指しして非難しています。
なるほど。
evenki族という民族は、トコトン、不合理性を信奉しているということか。
ここまで身動きのできないほどにかんじがらめになっていても、これだけ「不合理な」ことが言える。
その感覚が異様だな。
いや、これだけ不合理なことをいっても、通用する時代があったということを指し示しているということなのだろう。
それが、日本の戦後レジームというものだ。
戦後レジームという「日本人弱体化工作体制」というものが、いかに罪深いものであったか、日本人は直視すべきだ。