2019年5月16日木曜日

ドイツのメルケルさんって、軽く判断し軽く決断する


メルケルさんって、軽挙妄動する。
 なぜなのだろう。
 十分な科学知識があり、それなりの教養があるのになぁ---

 元東ドイツ人だから? 女性だから?
 2011年に日本の福島原発事故をみて原発廃止を決断したこととか、アフリカからの難民の子供の死体をみて、難民を受け入れることを決断するとか---

 その「決断」の影響力の大きさに比して、「決断」までの思考が「浅い」。
 「決断」による影響力・波及の程度をうまくイメージできないからだろうな。

 その部分がどうにも筆者には理解できない。
 どうも、思考の浅さに「メルケルさんの持つ教養の薄っぺらさ」を感じてしまう。

 まず、表題の記事を抜粋。

ドイツ、50年にCO2実質ゼロ 首相が意欲
2019/5/15
 ドイツのメルケル首相は14日、ベルリンで開いた国際環境会議で、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにするための議論を始めると表明した。
 「目標を達成できるかどうかではなく、どう達成できるかを話し合う」と語った。
 50年の実質ゼロの目標はすでにフランスのマクロン大統領が表明しており、独仏の足並みがそろいつつある。
 メルケル氏は5月末に開く関係閣僚による会議で議論に着手する見通しだ。
 目指すのは「カーボンニュートラル」と呼ばれる状態。
 CO2の排出量を大幅に削減するとともに、排出してしまう分については貯蔵や植林などによって相殺する仕組みを検討していくことになる。
 ドイツ政府は目標達成の道筋がある程度みえた段階で正式決定するとみられる。
 負担を求められる産業界などが反発する可能性もある。

 ドイツは20年のCO2の排出削減目標の達成が難しい状態で、フランスなどに比べて気候変動問題への対応の遅れが指摘されていた。
 50年にCO2の排出量を実質ゼロにするという目標に対してもドイツはこれまで慎重な姿勢を示してきた。
 ドイツではCO2の削減に積極的な取り組みを求める若者のデモが各地で続いているうえ、環境政党の緑の党が支持率で第2党に躍り出るなど、世論の圧力も強まっている。
 メルケル氏の新方針には残り2週間を切った欧州議会選挙に向けて、環境問題に前向きな姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。

補足、感想など

 確かに30年先のことは、現在の誰にも本当のところはわかりはしない。
 ただ、思うのは西欧社会における「階級社会」というものに風穴をあけなければうまくはいくまいなと感じる。

 上流社会のエリートがご大層な「理想」をのべても、下流社会の「そもそも考えることを期待されていない」底辺労働者には、「そんなこと、知ったことじゃない」てな対応をされるだけであろう。
 数年前からのディーゼルエンジンの排ガス規制のごまかし問題も、その根底にあるのは、この牢固たる階級社会の存在であろう。
 ちょいと、逸れるかもしれないが、ドイツの教育をみてみよう。

 --ここから--

 2015/03/13()
 ドイツから日本に来て常々感じているのが、「日本は努力の社会」だということ。
 日本では努力がとても大事にされていると様々な場面で感じます。
 たとえば日本のマスコミは、ノーベル賞を受賞した人や、スポーツで成功した人を取り上げる時に、「その裏にある長年の努力」にスポットをあてることが多いですよね。
 子どもの勉強に関しても、一生懸命勉強すれば、成績が上がる! 努力すれば受かる!と励ましたりします。
 「どんな子でも頑張ればできる!」という信念に近いものがあるのですね。

 その点、筆者の出身国であるドイツはもっと残酷です。
 ドイツの小学校では4年生、つまり10歳で卒業なのですが、なんと4年生が終了したその時点で、 将来大学へ行くために進学するか、職人になるための学校へ進むかを選ばなければなりません。
 わずか10歳で進路の選択を迫られるのです。
 そして、どの道に進めるかは「小学校4年生の時点での成績」がモノをいうので、これも日本の感覚からしたらかなり酷な気がします。
 日本の場合、10歳ぐらいの子の成績があまりよくなくても、「これから頑張ればなんとかなるかも!」とまだ夢見ていられる段階なのではないでしょうか。
 10歳ぐらいであれば、まだまだ「これからの努力」でなんとかなるという考え方ですよね。
 また日本は「努力」が重んじられますが、ドイツの場合は努力よりも「生まれ持った才能」が重視される傾向があります。
 たとえば数学が苦手な子どもがいたとして、日本であれば「これからがんばれば苦手を克服できるはず!」となります。
 でもドイツの場合は、極論をいうと、「数学に向いていないのかもしれない、職人コースに進んだほうが良いのでは」というような考え方がされがちです。
 日本のほうが「苦手でも上を目指して努力をする」ことが市民権を得ているのですね。

 筆者は子どものころドイツ人と日本人の両方に囲まれて育ちましたが、確かに日本人の大人は「人間は『やるか、やらないか』で差が出るだけ。
 だから努力が大事」というようなことを言う人が多かったです。
 逆にドイツ人の大人は、苦手な分野に関しては早々と諦める人が多かった印象です。
 20代や30代になっても「今から英語を頑張ればアメリカで女優さんになれる!」というような夢を持ち続けるのは 非現実的なことかもしれませんが、「10歳でスパッと色んなことを諦めさせてしまう」よりはいいかもしれません。
 スパッと諦めるか、それとも苦手な分野でも努力して夢を持ち続けるか......そんなところにも文化の違いがあるのですね。
 もちろん、人によるところも大きいのですけれど。みなさんは、どちら派ですか?
 文●サンドラ・ヘフェリン

別の記事を。

2008/11/01()
 俺は西ドイツに住んでいたが、大学へ進学できるか否かは12歳でほぼ確定する。
 ドイツだけではなく、英国をはじめ欧州では、小学校卒業の時点で人生のコースが決まる。
 職業、階層の固定化は想像以上に酷いよ。
 そういう国から見たら日本なんて夢があるよ。

 日本では好きな職業に就けるし、本人次第でどうにでもなる。
 貴殿の「やり直し」の定義にもよるが、 俺は日本のほうが「やり直し」ができる国だと感じている。
 欧州なんて、公立学校や大学なんて無料に近いのに、 実態は下流から這い上がることなんて夢に近い。
 いま、日本では格差の固定化が懸念されているが、 まだ間に合うから、欧州のようになる前に、 すぐに対策を打つべきだな。

 --ここまで--

 ちょぃと、階級社会の教育の仕組みが分かるようだ。
 職人の子供は、職人になる—てなことなのだろうな。

 また、ドイツの事情にようなものをみてみようか。

 --ここから--

2015/09/17
>> 日本海を挟んで最も低民度の国に3つも囲まれてるってこれはえらいハンディ
は? 幸運だろJK
 あいつらが英仏露なみに有能で陰険だったら日本は鎖国で惰眠を貪ることなんてできなかったし、維新でさくっと体制切り替えもできなかったし、南京大虐殺や慰安婦なんて捏造だとか言えないぞ? 靖国参拝とか絶対できないから。
 ソ連崩壊までスターリンやったの虐殺まで相当数がナチのせいにされてたし(カチンなど)、今でもドイツは情報操作(売国サヨクの妨害)で核技術からも遺伝子技術からも宇宙技術からも隔離されてるんだぞ。
 それどころかドイツの政権党は宗教政党と売国左翼だ。日本で言えばミンスと公明の連立政権みたいなもんだ。

 英仏は有能で陰険で民度高いから、表だっては何も言わず親切そうな顔をしてドイツの手足はきっちりもぎ取ってる。
 特定アジアは無能で単細胞で民度低いから、ギャーギャー喚いて反感を買っても日本の妨害は実質何もできていない。
 ドイツは米+英仏に妨害を受けてるが、日本は米+中韓。
 有り難いことに+部分の差がでかいんだよ。

 --ここまで--

 メルケルさんのco2排出ロ」という文言が、いかに無謀というか意味をなさない「言葉」であるか理解できよう。
 牢固たる社会システムが、西欧諸国の「新しいものを取り入れ、新しいもの創造する」という能力を如何に削いでいるか分かる。メルケルさんは分かっていても、手をつけることができないのだな。
 そのあたりに、メルケルさんの軽挙妄動の背景があるのかもしれないな。