2019年5月17日金曜日

おまえのせいでこうなった—か。人がほめてくれないなら、自分で自分をほめればいいだけ。世の中には人と会わなくてもできる仕事もある。ひきこもり騒動


意思があれば方法がある。
 自信がないなら、自分で自分を褒めればいいことだし、人と会うのが嫌なら、会わなくてもできる仕事がある。
 例えばプログラマーなんて、別に人に会う必要もないだろう。
 ひきこもりって、早い話、自分に自信がなくて、他者と会うのが嫌だということだろう。

 自信がなかろうが、人と会うのが嫌だろうが、上でも書いた。「意思があれば方法がある」
 目も見えるし、指もつかえる、ともかくも足も動く---、後、健全な頭さえあれば十分じゃないか。

 マンガを描いて、自分のhpに載せてアピールするということだってできるだろう。
 今、レンタルサーバーだって安いものだ。

 今、自分自身が何をもっているか考えてみよ。
 「おまえのせいで」とか口にだせるというのなら、目も見え、手足が動いて、ともかくもしゃべれるのだろう。
 ならば、なんでもできる。
 「やる気」さえあれば、未来は洋々さ。

 以下、新聞から抜粋。

 インターネット通販で購入した商品の空き箱に、夜中にごみ置き場から拾ってきた古本や廃棄物の山。40年以上、家族と暮らしたわが家にはもう、足の踏み場もない。
 「お前のせいでこうなった」。京都府の松江みやこさん(73)は、十数年のひきこもり生活でごみの山を築いた長男(42)から、幾度もなじられてきた。
 「息子はもう私の言うことを聞かない」。
 こう嘆く半面、「病弱だからと甘やかしてきた私も悪いんです」と自分を責める。
 夫と長女、長男との4人暮らしだった。約20年前に亡くなった夫は、子供たちに厳しく、特に長男との間には深い溝があった。

 そうした家族関係もあってか、長男は幼い頃からおとなしく、小学校ではからかわれることも。
 中学では周囲と関係が築けず休みがちになり、志望高校の受験に失敗。
 入学した高校は進級できず、中退した。
 その後自宅にひきこもりがちになった。
 一時、ひきこもり支援に取り組む市民団体の協力で、精神障害者の就労支援所で事務員として働きはじめたが、職場近くでトラブルを起こし退職。30代になると、ほとんど家から出なくなった。

■平成を象徴する問題
 全国の40~64歳のうち、推計61万3千人がひきこもり状態であることが内閣府の平成30年度の調査で分かった。
 内閣府が27年度に実施した調査では、15~39歳の若年のひきこもりは54万1千人と推計された。
 ひきこもりが社会的な問題になったのは平成の始めごろ。
 当時は、10~20代の若者の間で指摘されていたが、平成の約30年間でひきこもり期間は年々長期化。今回の調査結果で、ひきこもりの当事者は中高年の方が深刻であることが判明した。
 子供が年を取れば、親も高齢化する。80代の親と同居し、ひきこもる50代の子の家庭が増加し、周囲から孤立するケースがあり、「8050(はちまるごーまる)問題」と名付けられている。
 名付け親で、大阪府豊中市社会福祉協議会の勝部麗子さんは「高度経済成長期に働いて年金がある親を、バブル崩壊のあおりを受けた無職の子が頼ってひきこもる。この30年間で生まれた、平成の時代を象徴するかのような問題だ」と指摘する。

■「母親に依存」
 十数年前に松江さんの長男は病院で鬱病と診断された。月1回のカウンセリングでは、心にたまっていることを言うよう促されると、幼い頃の記憶を思い返しては鬱憤を晴らすかのように、同席する松江さんを責め立てた。その後、統合失調症の診断も受けた。
 子育てへの後悔や諦めの気持ちから、長男に従ってきた松江さんだったが、今年3月に一つの決断をした。
 相談していた支援団体の代表に「母親に依存している」と指摘され、一時的に関わりを絶つため、家を出た。
 自身の障害年金と松江さんの年金を頼りに生活する長男から時折、金を無心したり、不満をまくしたてたりする電話がかかってくるが、最近は出ないようにしている。
 まだ先は見えないが、長男から離れることで何らかの光明が見つからないかと願っている。
 松江さんは「母親としてはふがいないが、限界だった」と胸の内を明かし、「私が死んだ後、あの子はどうなるのか。せめて人には迷惑をかけないよう生きてほしい」と憂う。  

補足、感想など

 冒頭でもふれた。
 要は自信がないから、他者に会うのが嫌なのだろう。
 ならば、自分で自分をほめたたえよ。褒めまくれ。
 上でも書いたが、「人と会わなくてもできる仕事」だってあるさ。
 意思さえあれば、かならず方法がある。

 今、自分がもっているものを再確認してみよ。
 目も見えるじゃないか。指だって動かせるじゃないか。足だって十分に動くじゃないか。
 日本語だって、十分に読み書きできるじゃないか。
 頭だって、そこそこ良いじゃないか。
 ならば、なんでもできる。

 資格を取るというのも一方法だろう。ネット上に拾った古本の感想文でも書いてみよ。
 プログラムを勉強するという手もある。
 陶芸家とか、山で炭焼きをするとかなんでもできるじゃないか。

 とりあえず、家の前の道路を掃除してみよ。近くの公園の草むしりでもしてみよ。
 ちょっとでも、社会の中でなにかお役に立てることをしてみよ。
 近くの道路で掃除をしてみよ。

 そうして、社会の中で少しづつ信頼を勝ち得ていけばいいではないか。
 自分に自信がないのは、親のせいではない。
 自分自身のことなのだ。だから、自分で自分を褒めればいいのだ。なによりてっとりばやく、簡単だろう。
 誰に迷惑をかける訳でもないし---
 さぁ、大声で自分を褒めよう。
 
 ★追記
 自己暗示ということなら、中村天風さん関連の本を読むことをお勧めする。
 一部をぬき書きしてみよう。

 --ここから--

 どうすればプラスの癖がつくのか。
 新しい癖を獲得するには、ただ、ひたすらに繰り返すことである。繰り返し行えば、第二の天性になる。
 一番簡単な方法は、寝際に、
「おまえはプラス人間になれ」と命令する。
 朝、目覚めると
「私はプラス人間になった」と断定することだ。
 毎日行うだけで、運命はいいほうへとたやすく転換していく。

 --ここまで--
 自己暗示をばかにしてはいけない。
 ちょいとのことで人生がいい方へ転がっていけば、儲けものではないか。