2020年7月31日金曜日

経済をギリギリ回すには、もう、自助努力、個人の自衛に委ねるしかないということ

国が、府がこういったああいった---ということではないのだ。

 個人の自助・自衛努力で全体の経済をギリギリ回すこととのバランスを取りながら、前進するしかないということだ。

 個人で頭を使い工夫してほしい—と国、県、府は言っているのだ。

 その選択肢しかないと。筆者は正しい判断だと思う。なお、死亡者の少なさにも注意してほしい。そのあたり、吉村大阪府知事の説明は丁寧だな。

 2020/07/30()

「リスクをゼロにすることはできない、コントロールしながら社会生活を段階的に引き上げていく」これは正論です。

リスクマネジメントの専門家視点からすると、「リスクはゼロにはできない」は定着した考え方で、「リスクの保有」ともいいます。リスクはゼロにするのではなく、コントロールして前に進むのがリスクマネジメントです。外出については官房長官は、「体調が悪い人は外出を控えてほしい」「気を付ければ外出してよい」とシンプルでわかりやすい。ただ、相変わらず無愛想で伝えたいという意志が希薄なので見ているだけでため息が出てしまう残念さです。

大好きなパンケーキを食べる時の笑顔はこの場合は必要ないですが、もう少し眉毛を引き上げたり、目力を使う、ゼスチャーを使うなど力強く訴えてくれれば報道陣の意欲を掻き立てるのではないでしょうか。

・やみくもな外出自粛の要請ではなく、具体的な行動目安が示されました。大阪の吉村府知事の用意された言葉は次の通り。

「全ての府民の皆様、3密で唾液が飛び交う環境を避けてください」

「夜の街のお店を利用される方、感染防止宣言ステッカーのないお店の利用を自粛してください」

「高齢者及び基礎疾患のある方、感染リスクの高い環境の施設を避けてください」

「できるだけ」といった曖昧な言葉ではなく、「全ての府民」「夜の街のお店を利用する方」「高齢者及び基礎疾患のある方」と、それぞれのカテゴリーを明確にし、各自の取るべき感染防止行動として求められる内容が明確です。

そして、官房長官と同じ言葉を使いました。「リスクをゼロにすることはできない。感染防止のための対策を取りながら進みましょう」政府が基本方針を示し、首長が具体的な行動の目安を示せた流れとなっています。危機管理においては、シンプルでわかりやすい言葉が求められます。ステークホルダーの視点に立ち、行動しやすい言葉選びをすることが混乱を防ぐことにつながります。

補足、感想など

 検査がどうたらと声高にいう人がいるが、眉唾で。 

 日本という国は、日本人のその他大勢のもつ頭の良さ・賢さ・叡智により守られている。そのことを信じてほしい。