2011年10月5日水曜日

国民新党の亀井さん、野田さんを財務省から救うと。

▲国民新党の亀井さんという人は、顔はいま一つではあるが、自民党時代にいろんな役職をしていて、まぁ、現在の民主党の大方の閣僚達より経験豊富だ。

亀井さんの目からすると、野田さんはいかにも経験不足で、自信がないから財務省の官僚達のいいなりになっていると見えるのだろう。

そこで、野田さんにアドバイスをしたいと考えているようだ。

以下、新聞から抜粋。

「いかに財務省から野田佳彦首相をサルベージ(救出)するか。
健全な財政経済運営をさせるかが国民新党の一つの大きな使命だ」。
 国民新党の亀井静香代表は5日の党議員総会で、政権内での同党の役割についてこう語った。
 亀井氏はかねて、増税路線を敷く財務省や、同省の「言いなり」との指摘もある首相の姿勢に
不満を抱いており、総会では「(財務省は)増税ありきで全部やっている。
 そろばん勘定でものを見て首相を困らせるな、と勝(栄二郎財務事務次官)以下にも教えてやっている」と述べた。

▲補足、感想など

東日本大震災の復興費用をどこから出すんだ?と野田さんは、財務省から問われたとき、答えられないのだろう。

亀井さんは、前から無利子国債でまかなえばいいという答え方であった。

なんというかなぁ。

もういい加減に、国の借金が1000兆円を超えてどうのこうのというどこかの個人の家と、国家とを同じ土俵の上の乗せた議論をやめよ。

国には、通貨発行権があるのだ。個人の家と同じであるわけがないではないか。

国には、金のなる木があるのだ。

これから10年近く、東日本大震災で破壊されたさまざまな施設、鉄道、家、公共施設を建設していかなけばならない。

亀井さんは、復興に必要な費用を100兆円と見積もった。おそらく、そのくらいは必要なのだ。

これを増税という形でまかなおうとするな。

復興国債でまかなえばいい。現在の日本人が主となって購入してくれる。

財務省の考え方は、増税というかたちで恒久的な収入増を狙っているのだろう。

財務省の官僚達の言い分に騙されるな。

増税よりも、まず、復興なのだ。復興という形で、公共工事、鉄道の建設などをすることによって、日本の経済は成長する。

経済が成長することで、失業率も減少し、デフレの脱却もできるのだ。

デフレからインフレに切り替われば、そこで増税すればいいことではないか。

公務員宿舎建設の話と同じだ。

東日本大震災の復興の工事の一環として、建設をすれば、なんの問題もないものを、タイミングを逸していかにも唐突な話で出すから問題視されるのだ。

増税の話も同じだ。

子供たちに負担を残すなとか、きれいごとに騙されるな。

経済が拡大していけば、国債の償還も希釈化されて楽になっていく。

なんというかなぁ。

ごちゃごちゃ言わずに、早急に復興の工事に着手せよ。それが一番大事なことなのだ。

そのあたりのことが亀井さんには飲み込めているのだ。

だからこそ、亀井さんが「野田さんを救う」という言葉を発しているのだろう。