2012年7月31日火曜日

パナソニックが、高効率の人工光合成システムを開発。


▲人工光合成のニュースが流れはじめたなぁ。
上の技術は、トヨタの研究所発としてニュースが昨年、流れた。
ついでながら、この発明した技術者は、この20年内には確実にノーベル賞を授与されるだろうと言われている。
上のトヨタの記事から、約1年を経過して、パナソニックが高効率の光合成の技術を確立したとの記事だ。
この分野は日本の得意な分野らしい。---なにか、西欧諸国等の研究者がとっかかりづらい分野のようだ。---キリスト教の教義あたりとぶっつかるのかな---
光合成技術の究極の目的はどこらあたりかな。
大量の澱粉(でんぷん)を直接、生み出すことができるというところにあるのだろうなぁ。
人類は、農業という手間暇かかるルートを辿って、でんぷんを手に入れていた。
これを光と炭酸ガスから合成しようというものだ。
以下、新聞から抜粋。

パナソニックは、世界最高の太陽エネルギー変換効率となる人工光合成システムを開発したと発表。
バイオマスで使用される植物と同程度の効率0.2%を実現しており、植物に代わって二酸化炭素から有用な有機物を生成できる循環型社会の実現へ前進したとしている。
 太陽光を照射する「光電極」に、LED照明などで使われる窒化物半導体を使用し、また有機物を生成する電極に金属触媒を使用。
植物並みの効率に加え、 太陽光量に比例して有機物の生成量が増加するという。
二酸化炭素の反応に必要なエネルギー状態を窒化物半導体で 作り出すことができることを初めて見出し、半導体プロセスを駆使して 薄膜を積層するなどして高い変換効率を実現した。
システムを無機材料のみで構成することで、構造も単純化できたという。

▲補足、感想など
冒頭でふれた光合成の発明者の一人が中国人教授だったなぁ。
すると、ここ20年内には確実に中国人としてノーベル賞が授与されるなぁ。
ここ数年、中国大陸内ではノーベル賞待望論があるらしい。
ついでながら、この中国大陸内の中国人には、無理という点に注目して欲しい。
つまり、素質、資質として能力は充分にあるのだが、大陸内部に居住している限り、功利主義の蔓延及び知的正直というものの価値が低いために、ノーベル賞まで辿りつかないのだな。
日本という国で研究したからこそ、辿りつけたとも言えそうだ。
う~ん、ここまで書いて思った。
中国がこの教授をそのままにしておくかなぁ。北京大学とか清華大学あたりから、破格の条件で引っこ抜きに掛かるのではないのかな。
だって、確実にノーベル賞が授与されるのだから。中国大陸からの始めてのノーベル賞授与者となる可能性がありそうだ。
いや、話がそれた。
パナソニックは、プラズマディスプレイに拘りすぎた。
シャープの液晶に対抗するという意味もあったのだろう。
それも中国から安い商品が出回ると、もう先行者利益もへったくれもなくなってしまった。
そこで。
中国・韓国等がまったく手をつけていない分野が必要だったのだ。
それが記事にある「人工光合成」であろう。
これがどのような製品を生み出すのかは筆者には分からない。
しかし、例え砂漠のような場所であろうと、「でんぷん」を作ることができるのだ。
農業に適していない土地、究極的には宇宙空間ですら、「食料」を生産できるということであろう。
今、大きなインパクトをもった分野にパナソニックは踏み込もうとしている。







2012年7月30日月曜日

日本は世界で最も有望な市場に—と、白川日銀総裁。


▲白川日銀総裁が、近々の日本経済の見通しについてコメントした。
ヨーロッパ経済、アメリカ経済が不調な中、言わば、日本が一人勝ちの状態にあるのだが、民主党政権下ではそうおおっぴらにも言えず、言い方に随分苦労されているようだ。
消費税の増税論議ばかりが議論されて、いわば、加熱する前に前もって、水を掛けるような議論となっている。
まず、白川総裁の記事から抜粋。

日本銀行の白川総裁は講演し、「大きなチャンスと安定した金融システムを組み合わせることができるのであれば、日本は世界の中で最も有望な市場の1つになるかもしれない」 と述べた。
総裁は「日本の最近20年間の成長率の数字は低く、しばしば『失われた10年あるいは20年』といわれてきたが、1990年代のバブル崩壊の影響は、最近のグローバル金融危機の後に起きたことほど大きなものではなかった」と表明。
「少なくともバブルが崩壊して10年を過ぎたあたりからは、 低い成長率はある程度は人口動態の変化、 より正確にはそうした点への対応ができていないことによって説明できる」と。
その上で「日本の国民1人あたりの経済成長率はG7諸国並みであり、生産年齢人口1人当たりの経済成長率は G7諸国で最高である。
多くの先進国と比べ、日本の失業率の上昇は小幅だった」 と指摘。
さらに「金融をみても、ほとんどの日本の金融機関の競争力は強化されている。日本の金融機関のスプレッドは、世界の競争相手と比べ相対的に安定しており、ゆっくりと慎重にではあるが、欧州勢が撤退した穴を埋めるようになっている」 と述べた。

▲補足、感想など
なんとも、婉曲的な言い回しで。
日本の金融機関はノーダメージで---という部分が一番大きいのだろうなぁ。
ヨーロッパとかアメリカの金融機関は、担保にとった不動産の値下がりによる、不良債権処理に苦しんでいる。日本の1990年代の銀行などと同じだ。
日本の不動産について、1990年頃のバブル崩壊から地価が反転の兆しをみせたのは15年後であった。
ヨーロッパ・スペイン等の不動産の下落なども、反転までおそらく同じぐらいの期間が必要なのだろう。
すると、もう10年くらいは経済が低迷を続けそうだなぁ。
アメリカの地価はリーマンショック後、比較的速い段階で横ばい~緩い下落に転じた。これはアメリカ経済の強さ、<なにせ人口が増加している>-からだろうが、まぁ、もう5年というところか。
上で挙げた年数にさほどの根拠がある訳ではないが、まぁ、日本のバブル崩壊から現在時点までを見続けてきたのだから、当たらずといえども遠からじというところだろう。
それならばと筆者は思う。
アメリカ経済が回復するまでの約5年間は、日本の一人勝ち状態が続くということだ。
2017-2018頃までということか。
ここで記事に戻って、白川総裁は--日本は世界の中で最も有望な市場の1つとなるかもしれないと。
有望な市場って。ブランドものを買うとかの意味か。
なるほどなぁ。
今は、筆者が経験した時代の中で、1980年台後半のバブル経済の直前の頃に非常によく似ている。
1980年代後半のようにバブル経済が発生するのかどうかは分からない。(前回は、日本人が有頂天になって自分の身のほどを忘れたために発生したのだろう)
前回で懲りているから、賢く対応するものと思うが、それでも抑制された形で類似したことが起こるような気がする。
不動産についても、首都圏界隈では類似したことが起ころう。
また、円高を利用して、海外の不動産を買い漁るというようなことが起こるかもしれない。
今度、もしバブル経済が発生した時は、日本・日本人は賢く立ちまわって、前回の失敗の轍を踏まないようにしよう。


※追記
 アメリカの不動産価格の状況についての記事があった。ご紹介したい。
--ここから--

 住宅ローン担保証券(MBS)投資家の間では、 米住宅バブルの崩壊過程がなお続いている。
 JPモルガン・チェースの調査で 分かった。 
 JPモルガンがMBS投資家を対象に先週実施した調査によると、 「住宅価格が全米で底入れした」と考えている回答者は34%にとどまった。 
 一方、5%未満の値下がりを見込んでいる投資家は56%に達した。 
 11%はこの先5%以上値下がりするとみている。 
 同行アナリストが27日付のリポートで明らかにした。 
 指標利回りが今月に入って過去最低を更新する中で投資家は高いリターンを 求めており、政府支援がない住宅ローン証券は値上がりしている。 
 JPモルガンのジョン・シム氏らアナリストは、MBS投資家は不動産市場を 相対的に悲観視しており、住宅ローン証券はまだ上昇する余地があることを 示唆していると指摘する。
  シム氏らはリポートで 「当行の調査では住宅価格の安定化がまだ織り込まれていない可能性があることが 示された」と記述した。 
 バークレイズのデータによると、2005-07年に組成されたサブプライム (信用力の低い借り手向け)住宅ローン証券相場は今年に入り25%以上値上がり した。 


--ここまで--

 リスクが高いものほど、利率等を高くしないと売れない--ということを記事ではいっているようだ。
 上でふれたようにアメリカの不動産市況の底入れまで、まだ、時間がかかるようだ。




私達の怒り—って。一体、誰に対する怒りなのか。反原発デモ。


▲反原発デモが、なにか異様な展開を見せている。
異様という言い方もおかしいか。
いや、デモに参加している人の言い方というか、この人なにを言ってんだ?--という感じなのだ。
反原発デモが盛り上がらないことからの、アセリの表現なのかなぁ。
以下、新聞から抜粋。

脱原発を訴えるため、ツイッターやフェイスブックを通じた呼び掛けで集まった参加者がキャンドルなどを手に国会議事堂を取り囲む抗議を行った。
参加者は、主催者発表で20万人、警視庁は1万数千人。
毎週金曜夕の官邸前での抗議行動を呼び掛けている首都圏反原発連合が主催。
参加者は各自キャンドルやペンライトを用意して集まった。
午後7時、国会議事堂正門前では有志の国会議員らがスピーチ。
民主党のk衆院議員がマイクを握ると、聴衆から「民主、帰れ」「退場」の怒声が巻き起こる場面もあった。
北区のn一さん(44)は「議員に私たちの声が届くことを願うが、 こうやって行動を起こすことが何より大事」と力説。
午後3時半からは近くの公園で集会を開催。
作家のoさんらが 「キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできない」と。

▲補足、感想など
ふ~ん、と思う。
まず、この参加人数の主催者側と警察との違いの大きさをみよ。
次に、以下の文言はどういう意味なのだろう。
--キャンドルの炎は消えるが、私たちの怒りを消すことはできないって。
怒り?
誰に対して。
あぁ、反原発を主張しているのに、野田さんは原発の再稼働に踏み切ったその事実に対して「怒り」を感ずるという意味か。
なにか、こういう不合理な・浅薄な、一時の感情にまかせたような「言葉」を聞くのはイヤだなぁ。
筆者は思う。
毎日、朝起きて食事ができる。電車がキチンを動いていて、会社に定時に入れる。会社ではpcがキチンを動く。---そういう通常の生活ができるということの大事さ、大切さが理解できないのかと。
そういう生活を支えているのが、エネルギーというものなのだ。
そして、こういう通常の生活の継続から、次世代のエネルギー源の探索とか、代替エネルギーの実用化がやっと可能となるのだ。
つまり、反原発の運動というものは、代替エネルギーの実用化とか新エネルギー源の開発というものすら、邪魔をするというか妨害しようとしているということではないか。
もう一度、このデモ参加の作家にお尋ねしょう。
一体、なにに対して怒っているのか---と。



2012年7月29日日曜日

中国工作員、蠢(うごめ)く。


▲中国が尖閣諸島の問題で正面衝突を避け、一旦引いて、横から様々な工作を仕掛けてきた。
 さすがに中国だ。
 推したり引いたり、韓国人の単純さとは比較にならない。
 しかも、その工作員は日本の元官僚だ。
 中国人の持ち駒は多いなぁ。この人、中国系の人間かもしれないな。
 以下、新聞から抜粋。

 先ごろ、日本外務省国際情報局元局長の孫崎享氏は新聞に寄稿し、「釣魚島は日本固有の領土で はない」と述べた。
 寄稿文はアジアで関心を呼び、孫崎氏は日本のネット上で攻撃を 受けた。
 中国紙のインタビューを受けた際、孫崎氏は、米国内には日中関係が緊迫するのを期待する勢力があり、日中は手を携えて勢力に対抗する必要があると。
 さらに、日本にとって「日米安保条約も日本の利益を守るためにあるのではない」とし、5年か10年後に、日本の民衆は中国が重要であることを知るはずだ、と。
 ――現在と将来の中日関係をどう見ますか。
 日中は、最も重要な国はどの国かをはっきりさせなければなりません。
 日本にとっては、中国です。日本の最大の貿易パートナーは中国であって、米国はすでに日本にとっては一番重要な国ではなくなりました。
 中国にとって、日本との関係をうまくやることは同様に利あって害なし。
 両国国民が認識していれば、摩擦があっても主体的に対話を通じて解決を探ることができます。
 これから5年か、10年後に、日本は中国が重要であることをはっきりと知るはず。
 これからの5年、日中が争い避けるかが 非常に重要。
 もちろん、その後ろには米国が います。
 米国内には日中関係が良好であることを望むのではなく、日中関係が緊迫するのを期待する勢力 がいます。
 米内部のこうした勢力がその役割を発揮することでしょう。
 ――米国のアジア回帰の戦略、それに将来のアジア情勢をどう見ますか。
 米国のアジア回帰の戦略は実は、日増しに強大になる中国にいかに対抗するかという戦略です。
 中国とは良好な関係を維持すべきだと考える人がいます。
 けれども、米国の軍隊は中国を抑えこむことにするだろう。
 ですから、日本や韓国、ベトナム、フィリピンなどと連合して一緒になって中国の戦略に対抗するしかありません。
 日米同盟については、その存在意義はまったくない。
 例えば、中国は核兵器を保有していますが、日本に向けて発射することはまずないでしょう。
 中国が発射する意義がないからで、発射すれば、中国にマイナスの影響をもたらすだけです。
 釣魚島の問題もそうです。
 日米安保条約は日本の利益を保護するためにあるのではない、と私は考えています。


▲補足、感想など
 ふん、中国の工作員め--
 中国からいくらお金をもらったんだ?
 う~ん。
 この工作員の話はまぁ、いい。
 記事の内容のどこらに核心があるのだろう。
あ、今の世界での基軸通貨はなにかということが核心の一つだろう。
 現実の世界で、米ドルが基軸通貨となっており、この米ドルの信用を日本という国が、更に日本製品の高品質さが支えているということだろう。
 記事にあるように、中国>アメリカ というならば、中国の人民元がいつかは世界で基軸通貨になる可能性があるのかということだ。
 世界中で中国人が嫌われ、その製品の品質についても信用されてなどいないではないか。そんな国家の通貨が基軸通貨となる訳がない。
い、日米同盟の大事さは、上の米ドルが基軸通貨であることを支えているだけではなく、日本人が中国人よりアメリカ人の方をより信頼していることに基づいている。
 この元官僚の工作員が言っているような騙される方が悪いのだという感覚には日本人は慣れない。
う、中国の核兵器が無害のような言い方をするということが中国の工作員そのものだろう。
 こういうウソというか、欺瞞がしれっとして言えるということが、中国系の人間の特徴だ。上で書いたように、騙される奴がアホなんだ、騙して儲けたやつか勝ちなんだという思想が露骨に見えるではないか。
え、尖閣諸島が日米安保の範囲内であるとアメリカが言ってくれたお陰で、日本としてもやりやすくなった。海保、海自を増強するといっても、時間が必要だ。
 尖閣諸島には、自衛隊を駐屯させるという話が進もう。


あの時、菅さんが首相でよかった—か。


▲毎日新聞の論説委員(この人も韓国系だろうなぁ)がなにか言っている。
 もう潰れかけの新聞社であるが、最期の最期まで韓国系の人間(菅さんのこと)擁護に走るつもりらしい。
 まぁ、その意気や、よしというところか。
 昨年の東日本大震災の際の、福島原発事故への対応をについて、菅さんがいろんな調査報告書で批判されている。
 それでも、菅さんでよかったという数人の人がいるぞと記事で強調している。
 じゃ、筆者はどう思ったかって。
 そりゃ、あんな事故に直面して誰しもがと惑うし、混乱する。
 菅さんが特別能力が劣るとは思わないが、ただ、菅さんという人は組織の中で働いた経験がない。
 情報の処理の仕方、自分の能力の見せ方という部分で「経験不足」を露呈してしまったと筆者は思った。
 以下、新聞から抜粋。

 次の大災害、大事故がいつ襲いかかってくるかわからない。
 その時、リーダーはどう対応すればいいのか。
 民間、東電、国会、政府の順で4事故調の報告書がすべて公表された。
 首相官邸による福島原発事故現場介入問題に絞って報告書を見ると、菅直人首相の評価はすこぶる低い。
 <現場を混乱させ、重要判断の機会を失い><時間を無駄にし、指揮命令の混乱を拡大させた>
 <無用な混乱やストレスにより状況を悪化させるリスクを高めた><緊急時の対応で無用の混乱を助長させた>と。
 菅は混乱の元凶とされ、人災、菅災とまで言われる。
 菅は、「自分は理系学部出身で、原子力に<土地勘>がある」と自負しながらの介入だったというが、報告書を見るかぎり裏目に出た。
 しかし、逆の評価がある。
 枝野官房長官が、「私は3月11日の総理大臣が菅さんであってよかったと思っている。あれぐらいわがままで勝手で強引でという人間でなかったら、 たぶん政府の機能が止まっていたのではないか」
と述べた。
 大塚副厚生労働相は、「私も、あの時、菅さんが首相でよかったと思っている」 と言う。
 大塚は危機管理センターに厚労省の連絡調整責任者として出入りし、菅の動静を知る立場にあったが、  
 その後、著書のなかで、<福島原発内にいた作業員、関係者を一時撤退させる案が検討、菅首相が撤退を認めず、事故対応に当たることを求めた。撤退を認めなかった首相にも、 その指示を受け入れ、残って事故対応に当たった作業員、関係者にも頭が下がる。
 評価は後世に委ねられるが、時の首相としての決断は重い意味を持っていた> と書いた。
 東電全面撤退問題は真相がはっきりしないが、菅が止めたのは間違いない。
 また、細野首相補佐官も、民間事故調の聴取に対し、やはり撤退問題について、
「菅首相以外の首相があそこで判断を迫られた場合、判断できた人が誰なのか、私は分からない」と菅の対応を支持。
 枝野、大塚、細野とも、菅首相を補佐する立場上の発言とみられないこともないが、事故調とのこれだけの評価の違いは見過ごしにできない。
 政権の内部と外部の認識ギャップとも言える。
 3・11から何を学び取るか。
 次の天災に遭遇した時、今回の過剰介入批判が念頭にあって、 時の首相の決断、指揮が鈍るようなことがあっていいはずはない。


▲補足、感想など
 この論説委員、えらそうだなぁ。
 菅さんを呼び捨てにしているのか。
 それこそ、この人、なにさまのつもりだ。
 韓国系の人間は、年下だと呼び捨てにするのか。菅さんを擁護するつもりらしいが、擁護が擁護になっていなくて、自分の高慢さをさらけ出しただけではないのか。
 いや、文章を読んでかっとなった。元に戻ろう。
 冒頭でふれたように、経験のない事故発生に当たって誰しも混乱する。それこそ、どんな能力者でも。
 ただ、その時点から、組織の中で働いた経験があるかないかが、対応の仕方の方針を決めるのだろうなぁ。
 阪神大震災の時は、村山さんだった。
 村山さんは、下積みの経験が長く、印刷工場などで働いた人だ。優秀な人を選び、その人に全ての対応を任せ、責任は一切自分がとるというやりかたを採用した。このあたりの対応は実に見事。
 菅さんは、大学卒業後、弁理士になり独立した人だ。
 組織の中で働いたという経験は殆どあるまい。
 この組織内で働いた経験が無いということが、菅さんが福島原発事故の際に見せた、様々な食い違い・誤解・意思疎通のまずさ等々の元凶となったものと思える。
 筆者が事故時点で気になった点を列記したい。
あ、事故が発生した時、まず最初には専門家が急行する。その専門家の意見を聞いて、トップはどう動くかを決める。ところが、福島原発の時は菅さんが自ら動いた。最初からトップが現場へ急行するなんて組織では通常ありえない。
い、事故が起こった時、名称はともかくとして、なんとか防災会議というものを開いて役割分担とか、命令系統、連絡の仕方などを決めるのが常識だ。
 ところが、菅さんは自ら判断して自ら命令しようとした。そんな馬鹿なことは通常ありえない。
う、情報を自分のところに集めようとする。上の防災会議のようなところで役割分担をしていれば、自分一人に集めようなど考える必要もあるまいに。
 →いずれも、上でふれた「組織内で働いた経験の無いことで、他人にまかせることができない」ためであろう。
 
 筆者なりに総括してみれば以下。
あ、菅さんが特別能力的に劣っている訳ではない。
い、菅さんの組織内で働いたことのない、という経験不足から、他者に仕事を分担して任すということができず、様々なところに口出しして、混乱を拡大した。
う、.事故発生直後に、防災会議をつくって、そこで役割分担、連絡方法、情報の上げかたなどを決めればいいことを、そこに頭が回らず、まず、個人で動き、かなりの期間経過後になんとか会議を乱発した。
え、東電からの撤退騒動も、菅さんという組織内で働いた経験の無い人間には、東電からの電話連絡がどう聞こえたのか--、どう受け取ったのか見当もつかない。常識が通用しなかったのだろう。
お、総体に、菅さんの経験不足が招いた混乱ではあるが、それを素直に認めることができないということは、資質として「大事故に対応するだけの能力がない」と国民から判断されても致し方あるまいと思える。
か、枝野さん、細野さんの菅さん擁護の言葉は、菅内閣という組織で動いたという印象を国民に与えるための「部下として・組織内の人間として致し方のない・やむを得ない言い方」であろう。





結婚相手に妥協はできない---か。


▲独身女性の結婚についての記事を読む度に、なんかなぁと思う。
 特に、表題のいいかたなんて、こうどう理解すればいいのかと思う。
 もう一度改めて考えてみよう。
 結婚しょうとする男女は、べつに完成されたものではない。
 多くの未熟なものをもっているのが当たり前であろう。
 それでも、お互いが敬い慈しみあって、夫婦という単位を形成し、人生を切り開き、自分達の夢や希望を叶えるべく努力し、更に次世代へ引き継いでもらおうというものであろう。
 そういう全体についての俯瞰ができないものか。
 以下、新聞から抜粋。

「この年齢までシングルを通したのだから、結婚相手に妥協はできない」という女性は多い。
 しかしその考え方は甘い。
 なぜなら、結婚事情は厳しいから。
 今だからこそ、結婚を焦るべき理由を数字でみよう。
 アラサー女性が結婚を焦るべき理由
 「いつか良い人が現れたら……」なんて言っているうちに、婚期は遅れ、取り返しのつかないことになるかも。
●データ135歳を過ぎると婚姻率が激減
 国勢調査の未婚率をみると、2000年時点で3539歳の女性のうち、2010年までに結婚できた女性は1.3%。
 4045歳の場合は、0.9%。
●データ2:年収600万以上の独身男性は皆無に等しい
 中央大学教授の調べによると、女性が男性に希望する年収は「600万円以上」が39.2%。
 しかし、25歳~35歳の独身男性のうち年収が「600万円以上」は3.5%。
●データ3:生涯独身女性が必要な年収は?
 調査によると、30歳女性が独身のまま85歳まで生きると仮定した場合、総額16450万円が必要。
 確保するには、1年で100万円の貯金が必要となり、最低でも手取り340万円は稼がなければいけない計算になる。
●データ4:単身女性の多くが貧困状態
 2012年の国立社会保障・人口問題研究所によると、20歳~64歳の単身女性のうち32%が、可処分所得が125万円以下の“貧困状態”にある。
 非正規雇用の増加がその原因と言われており、この数字は増加していく。
●データ5:単身者と共働き夫婦の可処分所得の差額
 2012年の大和総研の調査によると、10年後の共働き世帯は比較的有利な経済状況を迎えるという。
 世帯年収が500万円の場合、可処分所得が片働きに比べて18万円、単身者に比べて43万円増加。
●データ6:既婚者の方が幸福度が高い
 2006年の生活総研の調査によると、既婚者の83.7%が自分を幸福だと感じている。対し、未婚者は68.5%。
 また、未婚者の幸福度が景気に左右されやすいのに対し、既婚者の幸福度は過去10年横ばいであること。
 結婚には妥協も必要!?
 もし結婚を考えているのであれば、早めに手を打つべきだ。
 結婚相手の理想が高いために結婚を躊躇しているのであれば、自分の市場価値を見つめ直してほしい。
 結婚の妥協点を見つけることが、“手遅れ”を防ぐ第一歩だ。

▲補足、感想など
 う~ん、記事の内容はあざといなぁ。
 こういう記事を読んで、焦ったりするのか。
 それにしても、文言が筆者などの目からみると、どうもなぁ、と思う。
 特に、--結婚には妥協も必要!? –なんてどうだ?
 そういうことではなくて。
 冒頭でふれたように、「互いに敬い慈しみあえる」相手を見つけるということであろう。
 そして、結婚によって、夫婦という単位となり、この人生を寄り添いあって、切り開けばいいことではないか。
 婚活でもいいし、紹介でもいい。
 様々なルートを考え、”互いに敬い慈しみあえる”相手を探し見つけることだと思える。
 ただ、記事にあるごとく、35歳という年齢が限界だろうなぁ、と実感する。


2012年7月28日土曜日

そもそも、原発か反原発かは政治問題ではない。


▲どこに核心があるのかなぁ。
 反原発という主張が余りに感情的で浅薄というか、不合理な意見で馬鹿馬鹿しいというのが本当だろう。
 毎日、毎日を通常に暮らしていくということの大事さがなぜ分からないのだろう。
 普通に食事ができて、電車に乗れて、会社のpcが動き、工場の機械が動くということの大切さがなぜ理解できないのか。
 それが理解できない人間って、余程幼稚か、軽率か、扇動に乗せられやすい人間かだ。
 新聞で、山口県知事選をああだ、こうだといっているのだが、山口県で「反原発」支持で当選するわけもあるまい。
 以下、抜粋。


 29日の日曜日、反原発運動の政治的影響力が試される出来事が2つある。
 反原発派の1人が候補となっている山口県知事選と、国会周辺で行われるデモだ。
 数万人規模の反原発デモは最近の日本では見られなかった。
 政治の主流派からの賛同は得られていない。
 山口県の知事選挙は、リトマス試験になるとみられている。
 反原発デモの声は規模も拡大しているが、まだ政治の主流派からの賛同は得られていない。
 民主党の大半の議員は、原子炉の再稼動に賛成している。
 そして、日本の原発の成長を後押ししてきたのは自民党だ。
 原発に反対してきたのは共産党や社会民主党など、少数政党だ。
 もうすぐ総選挙となる可能性が高まっていることから、 小沢一郎氏率いる新グループなど、反原発の世論の高まりに乗じようとする政治的な動きもみられる。
 大阪市長、橋下徹氏率いる大阪維新の会もその1つだ。
 抗議者の心をつかんだ政党はまだないようだ。
 地方選挙では反原発を唱える候補者が現れている。だがその多くは落選。
 3週間前、鹿児島知事選で原発推進派の現職知事が圧勝した。
 反原発派は29日に行われる山口県知事選挙に立候補した飯田哲也氏に期待を寄せている。
 大阪の橋下市長は同氏を大阪市のエネルギー政策の顧問に迎えていた。
 山口県は自民党が長く権勢をふるった「保守王国」だ。
 選挙戦では2030年までに原発ゼロとする目標を掲げ、公約の中心は県内の上関原発建設の白紙撤回だ。
 有力な対立候補は、公共事業拡大を提唱し、 自民と公明両党の推薦を受けた元国土交通審議官の山本繁太郎氏だ。
 地方選挙で反原発候補が勝てない要因の1つには、原子力の地元経済への貢献が挙げられる。
 上関原発に7割が反対する一方で、 有権者は雇用や経済の方をより重視している。
 原発を持つ市町村が脱原発をためらう主な理由だ。
 日本大学の教授は 「既存政党は原発を選挙の争点にはしたがらない。
 与党の座を戦う政党は、原発に代わるエネルギー政策を打ち出さなくてはならないので、反原発は小さな野党の主張におさまっているのが現実」と指摘する。
安定した電力源の確保と原発反対を政治的に両立させることは難しい。
 よい例が橋下大阪市長だ。
 同市長は総論では原発に批判的だったが、夏のピーク時に大阪の電力が 18%不足する可能性があると分かったあと、大飯原発再稼動容認に転じた。
 飯田氏を支持している既存の政党は共産党のみだ。
 アナリストは、反原発運動は、他の問題も取り込んで、不満に訴えることができれば さらに弾みがつく可能性があるとみている。


▲補足、感想など
 冒頭で、通常に生活できることの大切さにふれた。
 まぁ、反原発という議論があってもいい。
 ただ、それならば原発に代替するエネルギー源をしめし、通常の生活をどのように維持するのかを示せ。
 それにふれない議論など、不合理な幼稚な、単に感情的なタワゴトにすぎない。
 反原発という言い方は、いわば、通常の生活ができないようにするにはどうするのか--という逆向きというか、不合理な主張ではないか。
 そんなもの、そもそも政治問題でもありゃしない。





2012年7月27日金曜日

橋下さんの文楽への批判は軽率であり、伝統芸能への理解が浅すぎる。


▲大阪市長・橋下さんの文楽についてのコメントは、どうも軽率すぎる。
伝統芸能というものは、江戸時代の庶民に愛され支持されつづけて、現在まで残ったものだ。
現在人の視点からみておかしいと思うことは多々あるだろう。
それでも、と思う。
過去・江戸時代いや、それ以前からの日本の人形劇が発展してきたものなのだ。
過去の日本人が愛し、支持しづつけた芸能を、簡単に批判してはなるまい。
そういえば、雅楽なんてものも日本にはある。
中国の唐とか、隋の時代に中国で演じられていたものであろう。
それが遣唐使などの伝達手段で、日本へ渡り、日本で1000年以上の歴史をもっているのだ。
これを現在人の視点で簡単に批判していいものなのか。
文楽に関するコメントは、橋下さんが軽率だと批判されても致し方あるまい。
以下、新聞から抜粋・

大阪市の橋下徹市長は27日、補助金の削減を打ち出している文楽について、 「ふに落ちないのは人形劇なのに人間の顔が見える。見えなくていい」と疑問を投げ掛けた。
 文楽は、三味線奏者と人形遣い、物語を読み上げる太夫で構成。主役級の人形は3人で操られ、 顔と右手の動きを担う「主遣い」は顔を出し、ほかの2人は顔や姿が目立たないように黒子の衣装を着るのが一般的だ。
文楽協会によると、もともと人形遣いは全員が黒子だったが、太夫や三味線奏者の姿が見えていることに合わせ、 ある時期から主遣いだけの顔を見せるようになった。ただ詳しい由来は分かっていないという。
 市長は「重鎮の言うことに若手が何も言えない(文楽の)構造を変えないといけない。顔が見えると(作品の世界に)どうも入っていけない」と述べた。


▲補足、感想など
筆者は、文楽を一度見に行ったことがある。
確かに、主たる演じ手の顔が見える。
しかし、人形に集中していると顔を意識しなくなる。確かに見えているのだが、見えないという状態となる。
演題は、傾城阿波の鳴門と俊寛だったかな。
阿波の鳴門では、ととさまの名は? ---という場面で泣いてしまった。
俊寛は、鹿ヶ谷の陰謀により、俊寛を含む3人が鬼界ヶ島に流される。
翌年、俊寛を除く2人が許され、二人を連れて船が沖合に漕ぎ出すと、俊寛は波打ち際で泣き喚く。
数年前までは、華やかな都にいて、今は鹿児島の遥かな沖合の鬼界ヶ島に自分がいる。 2人は許され自分一人のみが残された絶望感・寂寥感のようなものが見るものの胸を打つ。
文楽は、人形劇として一つの頂点に達したものだと思う。
それを現在人の視点から安易に批判すべきではない。
この人形劇は、江戸時代の日本人が愛し支持し、人形劇として洗練させたものだ。
大切に守り、未来へ送り届けるものだと筆者は思う。


2012年7月26日木曜日

おっ、北朝鮮が珍しくまともなことを言っているぞ。


▲アセアンで日本の玄葉外相が、北朝鮮の非核化ということをいったものだから、それに対して北朝鮮が反駁している。
まぁ、その曰くはもっとも、もっとも。筆者も、珍しくまともだなぁ、と思った。
日本は北朝鮮に関わるまい。
以下、北朝鮮の新聞から抜粋。

 北朝鮮の労働新聞は、「愚かな駆け引き」と題した論評で、第19回東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム会議で、日本の玄葉外相が 北朝鮮の非核化について発言したことを批判。
 彼は北朝鮮に対し、「追加挑発を自制して、非核化のための具体的な行動を取らなければならない」 と述べたが、これは分不相応な妄言だと非難。
 本来、朝鮮半島の非核化と対話の問題は、日本が口を出すことではない。
これは米朝間で解決する問題であり、日本は問題解決に向けて厄介な存在に なっていると指摘。
日本は朝鮮半島の非核化実現に不必要な存在であり、対話の悩みの種、招かざる客だ。
朝鮮半島の非核化問題は、時と条件が成熟すれば、日本がいなくても解決を迎える。
日本の政治家が出る幕ではないと。
 そして、日本政府は北朝鮮が「挑発」をしているかのように世論を作り上げているが、 実際の挑発者は反共和国で、軍事的脅威騒動に狂奔している米軍部の好戦狂たちであり、追従している日本政府だと指摘。
 日本は「国家の安全保障」という口実を用いて、原子力基本法と宇宙機構法を国会で通過させた。
これは核武装化、宇宙軍事化を促すということであるとして、核武装化という日本の軍事大国化の野望を実現するための行動だと批判。

▲補足、感想など
記事の要点は、
あ、北朝鮮の非核化は、北朝鮮とアメリカの2国の問題である。
い、今、軍事を強化しようとしている日本から口出される理由はない。
 ぐらいかなぁ。
→筆者は、北朝鮮の曰くは、もっともだと感じた。
ハッキリ言えば、日本は北朝鮮が核をもっているとかもっていないかなんぞ、どうでもいい。
 アメリカだって、本心ではそう思っている筈だ。
ただ、アメリカが唯一恐れているのは、北朝鮮の原爆が秘密裡に国際的なテロ組織に渡って、アメリカを脅すないしはアメリカ国内で使用されるということだ。
原爆に、製造した国の名前が書かれてある訳ではない。
そういえば、もう40年以上前かなぁ。アフリカ大陸の南東方、インド洋の真ん中あたりで、巨大な閃光をみたというニュースが流れたことがある。
当時、核実験ではないかという噂が流れた。
結局、確たる証拠も見つからず、どこからもなにをしたというコメントもでて来なかった。
数年後か、イスラエルによる核実験ではなかったかというウワサが流布された。
まぁ、アメリカは知っていたのだろうが、イスラエル-米と結託した秘密核実験というのが当たりかもしれない。
そこらあたりから、公にはなっていないが、イスラエルも原爆を所有しているらしい。
いや、話がとんでもないところへ。
そんなことで、アメリカはユダヤ人が原爆を所有することは承認できても、反米のテロ組織に渡ることはどうしても許すことができないのだろう。
ここで記事に帰ってきて。
だから、非核化の協議は、北朝鮮とアメリカとの間でなされるべきということだ。
アメリカの経済力の低下に伴い、日本の原爆所有も視野にはいってきた。
そんな状況下で、日本が北朝鮮の非核化なんて、ふれる必要もあるまい。
日本は、北朝鮮に関わらない。関与しない。




※追記。
 ウイキペディアで、上のイスラエル?の核実験について、もう少し詳しく書かれてあった。ご紹介したい。
--ここから---

イスラエルも上記の国同様、NPTを批准していない。 
国際社会から核兵器保有はほぼ確実視されているが、公式には保有に関しては肯定も否定もしない政策を取っている。
ディモナで数百発作成し(モルデハイ・ヴァヌヌの内部告発)、インド洋上で南アフリカと合同実験済との主張もあるが、真偽は不明である。
また、1979年9月に、南極に近いノルウェー領ブーベ島と南アフリカ領プリンス・エドワード諸島の間で大規模な爆発が観測されたうえに、放射性物質が降り注いだことから、いずれかの国が核実験を行ったのではないかとの指摘があったが、これも核実験とは確定されていない。
2009年にはストックホルム国際平和研究所は核兵器保有国と認定した。
アメリカ科学者連盟の情報によると、イスラエルは75から200発の核弾頭を所有しているものとみられている。

--ここまで--




松井選手、戦力外通告される。


▲大リーグ、松井選手がレイズから戦力外通告をうけた。
う~ん、あの打率では致し方あるまいな。
野茂さんは、メキシコであろうが、ベネズエラであろうが、やれるところでトコトンやるというタイプだったが、松井選手はどうだろう。
日本に帰ってくるか、引退かというところかな。
もう、選択肢としては多くない。
そういえば、松井選手について、このブログで「人生の選択」ということを書いた記憶がある。
自分の夢を果たすために、自分の選手生命の短さを覚悟しているというものだ。
そう考えると、自分の夢の大団円に近づいたということだろうな。
以下、新聞から抜粋。

 レイズは25日(日本時間26日未明)、打撃不振の松井秀喜外野手(38)に 戦力外通告をしたことを発表した。レイズ・マドン監督のコメント。
 「練習でいい打球を飛ばし、良くなる可能性はあったと思う。ただ、それがいつになるかが 分からなかった。
キャンプを行わず実戦から長く離れていたことも影響しただろう。
彼が やりきったとは思えない。まだ力は残っていると思う。本人にもそう伝えた」

▲補足、感想など
冒頭で野茂選手についてふれた。
アメリカへいって、英語とかしゃべったのだろうか。一度たりとも聞いたこともないが。
まぁ、頑固というか無口というか、一切妥協しないというか---
しかし、あの性格だから、最初に大リーグへ行ったのだ。また、最後の最後までえっと、最後はメキシコだったかな海外で投げ続けていたのだ。
お陰で、日本ではコーチのお呼びすらかからないが、それはそれだ。
先駆者というものは、ああいうものだろうなぁ。
明治維新後、最初に日本を飛び出していった人達というのは、恐らく、限りなく野茂さんに似たタイプの人間だと思える。
そういえば、高橋是清という大蔵大臣が戦前にいたが、彼は若いころ海外で騙されて奴隷として売られたという経歴の持ち主だったなぁ。
いや、話がどこかへいった。
松井選手という人間が、どれだけ野茂さんのタイプ(先駆者的なという感じかな)なのかどうか筆者には分からない。
野茂さんに近ければ、メキシコに行ってでもやるだろう。
野茂さんから遠ければ、日本へ帰ってくるという選択をするだろう。