▲読んで、思わず笑ってしまった。
先日、野田さんが、尖閣諸島への上陸を禁止するとかのコメントをだしていた。
筆者は、日本政府が地権者から賃借しているから、オレが借りている土地へ勝手に立ち入るのはダメだ—という意味だと解釈していた。
ところが、日本政府の上陸はダメだというのは、地権者が上陸はダメだと言っているから—というのだ。
えっ。地権者は「石原さんだから」売る—と言っているのではないか。
石原さんが上陸するということに反対する訳がない。
一体これはなんなんだ?
野田さんが、尖閣諸島への上陸を禁止する—とコメントしたのは、一体どういう根拠にもとづいていたのだ?
そんな難しいことは分からないか?
以下、新聞から抜粋。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入計画を進めている東京都は、今週中にも政府に 上陸許可を申請する方針を固めた。
同諸島の魚釣島、南小島、北小島の3島を所有する埼玉県内の地権者の同意書を添える予定。
今後、国の対応に注目が集まる。
政府はこれまで、地権者が上陸に反対しているなどとして、同諸島への上陸を 一切認めてこなかった。
このため、都は地権者から同意書を取り付けた上で 上陸申請し、国に譲歩を迫る。
関係者によると、地権者は既に、都の上陸調査に同意しているという。
野田首相は尖閣諸島の国有化方針を表明したが、都は購入資金として募っている寄付が13億円を超えたこともあり、引き続き先行取得を目指している。
▲補足、感想など
国有化—って。
個人である地権者から国が買うという意味か。
売買は、売主と買主が合意しなければ成り立たない。だから、売主が国には売らない—といっている限り、国有化できない。
今、個人→東京都 へ所有権が移ろうとしている。
ならば、国としては新所有者たる東京都と売買交渉するつもりだ—というなら、話は理解できる。
まぁ、上で「理解できる」と書いたが、いわば、筆者が都合よく解釈しているというだけのことで、国が・野田さんがどう考えているか--など、全く想像できない。
つまり、野田さんは、「国有化するつもり」だとコメントしているが、そこまでの道筋はどうすればいいのか分からないのだろうなぁ。国が地権者と交渉したという話はないらしい。
なにか、野田さんの周辺は、こういう法律とかに疎い人ばかりのようだ。
記事にある「地権者が上陸させないでくれ」といったから、「上陸禁止」だ—とか。
う~ん、こうなんと言えばいいのかなぁ。
この隔靴掻痒感は。
野田さん及びその補佐をする人は、なにかが致命的に分かっていない。
法律なのかな、手続き? 段取り?----なにか、実務的なことをした経験がないことによる、手探り状態ということか。
いや、話がどこかにいった。
そんなことで、国としては東京都へ上陸禁止をいう根拠をもっていない。
だから、東京都は尖閣諸島へ上陸して、地権者たる個人との売買ももうすぐ成立するものと思える。