▲女性が晩婚化しているそうな。
でも、その理由つけが筆者にはどうも納得できない。
自分で稼げるから—とか理由が挙げられているのだが、そんなことではあるまい、と筆者には思える。
要するに、「縁がなかった」ということだろう。
捻くれたというか、こうごまかしたような回答はどうもなぁ。
筆者は思う。
人生というものは、もっと正面から向きあってぶっつかるものだ。
自分自身をごまかしたような回答は、全体をミスリードする気がしてならない。
以下、新聞から抜粋。
近ごろ、「女性の結婚する年齢が上がってきている」。
どういう理由でしょうか? 意見を聞いてみた
●第1位/「自分で稼ぐことができるようになったから」……45.4%
○第2位/「仕事が忙しいから」……38.7%
●第3位/「頼りがいのある男性がいないから」……31.3%
○第4位/「未婚のほうが楽だから」……26.5%
●第5位/「出会いが減っているから」……26.2%
○第6位/「早く結婚するメリットがないから」……20.1%
●第7位/「社会的に、子どもを持つのが難しくなったから」……17.9%
○第8位/「専業主婦になりたくないから」……9.6%
●第9位/「遅めに結婚することにメリットを感じるから」……3.8%
○第10位/「離婚するのが嫌だから」……3.2%
※複数回答式。
第1位は45.4%で「自分で稼ぐことができるようになったから」でした。
ひとりで稼ぐことができるなら、結婚することもないと考える人は増えているみたい。
第2位は38.7%で「仕事が忙しいから」。仕事を楽しくできていると、辞めてまで結婚に 踏み切ろうという気が少なくなるみたい。
「仕事にやりがいがあり精神的に充実しているから」 という意見もありました。
第3位は31.3%で「頼りがいのある男性がいないから」。「草食男子が増えている」という 意見のほかに、「男性も正社員が減って、経済的に安定しなくなっている」という意見もありました。
女性の社会進出がこの問題に関わっていると考えている人は多い。
▲補足、感想など
晩婚化というものが、女性の社会進出と関わっている—というのは正しい指摘であろう。
でも、と思う。
この1位の表現のなんとピンボケなこと。
自分で稼げる → だから結婚することはない –って。
うそだろう、と筆者は思う。
もし、本当にこう思っているというなら、とんでもないカンチガイだなぁ。
それにしても、2位、3位の回答もなんともなぁ。
筆者の回りで見聞きする女性も様々だ。
それでも、能力があっても、自分で稼げても、結婚する人は結婚する。
つまるところ。
失礼ながら、自分に「縁がなかったこと」を自分自身でごまかしている言葉ではないのか。
快活で気のつく女性は、大抵は結婚している。
確かに自分で稼げるということは大切なことではある。
でもそれと同時に、性格がいい、明るい、よく気がつく-というなにか基本的な条件が必要なのだと思う。
人は一人では生きられない。
男女が、互いに敬い・慈しみあって夫婦というものが成立する。
夫婦という単位となって、この人生を切り開いていこう—という闘志が湧くのだと思う。
人生は、真正面からぶっつかっていくものだ。変に斜(しゃ)に構えても得るものは少ない。