▲独身女性の結婚についての記事を読む度に、なんかなぁ—と思う。
特に、表題のいいかたなんて、こうどう理解すればいいのか—と思う。
もう一度改めて考えてみよう。
結婚しょうとする男女は、べつに完成されたものではない。
多くの未熟なものをもっているのが当たり前であろう。
それでも、お互いが敬い慈しみあって、夫婦という単位を形成し、人生を切り開き、自分達の夢や希望を叶えるべく努力し、更に次世代へ引き継いでもらおう—というものであろう。
そういう全体についての俯瞰ができないものか。
以下、新聞から抜粋。
「この年齢までシングルを通したのだから、結婚相手に妥協はできない」という女性は多い。
しかしその考え方は甘い。
なぜなら、結婚事情は厳しいから。
今だからこそ、結婚を焦るべき理由を数字でみよう。
アラサー女性が結婚を焦るべき理由
「いつか良い人が現れたら……」なんて言っているうちに、婚期は遅れ、取り返しのつかないことになるかも。
●データ1:35歳を過ぎると婚姻率が激減
国勢調査の未婚率をみると、2000年時点で35~39歳の女性のうち、2010年までに結婚できた女性は1.3%。
40~45歳の場合は、0.9%。
●データ2:年収600万以上の独身男性は皆無に等しい
中央大学教授の調べによると、女性が男性に希望する年収は「600万円以上」が39.2%。
しかし、25歳~35歳の独身男性のうち年収が「600万円以上」は3.5%。
●データ3:生涯独身女性が必要な年収は?
調査によると、30歳女性が独身のまま85歳まで生きると仮定した場合、総額1億6450万円が必要。
確保するには、1年で100万円の貯金が必要となり、最低でも手取り340万円は稼がなければいけない計算になる。
●データ4:単身女性の多くが貧困状態
2012年の国立社会保障・人口問題研究所によると、20歳~64歳の単身女性のうち32%が、可処分所得が125万円以下の“貧困状態”にある。
非正規雇用の増加がその原因と言われており、この数字は増加していく。
●データ5:単身者と共働き夫婦の可処分所得の差額
2012年の大和総研の調査によると、10年後の共働き世帯は比較的有利な経済状況を迎えるという。
世帯年収が500万円の場合、可処分所得が片働きに比べて18万円、単身者に比べて43万円増加。
●データ6:既婚者の方が幸福度が高い
2006年の生活総研の調査によると、既婚者の83.7%が自分を幸福だと感じている。対し、未婚者は68.5%。
また、未婚者の幸福度が景気に左右されやすいのに対し、既婚者の幸福度は過去10年横ばいであること。
結婚には妥協も必要!?
もし結婚を考えているのであれば、早めに手を打つべきだ。
結婚相手の理想が高いために結婚を躊躇しているのであれば、自分の市場価値を見つめ直してほしい。
結婚の妥協点を見つけることが、“手遅れ”を防ぐ第一歩だ。
▲補足、感想など
う~ん、記事の内容はあざといなぁ。
こういう記事を読んで、焦ったりするのか。
それにしても、文言が筆者などの目からみると、どうもなぁ、と思う。
特に、--結婚には妥協も必要!? –なんてどうだ?
そういうことではなくて。
冒頭でふれたように、「互いに敬い慈しみあえる」相手を見つける—ということであろう。
そして、結婚によって、夫婦という単位となり、この人生を寄り添いあって、切り開けばいいことではないか。
婚活でもいいし、紹介でもいい。
様々なルートを考え、”互いに敬い慈しみあえる”相手を探し見つけることだと思える。
ただ、記事にあるごとく、35歳という年齢が限界だろうなぁ、と実感する。