▲大リーグ、松井選手がレイズから戦力外通告をうけた。
う~ん、あの打率では致し方あるまいな。
野茂さんは、メキシコであろうが、ベネズエラであろうが、やれるところでトコトンやるというタイプだったが、松井選手はどうだろう。
日本に帰ってくるか、引退か—というところかな。
もう、選択肢としては多くない。
そういえば、松井選手について、このブログで「人生の選択」ということを書いた記憶がある。
自分の夢を果たすために、自分の選手生命の短さを覚悟しているというものだ。
そう考えると、自分の夢の大団円に近づいたということだろうな。
以下、新聞から抜粋。
レイズは25日(日本時間26日未明)、打撃不振の松井秀喜外野手(38)に 戦力外通告をしたことを発表した。レイズ・マドン監督のコメント。
「練習でいい打球を飛ばし、良くなる可能性はあったと思う。ただ、それがいつになるかが 分からなかった。
キャンプを行わず実戦から長く離れていたことも影響しただろう。
彼が やりきったとは思えない。まだ力は残っていると思う。本人にもそう伝えた」
▲補足、感想など
冒頭で野茂選手についてふれた。
アメリカへいって、英語とかしゃべったのだろうか。一度たりとも聞いたこともないが。
まぁ、頑固というか無口というか、一切妥協しないというか---。
しかし、あの性格だから、最初に大リーグへ行ったのだ。また、最後の最後まで—えっと、最後はメキシコだったかな—海外で投げ続けていたのだ。
お陰で、日本ではコーチのお呼びすらかからないが、それはそれだ。
先駆者というものは、ああいうものだろうなぁ。
明治維新後、最初に日本を飛び出していった人達というのは、恐らく、限りなく野茂さんに似たタイプの人間だと思える。
そういえば、高橋是清という大蔵大臣が戦前にいたが、彼は若いころ海外で騙されて奴隷として売られたという経歴の持ち主だったなぁ。
いや、話がどこかへいった。
松井選手という人間が、どれだけ野茂さんのタイプ(先駆者的な—という感じかな)なのかどうか—筆者には分からない。
野茂さんに近ければ、メキシコに行ってでもやるだろう。
野茂さんから遠ければ、日本へ帰ってくるという選択をするだろう。