2012年7月31日火曜日

パナソニックが、高効率の人工光合成システムを開発。


▲人工光合成のニュースが流れはじめたなぁ。
上の技術は、トヨタの研究所発としてニュースが昨年、流れた。
ついでながら、この発明した技術者は、この20年内には確実にノーベル賞を授与されるだろうと言われている。
上のトヨタの記事から、約1年を経過して、パナソニックが高効率の光合成の技術を確立したとの記事だ。
この分野は日本の得意な分野らしい。---なにか、西欧諸国等の研究者がとっかかりづらい分野のようだ。---キリスト教の教義あたりとぶっつかるのかな---
光合成技術の究極の目的はどこらあたりかな。
大量の澱粉(でんぷん)を直接、生み出すことができるというところにあるのだろうなぁ。
人類は、農業という手間暇かかるルートを辿って、でんぷんを手に入れていた。
これを光と炭酸ガスから合成しようというものだ。
以下、新聞から抜粋。

パナソニックは、世界最高の太陽エネルギー変換効率となる人工光合成システムを開発したと発表。
バイオマスで使用される植物と同程度の効率0.2%を実現しており、植物に代わって二酸化炭素から有用な有機物を生成できる循環型社会の実現へ前進したとしている。
 太陽光を照射する「光電極」に、LED照明などで使われる窒化物半導体を使用し、また有機物を生成する電極に金属触媒を使用。
植物並みの効率に加え、 太陽光量に比例して有機物の生成量が増加するという。
二酸化炭素の反応に必要なエネルギー状態を窒化物半導体で 作り出すことができることを初めて見出し、半導体プロセスを駆使して 薄膜を積層するなどして高い変換効率を実現した。
システムを無機材料のみで構成することで、構造も単純化できたという。

▲補足、感想など
冒頭でふれた光合成の発明者の一人が中国人教授だったなぁ。
すると、ここ20年内には確実に中国人としてノーベル賞が授与されるなぁ。
ここ数年、中国大陸内ではノーベル賞待望論があるらしい。
ついでながら、この中国大陸内の中国人には、無理という点に注目して欲しい。
つまり、素質、資質として能力は充分にあるのだが、大陸内部に居住している限り、功利主義の蔓延及び知的正直というものの価値が低いために、ノーベル賞まで辿りつかないのだな。
日本という国で研究したからこそ、辿りつけたとも言えそうだ。
う~ん、ここまで書いて思った。
中国がこの教授をそのままにしておくかなぁ。北京大学とか清華大学あたりから、破格の条件で引っこ抜きに掛かるのではないのかな。
だって、確実にノーベル賞が授与されるのだから。中国大陸からの始めてのノーベル賞授与者となる可能性がありそうだ。
いや、話がそれた。
パナソニックは、プラズマディスプレイに拘りすぎた。
シャープの液晶に対抗するという意味もあったのだろう。
それも中国から安い商品が出回ると、もう先行者利益もへったくれもなくなってしまった。
そこで。
中国・韓国等がまったく手をつけていない分野が必要だったのだ。
それが記事にある「人工光合成」であろう。
これがどのような製品を生み出すのかは筆者には分からない。
しかし、例え砂漠のような場所であろうと、「でんぷん」を作ることができるのだ。
農業に適していない土地、究極的には宇宙空間ですら、「食料」を生産できるということであろう。
今、大きなインパクトをもった分野にパナソニックは踏み込もうとしている。