2020年8月30日日曜日

妙にこの記事に納得してしまう。麻生さんがやりたかった—という文にも、妙に納得してしまう。

 

次の首相は、菅さんにほぼ決定だろう。

 麻生さんもタイミングさえあれば、首相に返り咲くことを考えていた—という文にも妙に納得。

 まず、文章をみてほしい。

 -ここから-

2020/08/29()

臨時代理として準備だけはできていた麻生氏

誰にも相談することなく1人で辞任を決めたという安倍晋三首相。と同時に走り出したポスト安倍レースについて、現職閣僚、閣僚経験者が明かすその舞台裏。

「安倍さんは、臨時代理を置かずに後継が決まるまでは首相を続ける判断をしたわけです。一番残念がっているのは麻生さん(太郎財務相)でしょうね

 と話すのは、自民党のある閣僚経験者。

「新型コロナの感染者数が落ち着いていなかったり、インフルエンザとの同時流行が迫っていたりすれれば、一切の空白を作ることは許されないということで臨時代理として麻生さんの登板はあり得たし、麻生さんもその準備だけはできていたと思いますよ」

 しかし、それは叶わなかった。

「ワクチンはまだ先だとしてもコロナ対策を発表し、秋の臨時国会まで比較的時間もあり、病気も容態が急変するようなものではないから、緊急性の高い臨時代理の首相を置くまでもないと安倍さんは考えたのでしょう。正しいと思います」

 麻生財務相は28日、総裁選に不出馬を表明した。

麻生さんがやれるとしたら、安倍さんから“お国の一大事なのでお願いします”と言われた時だけだから、自分から手をあげるわけにはいかないでしょう

最有力ではあるものの低評価の岸田氏

 差し当たって、ポスト安倍の有力候補は岸田文雄・政調会長(63)、菅義偉・官房長官(71)、そして石破茂・元幹事長(63)に絞られている。

「安倍さんはかねて岸田さんを強く推してきました。そうすることで岸田さんの知名度や人気が上がるのを期待してきたわけですが、なかなかそうはなっておらず、それは悩みのタネではありました」

 と、永田町関係者。

「党内でも4番目の派閥にとどまっていて、“自分では何も決められない人”と揶揄する声は強い。だから安倍さんは、『岸田内閣』の産みの親として、組閣や党役員人事について相当手助けする腹づもりでいました。それはこうやって急遽辞任した今も変わらないでしょう」

反・世代交代で麻生・二階の両氏は一致

 9月中旬に行われる自民党総裁選は、国会議員票39447都道府県連の代表者が投じる地方票141を合わせた計535票の過半数を争うことになりそうだ。

「総裁選が任期満了で行われるなら、国会議員票394と同数の党員票の計788票を取り合うことになったわけです。地方の人気は高いが永田町では低評価の石破さんは、自派閥のメンバーが19人しかおらず、推薦人に必要な20人に届かない」

「国会議員以外の票の割合ができるだけ高くなることを狙っていたわけですが、それは難しい状況です。地方票141をほとんどかっさらって国会議員の危機感を煽ったり、選挙の顔として期待されたりでもしない限り勝てる見込みはない」

 では、岸田総裁で確定的かと言うと、さにあらず。

 党内第1派閥の細田派は安倍首相の意向もあり、岸田氏を支持するにしても、第2派閥の麻生派、それに続く竹下派、二階派は「岸田支持」でまとまっているわけでは全くない。

 現職閣僚はこう明かす。

岸田さんに対して麻生さんはネガティブな評価をしてきました。63歳の岸田さんがなれば79歳の麻生さんにとっては世代交代が進む。それは81歳の二階さん(俊博幹事長)も同じ」

「世代交代し過ぎるのは避けたいし、コロナという国難で政策の継続性が必要じゃないかという理由から、2人にとって“ちょうど良い”のが菅さんなんです」

菅さんは絶対に自分から名乗りをあげるってことはしないし、出るとしたら最後に手をあげる

「麻生さんや二階さんの2人が『岸田総裁』にゴネて、さらに地方票がかなり石破さんに流れそうだという情勢にでもなったら、“ここは国会議員で一致団結できる人を”という展開もないわけではない」

 別の永田町関係者も、

その時は、麻生さんと二階さんから安倍さんに話を持っていって、安倍さんから“ここは菅さん、お願いします”と伝えることになるでしょう

 79歳と81歳が総裁選のキーマンであるようだ。

 -ここまで-

補足、感想など

 キーマンがどうたらという話ではないな。

 この話、結婚相手を決めるときの要領と一緒だな。

 限られた時間の中で、限られた人間の中から一人を選ぶ、そして選んだという「覚悟」が求められる。

 そういう局面にあったとき、年齢、個人のもつ能力、得手不得手などを「総合判断」して決めるということであろう。

 結局。

 その総合判断の下で、「菅」さんが選ばれるということだろう。

 上の記事には、日本人からの書き込みがあった。いくつかを拾ってみよう。

 -ここから-

81: >>1世代交代も進まないのか・・・

121: >>1次は菅、その次で河野

2:麻生ならまた民主政権の悪夢

6:まあ当時はSNSがなくてマスゴミが全てだったから漢字の印象操作のみ

27:>>4ちょうどリーマンショックだったからなその対応の中心だったから海外の評価は高かった、英語もできたし

88:2009年の8月までは、日本の回復は世界と同じ水準で移行していたんだが9月から日本だけ単独で回復が遅れだしてるんだわ理由はわかるよな

97:本当にタイミング悪かったな何でていうタイミングで民主政権案の定ぐだぐだ

42:総理臨時代理 (臨時にその職務を担う国務大臣として予め指定された大臣)

序列→ ①麻生 ②菅 ③茂木 ④高市 ⑤河野 [敬称略]

61: 60歳代のやつが多いのにみんな存在感がないのが絶望的だな

69:一押し:麻生 二押し:河野(男系という正しい知識を得たら、という条件)

菅はありもしない「アイヌ先住民」の法律化に強く関わったというのが本当なら押せない

70: まあ、麻生か菅でいいよな。稲田でもゆるしやるw

小泉、石破はダメだ。河野はその次だ。野田はむりw

71:菅は最後のチャンスだよな

71

河野57

石破63

岸田63

73:>「菅さんは絶対に自分から名乗りをあげるってことはしないし、出るとしたら最後に手をあげる」

つまり「どうぞどうぞ」か

74:まあ菅 河野という順番だろ石破はアメリカが許さんだろ

79:安倍と菅ってだいぶ距離できた感じだな細田派は来年くらいには安倍派になってるのかね

86:管さん出てください支えますからって言われてから出ておいしいとこ取りだろうね。

麻生(79)と二階(81)「次期総裁に岸田(63)は若すぎる。菅(71)がちょうどいい」安倍首相辞任で歓びを隠せない隣国...人が変わっても国際法は変わりません!

101:7月に「もう辞めたいよ」としょっちゅう漏らしているというニュースがこの板にあったけど、あれ本当だったんか・・・?

107:人がいない日本人の9割は嫌韓 なのに政治家は親韓ばかりだ親韓はマスコミ受けサヨク受けがいいが 国民には憎まれてる

112:麻生なんか今年80歳だぞ推してる奴は正気かって思う

118:菅さんは調整型だろうし現状維持で繋ぎみたいな感じでやる可能性は高いと思うその間に自民党は本命を選ぶんじゃないの

122:菅、温厚なおじさんに見えるけど最後には手をあげちゃうタイプなのか

126:財務大臣だしここはドッシリと構えて頂こう。本人もそのつもりでしょ。

128:コロナ、五輪、ポストトランプと不透明な中で、敢えて火中の栗を拾う必要は無いからな

 -ここまで-

 こうして振り返ってみると、麻生さんはそのもつ能力とからみると、不当に低く扱われているなぁ。

 2009年頃の首相の座にいるのも短かった。

 <ちょいと思い出した。沈黙の艦隊という漫画の中で、日本人の外交官?がヨーロッパのエリートから言われる。---曰く「人類の進歩になんら貢献したこともない民族から言われる筋合いはない」とかなんとか---。う---、確かに。日本人は、英国発の産業革命に100年も遅れる民族だ。エンジンも作れなかったし、微分・積分にもたどり着かなかった。

で。ここで麻生さんがでてくる。2008-2009年頃リーマンショックという世界的に金融の混乱時期があった。日本はバブル崩壊という経験値があったもので、麻生さんは世界的な混乱期に「解決への方向性」が示せる唯一の存在だった。麻生さんは世界中を飛び回り、金融界の混乱を沈静化させた恩人となった。---この麻生さんの行動は、上の西洋のエリートが指摘する「人類の進歩になんら貢献したことのない民族」という評に対して一矢報いた感じではあった>

 まぁ今の副首相兼財務相というのは、ちょうど合ったポストではあるが、それでも、首相になるタイミングがあればもう少し、長くさせてあげたかったなぁ。

 首相というポストにつくには、それこそ、幸運の女神にこれでもか・これでもかというほどに「抱きしめられなければ」なれない---ということがよく分かる。

 北海道の町村さん、中川さんなど、首相にもうちょっとで届く人たちがバタバタ、直前で倒れてしまうのだ。

 これが人生。禍福は糾(あざな)える縄のごとし----

 麻生さんもきっとそう思っているだろうな。