2011年6月21日火曜日

中国が世界の工場ではなくなったとか。

▲中国を世界の工場とかいう表現が、時代遅れなのだとか。

 記事としてはそんな感じで書いてあるのだが、視点がそもそもおかしい。

 なにか、根本のところで、経済というものが分かっていない人間が書いた記事のようだ。

 まず、中国人の書いたその記事をご紹介したい。

 以下、抜粋。

 新華社通信によると、米誌タイムはこのほど、中国の安価な労働力の時代はまもなく 終わりを迎えると伝えた。

 インフラ整備や不動産建設、輸出の拡大が経済成長を促し、中国人労働者の賃金が過去10年間に毎年約12%のペースで上昇していることが背景にある。

 中国の安価な労働力時代の終わりによる連鎖反応は巨大で、世界規模になるとみられる。

 中国では沿海部の労働コストの上昇が西部地区に大きな変化をもたらしている。

 過去1年、多くの工場が安い労働コストを求めて西部地区に移転した。

 西部開発を奨励してきた中国政府の角度から見れば、これは非常に望ましいことだ。

 中国の貿易相手国にとっても、中国国内の消費能力が高まることによって巨大な貿易不均衡の解消につながる可能性が出てくる。

 多国籍企業の多くはこれまで、コストの安い中国から海外へ輸出するため、工場を中国に建設してきた。

 華南米国商会が8年前に行った調査では、中国で製造する商品を輸出向けとしている会社は75%だった。

 しかし昨年行った調査では、75%の会社が中国市場へ供給していると回答した。

 中国人は今まさに豊かになり始めている。

▲補足、感想など

 中国人が豊かになったのは間違いはあるまい。

 しかしなぁ。

 アメリカのタイムの記事は、この記事が結論のように書いている「まさに豊かになり始めている」という意味ではない。

 中国人の賃金が上昇し続けている。安価な労働力を提供する時代は終わった・・と書いてあるだけだ。

 日本で言えば、昭和20年代頃の感覚かな。

 賃金が安いこと、円が安いことで、衣料品などを海外へ輸出していた。

 そして、昭和30年台に入って、日本ではソニーのトランジスターラジオとか、造船とか、現在でも残っているブランドの会社が海外へ製品を売りだしたのだ。

 昭和30年代半ばの所得倍増計画なるもので、輸出の好調さと相まって、日本は高度成長を続けた。

 さて、この日本の軌跡と比較して中国はどうなっていくだろうか。

 上記の記事の内容と、今、筆者が日本の軌跡を説明した文章を読んでみると、「豊かになる」という意味が違うことに気がつくだろう。

 中国人の「豊かになる」というのは、例えば、ユニクロなどの企業の製造を担当していて、ユニクロと交渉して賃金を上げてもらった・・という意味でしかあるまい。

 日本の昭和30年代からの高度成長とは、ソニー、松下とか、造船、セイコーの時計とか、日本のメーカーが独自に開発した製品が外国で売れたことによる高度成長なのだ。

 今、中国は日本で言えば昭和30年頃の感じなのだろう。

 これから、記事で書いてあるように「豊かになる」ためには、中国のブランドで製品が売れる・・ということが必要なのだ。

 多国籍企業は、賃金が上がれば、もっと、賃金の安い国、もっと企業として歓待してくれる国へ移っていいくだろう。

 上で例に掲げたユニクロは、もう、中国を離れ、バングラデシュへ工場部門を移したようだ。

 つまり、下請けで、元請けと賃金交渉するだけでは豊かにはなれないのだ。

 上掲の記事の「おかしな点」はこのあたりだなぁ。

 米・タイムが書いた、もはや低賃金労働力の国ではない・・というのは、多国籍企業が中国から離れていくという意味だ。

 これからは、中国人が自ら開発したブランドで国際間で勝負できるか・・ということが問われるのだ。

 しかしなぁ。

 情けないことに、中国人は「経済」というものが分からないのだなぁ。

 こんなピント外れの記事が(しかも、新華社通信の名前で)出てくることに恥ずかしさを感じよ。

 こんな記事が表にでるようでは、日本が昭和30年代始めに、低賃金の国 →高度成長の国 へと切り替わったようには、中国はスムースに切り替わることはできまい。

 結局、中国人が根底にもつ「中華思想」が、こういう国として重要な切り替えのタイミングを見落とさせるのだな。

 なるほどなぁ。

 中国が、日本の明治維新に100年遅れる・日本の敗戦時に35年遅れる・・という歴史があったが、それと同じように、低賃金→高度成長への「チャンス」を「チャンス」と正確にとらえることができない・・ということか。

 中国人はどこまでもどこまでも中華思想にこり固まった民族なのだなぁ。






 

 

2011年6月20日月曜日

韓国でなぜこれといったアニメを作れないのか。

▲世界のアニメをリードしているのは、日本とアメリカの2国といって間違いはあるまい。

 これに対して、韓国でこれっというアニメがつくれないのはなぜか・・というキズをなめあるような自問自答の記事があった。

 筆者などからすれば、分かりきっていることなのだが・・

 さて、その問答を見ながら、改めて考えてみよう。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

 [質問]
 アニメーションといえば米国と日本両国を挙げないか?

 国内で人気を得るのも両国のアニメーションが大部分

[返事]
 ハリウッドは3D技術を使いながら技術的に進化。

 「カンフーパンダ2」もIMAX3Dでリリースして人気を得ています。

 ハリウッドアニメーションは全て3Dアニメーションで作られるほど3Dという技術を武器としています。

 日本もそれなりに強力なアニメーション伝統を持っています。

 宮崎駿の続いて細田守とか新海誠のような新鋭監督がもう少しハツラツとした感受性を持って伝統を継続しています。

[質問]
 韓国アニメーションはスカスカなようです。

 これといった韓国アニメーションが作られない理由は何ですか?

[返事]
 一言で話すとまだ産業の軸が丈夫でないため。

 我が国のアニメーションはTV放送局らの児童用アニメーションが市場の全て。

 劇場用アニメーションも興行面でもこれといった成績を出した作品が殆どない。

 投資家がアニメーションは市場性がないと烙印を押してしまい投資を敬遠することになります。

[質問]
 状況が劣悪ですね。

 
[返事]
 夏に二つの国内アニメーションが出会う。

 一つは 「大切な日の夢」という作品。

 相当な尽力がなされたセルアニメーションです。

 この作品は、特異にも1970年代末の地方小都市を背景にしてある女子高生の話を扱っています。

 情感こもった絵体がハリウッド3Dアニメーションでは味わうことはできない情緒を作り出しています。

▲補足、感想など

 なぜ、でてこないのか・という問に対して、--まだ産業の軸が丈夫でないため。--か。

 産業の軸?  う-ん。

 筆者なりの回答は、掲示板に書いてあった文章と同じなので、そのまま転記する。

 即ち、アニメ化できる原作漫画や小説の数や種類の豊富さが凄い--と。

 つまり、3dとか手書きタッチでどうこうというところに核心があるのではない。

 要は中身なのだ。

 韓国のアニメには、多くの人に面白いと感じてもらうほどの中身がない・ということだ。

 中身といったら、表現が浅すぎるかなぁ。

 もっといえば、混沌とした日本文化の味付けのしてある「中身」とでも言えば当たっているか。

 最近、夏休み前になるといくつか典型的な映画、アニメがでてくる。

 1つめな、宮崎さんのところのアニメ。
 2つめが、藤沢周平さんの本を原作とした映画。
 3つめが、なにか犬とか猫など動物がからむ映画。

 これらの映画は、外れがないのだろうな。確実に小さなヒットが目指せるものということか。

 このことは、日本という国の供給する側の嗜好の幅広さを意味していると思う。

 少なくとも、ハリウッドのようにハリーポッターものを延々を繰り返すより遥かにマシだ。

 ハリウッドの映画の原作不足を嘆く声はもうずっと聞くが、それに較べれば日本の映画、アニメは恵まれている。

 それが、この文章に上の方で書いた原作にできるマンガ、小説の数・種類が半端な数ではないからだ。

 原作の多さでは世界のどこにも負けない。--日本人の本を読む人の数が多いということでもある--

 それは、日本のアニメ、映画が当分、衰えることはない・・ということを意味している。






 

 


 
 

2011年6月19日日曜日

ボランティアの関心が風化? 阪神大震災と比較。

▲どうも新聞の論調が気になる。

 ボランティアはボランティアではないか。

 阪神大震災の時と比較してああだ、こうだ・・・といっているようだが、そもそも比較するようなことか。

 なにか、必要以上にボランティアをあてにしている感じがする。

 他人を、他人の好意をあてにするな。

 カンバレ東北というのは、他人をあてにするという意味ではあるまい。

 まず、被災者自身で、工夫して立て。

 以下、新聞から抜粋。

 被災地でのボランティア減少。

 震災後の3カ月間に岩手・宮城・福島の3県で 活動したボランティアはのべ約42万人で、同時期に約117万人が活動した阪神大震災の約3分の1。

 5月の大型連休には1日に1万人以上のボランティアが集まった。

 これがピークで、その後は一貫して右肩下がり。学生ボランティアが増えると見込まれる7月まで減少傾向が続く。

 「ボランティアが足りません」。

 6月上旬、岩手県で活動する「遠野まごころネット」のメンバーは東京・中野でチラシを配った。

 だが被災地の写真パネルの前で足を止める人はまばら。
 連休後に訪れるボランティアはピーク時の3分の1。

 「今後は仮設住宅に移った被災者の心のケアも必要なのに。

 ボランティア不足の背景には、現地へのアクセスの難しさがある。

 今回の被災地は都市部から遠く、広い。

 宿泊施設のない集落も多く、安全面からテント設置や車中泊を認めない自治体も多い。

▲補足、感想など

 阪神大震災の時、こうだったから・・なんて意味があるのか。

 この記事の論調に他人に、他人の善意に対する甘えがある。

 ボランティアというものは他人の善意に頼ったものだ。

 風の向くまま、気の向くままであろう。

 そんなことより、自分達で工夫せよ。自分の足で立て。

 その地元民たちの覚悟をみて、ならば自分たちも・・・ということがボランティアの意味であろう。

 まず、被災した人自身が、自分でなんとか立ち上がろうと努力せよ。

 その姿を世間に見せよ。

 それなくして、なにがボランティアか。

 なにが関心の風化か。

 本末転倒であろう。





 


2011年6月17日金曜日

トヨタが2011.3月末で、黒字決算。

▲トヨタが、今年の3月末決算では黒字を計上した。

 筆者は、まぁ、そんなものだろうと思う。

 それにしても、2009年春、トヨタが7千億円くらいの赤字にしたとき、海外からとんでもない反応が返ってきた。

 (ついでに言えば、当時、トヨタは減価償却の期間を短くして、費用額を大きくした?・・とかの噂があった。おおっぴらに赤字が計上できるタイミングだと判断して、ここぞとばかりに危なそうなものを全て費用として計上したのだ)

 こういうトヨタなど日本企業の対応に対して、2009年4月にイギリスのエコノミスト誌は、「信じがたいほど縮小する日本経済」という記事を書いて、日本経済は落ち込んでいると書いた。(なんだなぁ、英国のエコノミスト誌の記者って、会計学の知識もないのだなぁ。文章さえ書ければ、誰でも記者になれるのか?)

 しかし、と思う。

 2008年のアメリカのサブプライムローンを原因とした金融の混乱の傷は、どの国でも、どの企業でも受けていた筈だ。

 しかし、日本の企業だけがその受けた傷を真っ当に露呈するだけの体力があったということだ。この7千億円の赤字の意味は。

 ならば、ヨーロッパ諸国の諸企業は、リーマンショックで受けた傷を隠したまま、悪くいえば赤字でも配当しているということではないのか。(バランスシート不況の意味とはこういう意味であろう)

 それはジワジワと体力を弱めていく。

 最近、日本の企業のヨーロッパ企業のm&a が盛んだが、上記のような背景があるのではないのか。

 以下、新聞から抜粋。

 トヨタ自動車は、愛知県豊田市内の本社で株主総会を開いた。

 東日本大震災による生産減や円高の進行で、厳しい経営環境にあることが
報告。

 豊田社長は「生産台数は前期並みを確保する。取り巻く環境は厳しいが、新興国を中心に販売拡大を図る」など。

 トヨタの平成24年3月期の連結営業利益は前期比36%減の3千億円の見通し。

 役員賞与の支給を3年ぶりに復活することも決議。年間配当は5円増配の50円とする。

▲補足、感想など

 そうか、株主総会のニュースだった。

 決算の数字を、別のソースから紹介。

--ここから-

 売上高は、前期比0・2%増の18兆9936億円とほぼ横ばいにとどまった。

 新興市場や中国などの旺盛な需要に支えられてきたが、東日本大震災の影響などで売り上げは頭打ちとなった。

 本業によるもうけを示す23年3月期の営業利益は、4682億円と、前期のほぼ3倍となった。

 最終損益は4081億円の黒字で、前期比94・9%増加し

--ここまで--

 トヨタは随分回復していることが分かる。

 この2年という期間は、2008年秋のリーマンショックにどう対応したか・・という各企業の対応策の差を示している。

 冒頭でふれたように、欧米諸国の企業も、トヨタ等の日本の企業と同じような傷を受けている筈だ。

 それを2009年の決算で、赤字にできるかできないかの差ということだろう。

 当然、赤字にすれば配当ができないから、株主から非難を受ける。

 このあたりだなぁ。

 株主の言い分をどこまで聞かなくてはならないのか。

 日本の株主と、欧米諸国の株主との違いが、こういうリーマンショックのような非常時の決算の時、顕在化するのか。

 2009年に赤字にできなかった企業たちは、日本のバブル崩壊後、数年間も黒字決算を続け、結果として体力を失った日本の銀行などと同じだな。

 自分で、自分の首をしめている。自分で自分の体力を失わしめているのだ。

 これでは、一層、日本の企業による欧米企業のm&a が増えそうだなぁ。





 

 

2011年6月16日木曜日

mrj がぼつぼつ売れる。














▲三菱航空機のmrj がぼつぼつ売れているようだ。

 ぜひ、頑張って頂きたい。

 三菱の名古屋工場であの名機ゼロ戦が生まれた。

 1945年、日本が惨憺たる敗戦で終わった時、日本が航空業界へ進出することができなかった。

 また、アメリカの航空業界からもサンザンに邪魔された。

 5.6年前かなぁ。

 ホンダがジェットに進出してから、空気がガラっと変わった。

 先に大戦で、多くの名機を生み出した三菱が進出して、いよいよ日本が航空業界へ足を踏み入れた形となった。

 なんとか、1千機ぐらいを売り込んでもらいたいものだ。

 以下、新聞から抜粋。

 三菱航空機は、香港の航空機リース会社ANIグループホールディングスから、製作中の国産の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)を5機受注した。
 アジアからの受注は初めて。

 受注額は非公表だが、MRJは1機30億~40億円とされる。

 2016年までの全機納入を目指す。

 MRJの受注は、全日本空輸からの25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスからの100機(確定50機、 オプション50機)に続き、今回で3件目。

 ANIから受注したのは90席型のMRJ。

 同社はインドネシアの航空会社を相手に航空機のリースを手がけており、今回の受注機も島嶼部の多い インドネシアでの都市間移動に活用する。

 MRJは現在、70席型と90席型の製品化を想定して組み立て作業が進めているが、ANIは「100席クラスができればさらに20機の追加発注を検討する」と。

▲補足、感想など

 エンジンはアメリカのプラット・アンド・ホイットニー社--とのこと。

 まぁ、当面は致し方あるまい。

 そういえば、ホンダジェットはそろそろ納品しはじめたのかなぁ。

 1機4億円くらいだったか。

 それでも、ホンダがジェット業界へ進出して、売り出すと発表したその日に、100機くらいの注文が入ったそうな。

 それだけ、日本のホンダの製品が信頼されていることだろう。

 さて、冒頭の画像が、mrj だ。

 あぁ、戦闘機をつくっていた人がいったという言葉を思い出した。ご紹介したい。

--ここから--

 美しいものを作れ、は堀内技師の言葉だったか?(筆者注、堀内技師はゼロ戦の設計者) 

 『美しいものは機能性が高い』…のではなく、『機能性の高いものは自ら美しさを持つ』という意味。

 『自分が美しいと思えるもの』には『正しい設計が宿っている』ということ。

 七試艦戦の失敗を経て、9試単戦(97式艦戦)、12試艦戦(零戦)と開発していく中で行き着いた結論らしい。
 
--ここまで--

 どうだろうか。 

 「自ずから美しさをもつ」なんて・・

 例えば、日本刀のような・・ 例えば、戦艦大和のような・・ 例えば、ゼロ戦のような・・

 う-ん、納得だ。

 まさに、ものをつくることの真髄にふれた言葉だろう。

 ついでに、名古屋の人に聞いたが、名古屋の中小工場などには随分影響があるらしい。
 
 一機35億円として、100機で3500億円、1000機なら3兆5000億円だ。

 なるほど、名古屋人にとっては、トヨタの動向だけでなく、三菱の動向にも注視しなくてはならないのだなぁ。









 
 

 

 


2011年6月15日水曜日

オバマは景気後退を深刻化させた・と。

▲アメリカで2012年の大統領選に向けての駆け引きが始まったようだ。

 共和党の曰くが、表題だ。

 まぁ、確かにオバマ大統領は決断が少し遅いというかトロトロするようだ。

 しかし、景気対策で今のようにお金をじゃぶじゃぶさせる以外に方法なんてあるまい。

 日本がバブル崩壊後、失われた10年という期間をウジウジしながら、しぶとく景気回復を図ったことと同じだ。

 (アメリカの高官が、日本のバブル処理をみて、あれは日本人がアホだがらこうなったのだ・と笑っていたのが懐かしいなぁ。オレ達は、優秀だからあんなにはならないとか言っていたではないか。
 結局、アメリカだって、サブプライムローンというバブル経済を経験し、バブルの処理方法としては日本と同じことをせざるを得ないではないか)

 日本で15年ぐらいかかった。

 アメリカの地価の推移をみていると、2006年春にピークを迎えている。
 
 そこから、地価は下がり続けたのだが、時間を測ると、現在までで約5年間。

 2009年の夏ごろにはほぼ横這いに転じている。

 横ばいに転じて、約2年か。

 日本は約15年地価が下がり続けたのだ。

 それに較べれば、アメリカの強さが分かる。それでも、日本の例をとってみてれば、丸5年は回復には短すぎるだろう。

 もう4-5年はかかろう。

 それでも、地価の横ばいないし少し下がり目という状況をみていると、もうそれほど大きく悪化しないのではあるまいか。

 以下、新聞から抜粋。

 2012年米大統領選の共和党候補者指名を争う政策討論会が、行われ、オバマ大統領の再選阻止を図る共和党の指名争いが始動した。

 支持率でトップを走るミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)を軸に指名争いが進みそうだが、新たな候補の参入も取りざたされ、今後の展開は波乱含みだ。

 ニューハンプシャーは来年2月に全米最初の予備選が行われる重要な州。

 同党討論会は先月に続き2回目だが、今回初めて主要候補7人が顔をそろえ、全米に生中継された。

 共和党が「勝機」の糸口と見定めるのが、政権の景気・雇用対策に対する国民の不満。

 5月の失業率は9・1%と2か月連続で悪化。討論会では「オバマは景気後退を一層深刻化させた」(ロムニー氏)、「オバマ恐慌を終わらせよう」(ニュート・ギングリッチ元下院議長)など厳しい大統領批判が相次いだ。

▲補足、感想など

 --オバマ恐慌を終わらせよう--てか。

 ふ-ん。じゃどうやって?

 批判するのは簡単だ。それならば、対策というか、終わらせる方法を示してみよ。

 この程度の批判しかできないのならば、おそらく、民主党のオバマさんがそのまま後4年やるなぁ。

 してみると、オバマさんは小泉さんと重なる。

 世間がまっくらな中を小泉さんは、「改革なくして成長なし」とかいうフレーズを繰り替えしていた。

 一番、前を進む指導者というものは、この調子でいいのだと感ずる。

 オバマさんも小泉さんと同じことを主張せよ。

 「改革なくして成長なし」

 教育に力を注ぎ、先端技術に、品質管理に、健康保険に力を注がすして、成長なし・・と繰り返せ。

 中国のバブル崩壊が間近かろう。

 工場をアメリカに引き戻す動きもあるようだ。そんな動きの中で、バブル処理が進んでいくのだろう。

 
 
 




2011年6月14日火曜日

自分達がどこからきたか・・で夢が語れる日本人。

▲日本人って、幸せな民族だな、とつくづく思う。

 いや、のっけから妙な文章となった。

 でも、日本人って、どこから来たのだろうか。そんなテーマで胸を踊らせる・胸を熱くする民族が、世界でどれだけいるだろうか。

 その意味で、「幸せな民族」だなぁと思う。

 歴史の成立過程の中にロマンがあるなんて。

 さて、新グレートジャーニー・・として、インドネシアから2年かけて、丸木舟で沖縄までたどり着いたそうだ。

 以下、新聞から抜粋。

 日本人の祖先が日本列島にたどりつくまでの道のりを探索する 「新グレートジャーニー」を続けてきた武蔵野美術大学教授で探検家の 関野吉晴さん(62)が、旅のゴールとなる沖縄・石垣島に到着した。

 手作りの丸木舟に乗り込み、大学の教え子らと一緒にインドネシアから 約2年をかけて、4千キロの航海を無事に終えた。

▲補足、感想など

 最近のdna の解析のお陰で、いろんなことが分かりはじめたようだ。

 アフリカで、最初の人類が誕生したことは確かで、アフリカからどのように人類というものが世界中に拡散したか・・・というテーマと、記事にある日本人のルーツはどこにあるのか・・というものが重なる。

 結局、アフリカから最初の人類はユーラシア大陸の南縁を海岸沿いに拡散したらしい。

 中東 → インド → インドシナ →中国の海岸沿い →日本へ という具合に。

 納得できる説明だとおもう。

 まず、海岸沿いに人類というものは広がっていき、それから大陸内部へ入っていった・・と考える方が妥当であろう。

 だから、元々、日本人も南方(インドシナ半島、中国南部、インドネシア付近)から北上して入ってきた。

 大陸の内部の人類というものは、海岸から侵入した人達だから、少し後になるらしい。

 だから、チベットなどとの類似性がいわれているが、極端にいえば原日本人達が大陸奥地へ行ったことでの類似性と考える方が妥当らしい。また、同様にミクロネシア・ポリネシア付近へは台湾付近から海に広がっていぅたらしい。

 いや、話がどんでもないところへ。

 筆者も聞きかじりだから、偉そうには言えない。

 ただ、人類の拡散(記事でいうグレートジャーニー)というものと、日本人の起源(縄文人達がどこから来たか・ということだが)というものを語るだけで、充分に胸を熱くできる。

 日本人は、その起源すらロマンと夢に溢れている。



 

 

 

2011年6月13日月曜日

i/fがscsiのスキャナーをusbscsi変換ケーブルで使う。

▲今年の春先か、pcを交換した。

 交換した理由は、前pcがもう、6年くらい使っていて、いかにも処理速度が遅いなぁと感じ始めたこともある。

 しかし、この交換は様々な影響を及ぼした。その影響の一つが、scsi (スカジーと読む)で接続していた機器が使えなくなったことだ。

 その代表的な機器が、カラースキャナーだった。

 このスキャナーを、試行錯誤し、usb-scsi変換ケーブルを使って、なんとか利用可能なものにした。

 その顛末を記録に残しておきたい。

 同じようなことで、苦労されている人になにか参考となれば幸いだ。

◇まず、試行錯誤全体の流れを書きたい。

 1.scsi ボードでの接続を諦める。
        ↓
 2.インターネットで検索していて、usb-scsi変換ケーブルというものがあることをしる。
        ↓
 3.しかし、昨年ぐらいに usb-scsi ケーブルというものの製造が中止されたとのこと。
        ↓        
 4.そのまま、数月放置。
        ↓
 5.yahoo のオークションに、このusb-scsi変換ケーブルが出品されていて、これを落札する。
        ↓
 6.ケーブルが到着後、変換ケーブルとスキャナーのドライバーをインストールして、接続に成功。

◇流れとしては、上記のようなことである。

 一番、ひっかかったのは、各ドライバーのインストールの部分である。

 少し、この部分を詳細に記録しておきたい。

1.スキャナーについては、もう、かなり古いもので、取り扱い説明書もどこかへいった。
 →インターネットで検索してみると、取り扱い説明書がpdf で載せてあり、これを読んで、接続場所などを再確認する。

2.driver をインストールする場合に、順番があること、また、インストールする段階ではスキャナーのスイッチをきっておくこと。

 →まず、usb-scsi変換ケーブルのdriver をインストールし確認する。次に、スキャナーのdriverをインストールするという順番を守ること。

 なお、オークションで落札したケーブルは、本体のみだった。

 変換ケーブルのメーカーのサイトから、driver をダウンロードして、使用した。(メーカーは、もう製造は中止しているが、サイトでdriver をdl することができる)

3.変換ケーブルのdriver 、次にスキャナーのdriver のインストールと、順番さえ守れば、さほど、問題なくできるようだ。このあたり、大事なポイントのようだ。

4.なお、スキャナーはpcのスイッチをいれる前にスイッチを入れていないと、pc側は認識しない。

 最後に、スキャナーのスイッチを入れた後、pcを立ち上げる → 成功   となる。

5.なお、usb の接続では、scsi の接続より、時間当たり送れる情報量が少ないようだ。

 そのため、大きなカラーの画像は苦しそうに動く。まぁ、このあたり、適宜、判断する必要がありそうだ。

◇最後に。

 文でまとめると、なにか簡単にできた・という感じとなるが、実際には文字通り、試行錯誤している。

 それでも、感じたのはインターネットの便利さだ。

 スキャナーの機種名をいれて、検索してみると、様々なトラブルにあった時の対応例とかが載っている。

 また、自分のところではどこにあるのかさえ分からない、取り扱い説明書もup してある。

 ここにきて、「相互に教えあう社会」というようなものになったのかもしれない。

 インターネットがなく、自分だけで試行錯誤していれば、もっともっと時間もかかり、もう、面倒くさいとあきらめたかもしれない。

 ともあれ、教えてもらいながら、古めかしい機器を使用できるところまできた。

 インターネット上で教えて頂いた様々な方々に感謝申し上げたい。

 追記1

 このusb-scsi変換ケーブルで接続しての利用は、かなり不安定だ。

 スキャナーのメーカーに問い合わせると、変換ケーブルでの安定的な利用は保証していないとのこと。

 なるほど、こちら側がそれなりの工夫をして使い勝手を上げていくしかない。
 
 追記2

 使ってみると、ドライバーをインストールしても、スキャナーをpc側から認識していないように見える。
 scsi と同じで、pcの電源をいれる前にスキャナーを立ち上げることが必要で、それでpcはスキャナーを認識する。

 usb なのに…と思うが、上のような仕様になっている。

 追記3

 スキャナーのドライバーについては、結局、インターネットからのdlしたものを諦め、当初、製品に付属したものに戻した。→このドライバーが最も安定して使えるものだった。

 年初めにpcを交換し、このusb-scsi変換ケーブルを利用してスキャナーを安定的に利用できるまでに、ほぼ10月くらいかかったか。
 
 グーグルにはお世話になった。感謝申し上げたい。









 

2011年6月12日日曜日

列強に苛められた時代は終わったと、空母建造を喜ぶ。

▲中国の経済は、バブル崩壊寸前だが、今、旧ソ連の空母を買い、改装中だそうだ。
 
 空母建造をニュースで流すと、中国国民からでた言葉が表題だ。

 う-ん、なんというかなぁ。

 この言葉を聞いて、筆者は奇妙な感じを受けた。

 中国の国民というものは、例えば、アメリカとか西欧諸国などへ「根深い劣等感」のようなものを心の奥底にいだいているのだなぁ-と。

 中国の外務省(こんな言い方だっけ)の報道官の他国への高飛車な、高慢な言い方は、こういう西欧諸国、アメリカへの劣等感の裏返しにあるものなのだな。

 筆者は、このブログで中国という国はイギリスの産業革命に200年遅れて出発した国だ・・・と。そして、なぜ自分たちが遅れるのか分からない国なのだと指摘していた。

 いや、いや、中国人は、その事実となぜ自分たちが欧米諸国に・日本にいつも遅れをとるのか・・・よく知っているのだな。

 しかし、それを意地でも口には出せない。いつもは他国へ高飛車な態度をとり続ける。

 ところが、こういう空母の建造とかのニュースを聞くと、日頃、口に出せない「欧米列強国への根深い劣等感」がしらずしらず露呈してしまうということか。

 以下、新聞から抜粋。

 中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長が、中国初の空母について「建造中、まだ完成していない」と述べた。

 中国の軍高官が空母建造を認めた発言を受け、国内のサイトは大興奮。

 「列強にいじめられた時代はこれで完全に歴史となった」「頑張れ!世界の新覇者」と殺到。

 「軍事縦横」に寄せられた書き込みに、「南シナ海や東シナ海の領土問題で周辺国との対立が高まっているなか、 中国は漁民と海洋権益を守るために、空母が絶対に必要だ」と主張。

 空母がなければ近代戦争に参加する資格すらない」として、空母建設の必要性を強調。

 「アメリカや日本は第二次世界大戦の時にすでに空母を持っていたのに中国は70年も遅れた」と、

 中国は、大連造船所でウクライナから購入した旧ソ連軍の空母「ワリャーグ」の改修工事が継続されており、今秋に完成し、 訓練用艦として導入される。

 一方、「ワリャーグ」の技術を参考に上海造船所などで純国産の空母も建造中。

 陳総参謀長の発言はどの空母を指しているか判断できないが、インターネットでは純中国国産の方だと理解。

 「独自の技術を生かして、欧米や日本が想像もできないような最先端空母を作ってほしい」と期待を膨らませている。

 赤壁の戦いで魏の曹操の大軍を破った将軍「周瑜」や、「毛沢東」の名前をつけるべきの主張も多い。
 軍備増強の必要性は考えられない」 「空母建設よりも教育、福祉、環境など税金を投入しなければならない分野はたくさんあるのに」といった声もあるが、極めて少数

▲補足、感想など

 まぁ、分かっていることだが、中国人は素直ではないなぁ。(素直、正直、謙虚…ということが、新しいことを学ぶときの最低限の必要条件であろうに)

 こうアメリカ人のような、単純さといったら失礼だが、プラグマチズムというような実用主義というものと遠い民族だということが分かる。

 自分の弱さ、不得手な部分を率直に認めて、じゃ、その部分をどう補って、行動すればいいか・・・という方向ではものが考えられない。

 アメリカ、西欧諸国、日本等へ「根深い劣等感」のようなもの思っているが、それを口に出す・表現するということが自分達のメンツというか、体面を汚すと考えるわけか。(恐らく、ややこしいことにこの部分に、中華思想というものが裏打ちされているのだろう)

 悪くいえば、”弱い犬ほどよく吠える””虚勢をはる”ということなのだろう。

 (いや、ついでに言えば、記事にある空母の建造など、虚勢をはることの最たるものであろう。

 折角、人民元を安く押さえて、外貨を稼いだのだ。それをまず、子供達の教育へ、環境汚染の対策へ、植林の拡大へと使うことを考えないのか。空母の建造だの虚勢をはらず、内政をキッチリやれば、バブル崩壊だのと外から騒がれないのだ。)

  こういう民族が本当に「科学」を理解しているのか。いや、本当にものを「科学的」に考えることができるのか。

 ものを「科学的」に考えることのできない国で、技術が確立し、工業がなりたつのか。

 ついでに「大学教育」が可能なのか。(この部分こそ、中国大陸からノーベル賞の受賞者がでてこない最大の理由があるものと思える)

 もし、中国が「工業国家」だという見方があるなら、それはおかしいだろう。

 まぁ、もうすぐ(タイミングは分からないが)バブルが崩壊するだろう。

 このブログで触れているように、バブルの崩壊というものが具体的にどのような形になるのか、見当もつかない。

 (強いていえば、中国のバブルの核心は銀行への過剰融資だ。だから、まず、銀行が破綻する筈だと思うのだが。ついでのついでに、中国人が日本で使用する聯銀カードだが、あれは即時引き落としらしい。<通常のvisaのようなカードではないという意味>まぁ、中国人に対応したカードではある)

 でも混乱が生じることには間違いはあるまい。

 そして、その混乱の向こうにあるのは、この科学的にものを考えることのできない民族にとって、健全な社会ではあるまい・と予測がつく。









 


 

 
 

 
 

2011年6月11日土曜日

欧米ではナントカ・・で日本人を説得できない。

▲欧米諸国が日本のモデルというか先例となりえたのほいつ頃までだろう。

 20世紀末頃までか。

 あぁ、つまり、日本が明治維新で、イギリスの産業革命に100年遅れて出発し、欧米列強と肩を並べるということを国家の目標とし、欧米諸国を追いかけ続けた期間ということなのだな。

 100年の遅れを、150年近い期間を掛けて、おいつき肩を並べたのは、21世紀初めか。

 (ついでにいうと、今の中国をみよ。イギリスの産業革命に200年遅れで出発し、約30年くらいで追いつき追い越した感覚でいる。どうして、自分たちが産業革命に200年遅れ、日本の明治維新に100年も遅れたのか、中国人自身が分かっていない。その理由も分からず、有頂天になっているのが現状だ)

 話がそれた。

 21世紀に入って、日本では欧米諸国でこうだった・・という説得の仕方では、日本人を納得させることができなくなった。

 それは、狭隘な愛国心というようなことではなく、まぁ、あっちはあっち、こっちはこっちと分かってきたということであり、日本国内の事例とか歴史で判断する基準のようなものが確立したというようなことであろう。

 そんな時代に、欧米諸国ではナントカという論法を振り回す人間がいる。

 まぁ、参考程度と考えればいいのでは。

 以下、新聞から抜粋。

 マンションのターミナルバリュー(最終価値、残存価値)がマイナスに近づくケースが続出している。

 日本では建物の法定耐用年数は重量鉄骨造りが34年、鉄筋コンクリート造りが47年だが、そのルールがはっきりしていないため、住民の一部が反対して建て替えができなかったり、 積立金だけでは大規模修繕もままならないといった理由でターミナルバリューがマイナスに近づいていく。

 ところが経営コンサルタントの大前研一氏は、欧米では「築50年」の物件が高値で取引されると説明し、日本との違いを指摘する。

 欧米の場合、マンションは「永遠の資産」という発想が前提にあり、パリ、ロンドン、ニューヨークなどでは50年前に建ったマンションが今でも高い値段で売買されている。

 同じ地域でも新築マンションのほうが高いとは限らない。

 たとえば、マンハッタンのセントラルパークに面したエリアのマンションは大半が築50年以上だが、1戸2億~5億円から値下がりする気配がない。

 「永遠の資産」だから、欧米のマンションは室内を大改装するのが当たり前だ。
 外観は古くても部屋の中は非常にモダンでピカピカになっている。

 日本では、あれほどお金をかけてマンションの部屋をリノベーションするのは見たことがない。

 理由は簡単だ。日本のマンションは50年経ったら建て替えなければならないから、わざわざ30~40年経った物件に 大金をかけてリノベーションする物好きはいないのである。

▲補足、感想など

 ヨーロッパの中欧付近、イタリアとかトルコなどを旅行していても、鬱蒼とした森林をみることは殆どない。

 例えば、レバノン杉などという名称が残っているので、森林はなかったワケではない。

 そもそも遊牧民族は森林を嫌ったそうだ。

 ゲルマン民族の大移動などいう4世紀から6世紀にかけて、ユーラシア大陸の真ん中付近からヨーロッパの各地へ遊牧民族が移動していった訳だが、彼らにとっては森林などというものは羊とかを育てるには邪魔なものだったのだろう。

 それ故に、ここ数千年のうちに伐採され、森林が殆ど残っていない。

 このあたりに、ヨーロッパ諸国では、家を建てるという場合の材料として主として石造りが採用される理由がありそうだ。

 たしか、中世、木造の建物が都市部にあって、大火にあったという説明を聞いたことがあるなぁ。

 遊牧民族ゆえの歴史、木造建物での耐火性などを踏まえて、西欧諸国では建築材料としては石材が主で、木材以外のものを使うということであろう。

 だから、イタリアでレオナルド・ダ・ヴィンチの生家とかいうものが今でも残っているのだ。

 それに対して、日本では木材というものが建物の材料の選択肢として大きく残っており、それとrc とかの費用対効果を比較・判断しながら暮らしていることが大きいように思える。

 アメリカについて言えば、アメリカ大陸の土地の広さからすれば、土地自体の価値は小さい。

 それゆえ、建物に価値の大部分がいってしまう。

 ところが、建物の建築技術の見劣りというか、日本の大工さんほど丁寧な造りではないから、居住する人間が手間暇かけて家の手入れをすることで家+土地の価値が上がったり、そのまま維持することができるのだろう。

 こうして、比較してみると、それぞれ国の事情により、建物の材料・建築技術の歴史があり、どこに価値があるかが異なることが分かる。

 そのことは大前さんがいうような「欧米ではなんとか」・・・というような一括りにした単純なものではない。

 日本には日本なりの理由があるのだ。

 大前さんの意見は、参考として聞きはするけれと、ふ--んというようなものか。




 


2011年6月10日金曜日

アメリカの不動産価格の下落が続く。


▲日本のバブル崩壊は1990年頃だったか。

 以後15年くらい、地価が下がり続けた。

 地価が下がるということは、保有した資産の価値が下がることだ。

 会計学では、従前、取得原価主義だったから、取得原価で計上しておけばよかった。

 ところが、時価主義会計が、国際会計基準でうたわれ、資産について、時価で計上しろ・となるつつある。

 この時価主義会計を推し進めた国がアメリカなのだが、リーマンショック以後、住宅価格は下がり続けているようだが、時価主義会計をどうするつもりだろう。

 以下、新聞から抜粋。

 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数の共同考案者ロバート・シラー氏は、 米住宅価格が今後5年間で10-25%下落しても「まったく驚かないだろう」と述べた。

 シラー氏は、S&Pがニューヨークで主催した会議に出席し、 「今の事態は統計的には前例がないので、予想のしようがない」 と指摘しながらも、おそらく日本が先例になるだろうと予想。

▲補足、感想など

 日本が先例ねぇ。

 まぁ、それはそうだなぁ。

 リーマンショックが2008年の秋だったから、ほぼ3年に達していないくらいか。

 冒頭でふれたように、日本は約15年間、不動産価格が下がりつづけた。それを先例とすれば、もう5年間(リーマンショックから約8年間)ぐらい下がってもおかしくない。

 目処としては、いいところだ、と感じる。

 つまり、アメリカの回復が目に見えるようになるのには、8年くらいかかるということだろう。

 すると、2015-2016年付近が次のアメリカ経済の好況の入り口となりそうだということになる。
 (日本に較べて短いのは、アメリカはなんせ人口の増加している国だということが大きい)

 また、上掲の記事は、リーマンショック直後の悲観的な見方にくらべ、余裕があると感じる。

 2009年3月頃の記事の抜粋をご紹介しよう。

--ここから--

 フォックス・ピットのロバート・スティーブンソン氏によると、米住宅価格は底入れまでまだ20%は 下落する見通し。

 同氏は「現時点で住宅購入の妥当な理由は全くない」と述べた。

 同氏は、米失業率が今年9%以下にとどまることを前提に、S&P/ケース・シラー指数が 最終的に2006年7月のピーク時から約43%下落するとみている。
 
--ここまで--

 数字が下落するにしても小さいな-とか感じないだろうか。

 情報操作があるのかもしれないが、そこは分からない。

 そんなアメリカの住宅価格指数のグラフが冒頭のものだ。

 グラフでは09年の真ん中付近で、横ばいに転じている。

 このあたりが、アメリカだなぁと思う。でも、ちょっと早すぎないか。なんらかの操作があるのかもしれない。

 それでも、日本のバブル崩壊後にくらべ、アメリカの底力を感ずる。

 そのあたり、確かにまだまだ下がるだろうが、もう、先は見えてるという感じでしゃべているのが、冒頭の記事なのか。

 それが、5年間で最大25%の下落。単純にいえば、毎年5%の下落程度だろうと高を括っているという意味なのだなぁ。








 

 

 





 

 

 

アメリカ市場で、中国株式が下落。

▲中国の経済が加熱している。

 なにかニュースがあったなぁ。150mを越えるビルが、5日に一棟、中国のどこかで建ち上がるのだとか。

 そりゃ、12億人以上の人間がいるのだから、どんなことがあっても不思議ではない。

 しかし、経済の規模にはそれを維持できる限度というものがあろう。

 アメリカに今の何倍もの商品が売れるか。世界中の人間が、中国の製品を喜んで買ってくれるか?

 中国国内からは、共産党の独裁政治で、アブナイ数値というものがでてこない。まぁ、極端な情報管理をしているということだ。

 (日本人でも<しかも、驚くべきことに、投資関係の人間が>、中国のバブル崩壊ということがてんで頭にない人がいる。中国から日本のマスコミに圧力がかかっていることに気がつかないのだろうなぁ。
 
 まぁ、マスコミの情報操作でカンタンに踊らされるのは一昨年の衆議院選をみていれば、分かりそうなものだが。また、そのことに気がつかない人間はよほどオメデタイ人間だろう)

 しかし、アメリカなどからは、この中国のバブル崩壊を危惧した動きがぼちぼち出始めたようだ。

 以下、新聞から抜粋。

 8日の米国株式市場で、中国企業株が急落した。

 中国企業の間で 会計処理をめぐるスキャンダルが相次いでいることで、ブローカーが中国株の取引リスクを指摘し、中国株購入資金の貸し出しを停止したことが嫌気された。

 インタラクティブ・ブローカーズ・グループは、中国の160銘柄について、不正会計処理などの疑いが あることを理由に、購入資金の貸し出しを停止。

 TDアメリトレードも、米市場に上場している中国企業に対する監視を強めた。

 TDアメリトレードは、中国株の購入を望む投資家に対する新たな ルールは策定していないが、「投資家の利益のために措置を講じる」と。

 アンドリュー・レフト氏は「中国企業(への投資)は危険で、(ブローカーの措置は)投資家に対する責任ある行動だ」とした上で、「それらの銘柄を購入するだけなら 問題はない。しかし、信用で購入してはならない」と。

 SNSの人人網(Renren)が11.7%急落するなど、リストに入っていない銘柄も 大きく売られた。

 Taomee Holdingsも、監査で内部統制に大きな問題がある ことが判明。

▲補足、感想など

 中国経済のバブル崩壊といっても、その時期も、そして崩壊がどんな形になるのすらも見当もつかない。

 上掲の記事では、会計処理が不適当だ・ということになっている。

 会計処理の大きな問題?  要するに、企業として健全にもうかっていないから、粉飾しているという意味であろう。

 中国がそういう会計処理をしなければならなかった理由は? と考えれば、冒頭でのべたようにバブル崩壊の予兆というものを感じないか。

 崩壊のリスクがダンダン高まっている。

 中国政府からは、情報管理してマスイ情報は出さないようにしている。

 日本のマスコミも、中国のバブル崩壊にはなかなか触れられないようだ。だって、中国から出す数字をつかわざるをえないからだろうが。

 それでも、アメリカの株式市場がこのような動きをし始めると、アメリカの動きを中国は無視できまい。なんせ、中国の最大の顧客なのだから。

 なんらかの弁明するとか、さらに決算の粉飾を巧妙にするとかの動きにでよう。

 それが、更にバブルの崩壊を近づける形になるのではあるまいか。





 

 

2011年6月9日木曜日

次の総理は、野田さん?

▲どうやら、民主党は大連立というような不毛な試みを諦めたようだ。

 次の総理として、野田佳彦さんを担ぎ上げるつもりらしい。

 ふ-ん。野田さんてか。

 この人、筆者にはあまり印象がない。

 現、蔵相とのこと。

 さて、人気を回復できるかなぁ。

 以下、新聞から抜粋。

 民主党の岡田幹事長や仙谷由人代表代行、枝野官房長官ら菅政権の幹部は 菅直人首相の後継について、野田佳彦財務相(54)を軸に調整に入った。

 後継首相を事実上決める党代表選に擁立する方針だ。

 第2次補正予算案や特例公債法案の成立のため、野田財務相なら野党の理解を得やすいと判断。

 野田氏は前向きとみられ、有力候補に浮上した。

 菅首相の辞任表明を受けて岡田、仙谷、枝野各氏や安住淳国会対策委員長らは 「ポスト菅」について会談を重ねた。

 岡田、仙谷、枝野各氏は代表選に立候補しないことを確認し、野田氏が新代表に最適任との認識で一致した。

 仙谷氏らはこれを踏まえて自民、公明両党などに対し、菅首相辞任後の協力要請を始めた。

 首相が月内に退陣表明することを念頭に7月上旬にも代表選を行う日程も大筋合意した。

▲補足、感想など

 枝野さんていくつだっけ。

 まだ、40台後半か。

 なるほど、まだ、首相として、立候補するには早過ぎるということなのだな。

 そこで、野田さん(54歳)を・・というところに収まったということか。

 しかし、筆者には野田さんという人の印象が弱い。

 個人としてもつインパクトが弱いのだろう。

 ウイキペディアをみていても、よく分からない。

 もう少し、メディアの前でしゃべってくれないかな。

 茫洋としてとらえどころがない感じがする。



 

 
 
 

2011年6月8日水曜日

歴史が評価してくれるだろう・と。管首相。

▲管さんも退陣間近だ。それでも、首相となって1年目を迎えた。

 まぁ、1年毎に首相がコロコロ替わるというのが、日本での慣習になってしまった。

 それでも、外国の人間から、「うらやましい」とかいう感想があるらしい。

 曰く、適任の人間がでるまで、次々トリ替えることができるではないか。ウチでは、もうナン十年も同じ人間だよ・・と。

 なるほど、そう考えれば悪いことではないのかもしれない。

 以下、新聞から抜粋。

 菅直人内閣は8日、発足丸1年を迎えた。

 軌跡を振り返ると中国漁船衝突事件での対中譲歩、ロシア大統領の北方領土訪問、東日本大震災での対応…と失政の連続で、ただ政権に居座り続けた。

 小沢一郎元代表をたたいて 、首相自身にも違法な外国人献金問題が発覚する始末。

 成果を探すのが難しい1年間だった。

 国民との「契約」だったマニフェスト。

 その目玉政策だった子ども手当や 高速道路無料化も今や風前のともしびだ。

 行政の無駄削減による16兆円の財源確保もどこかに置き忘れられた。

 首相が大見えを切った震災対応では、ガレキ撤去や被災者支援の遅れが目立ち、原発事故では初動に失敗したほか、説明も二転三転。

 鳩山由紀夫前首相が大きく損ねた日米関係を、いくらか修復したにすぎない。

 首相が政権浮揚の望みをつないでいた訪米も、9月へと先送り。

 「脱小沢路線」も中途半端だった。

 さらに、「自衛隊は暴力装置」など仙谷官房長官ら閣僚の暴言、失言の数々は政治不信を増幅させた。

 首相は大失態で野党に退陣を要求されても、「歴史が評価する」と「歴史」を持ち出し正当化してきた。
 消費税やTPP、『脱小沢』など同時に追求しようとして結局、達成されたものはない。
 震災対応では官僚機構をうまく使わず、国民の生命と財産を守ることができていない」と総括。

▲補足、感想など

 芸術作品など、そうであろう。

 本人が死んでしまった後に評価される・ということが起こる。

 政治家はどうかなぁ。

 確かに、時間が経過して、数十年がたって、振り返ってみてはじめて意味が分かるという場合もあるなぁ。

 管さんの言行がそうであればいいが。

 このブログでふれているように、管さんの首相である期間ももうすぐ終わりだ。

 それにしても・と思う。

 民主党からでてくる首相達の、上に立つ人間とはとても思えないような言行を生じしめる核心の部分は一体なんなのだろう。

 鳩山さんは、鳩山一郎の孫、鳩山威一郎の息子だ。母親はブリジストン・石橋家の血筋ということになっている。

 管さんは市民活動家の出身だ。

 まぁ、それを言うなら、野党である自民党だって、同じような経歴の持ち主など一杯いる。

 差異は一体なんなのだろう。単なる個人のもつ資質の差ということでもないな。

 結局、政権を担った期間の長さの差そして、そこから生じる人材の蓄積の差というのが大きいのだろうなぁ。

 そして、民主党の議員の中の、韓国系・北朝鮮系の帰化人の多さというものが、中国・韓国・北朝鮮などを相手にした時の政治的判断に影響を及ぼしているということだろう。

 これはアメリカでなされているように、被参政権を与える時、一代目の帰化人(本人が例えば韓国人→日本人に帰化したという意味)を除外するというように法律を変えるべきであろう。

 まぁ、ついでに言うと。

 管さんの経済についての知識の無さ、理解の無さはどうであろうか。

 それは、確かに政治家がすべてのことに専門家であることは不可能だ。

 だからこそ、個人としての「教養」というものが必要なのだ。

 それはまた、鳩山さんにも言えることか。

 ぜひ、「教養の価値」というものを見直してもらいたい。

 

 
 

 

 









 

 

2011年6月6日月曜日

ペルー大統領、オジャンタウマラ氏が当確。

▲いや、他国の大統領に誰になってとしてもいいさ。

 ただなぁ、このウマラという人、ベネズエラのチャペス大統領と同じことをしそうなのだぞ。

 民間の企業を国有化し、貧民層にお金をばらまいて、支持をとりつける。

 大統領は一応、任期が5年だが、法律を改正して、終身大統領という強権者となる。

 それで、本当に国が栄えると思うのか。

 やれやれ、あのペルーという国が、ベネズエラと同じ道を辿るのか。

 なるほど、国の指導者というものは、その国の国民のレベルをそのまま表現したものであるのだな。

 まぁ、日本でも一昨年に民主党政権などという仇花を咲かせたのは、なんだっけ、ウチにすれば高速道路がただになるとかいう世迷言を信じた、ジジババ世代のレベルの低さのせいであろう。
 
 他国のことは言えないなぁ。

 以下、新聞から抜粋。

 左派で元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)と、アルベルト・フジモリ元大統領の長女で中道右派の国会議員、ケイコ・フジモリ氏(36)の一騎打ちで、テレビ局はウマラ氏が当選確実と報じた。

 同氏は日本時間6日午後1時過ぎ、リマ市内で、「我々が勝った」と勝利宣言した。

 5日午後10時に発表された選挙管理委員会の集計(開票率78%)によると、ウマラ氏が50・1%で先行し、ケイコ氏が49・9%で追う展開。

 ウマラ氏が地盤を持つ南部の開票率がまだ低いため、今後、同氏のリードが広がる公算が大きい。

 開票所の情報に基づく民間調査機関の速報では、ウマラ氏51・5%、ケイコ氏48・5%となっている。

 ケイコ氏は5日夜、「最終集計を待つ」と述べたが、敗北宣言はしていない。

▲補足、感想など

 なるほどなぁ、ペルーという国はこういう国なのか。

 アルベルトフジモリが強権者だったてか。

 それなら、このウマラという人は、アルベルトフジモリよりもっとひどい強権者となろう。

 国の最底辺にいる人間にとっては、チャペスのようなバラマキ政策をとる人間が、救世主に見えるのか。

 もう、ペルーという国の発展する道は、紆余曲折の多いものになろう。

 う--ん、こんな感じは、どこかの大統領の選出の時感じたことがあるなぁ。

 あぁ、フイリピンの大統領にセストラーダとかいう俳優上がりの政治家がなったとき感じた感覚とそっくりだ。
 なぜ、こんな人間を選ぶんだ? こんな駄目な人間をなぜ・・と。

 →結局、冒頭の感想へ戻る。その国の政治家というものはその国の国民のレベルを反映したものだということ。

 いや、今後、ペルーの日系人の受け入れには、余程、注意が必要だ。

 ペルーの貧民層から日本への脱出組が多くなろう。

 ペルーという国は、混乱と混迷の時代へ入っていこう。

 しかし、なんどでも言うが、それはペルーの国民が自ら、選んだ道だ。




 

管さんの辞任は間近だ。

▲一国の首相が辞める・・という言葉を口に出したとき、もう、矢は放たれたと同じだ。

 とりかえしはつかない。

 国内は、まぁ、なんだかんだと言えるかもしれない。

 しかし、外国側の首脳はそうは思わない。

 特にアメリカ、西欧諸国の首脳達は。

 考えてもみよ。

 いつ辞めるともしれない首相を相手にまともな話し合いができるか。

 辞めた時点で、後継者がどう動くかもしれないのだ。議事録があるから、知らないとはいえないとしても、熱意などに濃淡があろう。

 また、次の人に同じ話をしなければならないのか・と思うと、まともに話す気にもなるまい。

 だから、管さんがどう言おうと、管さんの周辺がどう言おうと、辞任のタイミングは間近だ。

 以下、新聞から抜粋。

 民主党の岡田克也幹事長は、「それが何月なのか民主党内や野党、メディアで議論されているが、それは国益を損なっている」などと指摘、「何月といえばレイムダックになる。それが多くの人の思いとかけ離れることになれば、辞めてくれと申し上げる」と強調。

 岡田氏は「重要課題がある中で政局にかまけている印象を持たれていることは残念」と述べ、
野党に対して「ご協力をいただきたい」と語った。

 さらに、岡田氏は、「ねじれ国会」の中で物事を決めていくため、「期限とテーマを決めて、大連立というべきか、各党が協力していくような、そういう体制をつくっていくことを目指したいと」。

▲感想補足など

 レームダックねぇ。

 もう、充分にレームダックの状況だろう。

 確かに、解散総選挙のタイミングを外されてしまった。

 だからこそ、自民党などの野党も、大連立という形に、表現になるかどうかは分からないが、震災復興について「我関せず」という態度は取れないと判断したものだろう。

 自民党にはまだ、人材が豊富だから、震災復興に智慧とかテキパキ行動できる人間もいるだろう。

 そういう人間に、復興に協力すべき・という空気になったのだなぁ。

 岡田幹事長は、いつ管さんが辞任するか・と議論することが、国益を損ねるとかの表現だが、冒頭でふれたように管さんの辞任はもう目の前だ。

 レームダックも国益を損ねるもありゃしない。

 それよりも、大連立という議会制民主主義を否定したような表現をとらず、自民党など野党の能力者を復興の采配がとれるように、すりあわせよ。

 年末ぐらいまでは、そういう方法をとるしかあるまい。

 そう考えると、次の首相には国民新党の「亀井さん」あたろが適当だなぁ。







 


 

ケイコフジモリ、ペルー大統領か。

▲ペルーの新大統領を決める決戦投票が行われている。

 日本時間で、月曜日の昼過ぎには判明しそうだ。

 ほぼ、互角の戦いらしいが、恐らくケイコフジモリが大統領になるだろう。

 36歳ならば、世界でもっとも若い女性大統領(日系の)であろう。

 以下、新聞から抜粋。

 5日のペルー大統領選挙で決選投票に臨む日系人のケイコ・フジモリ候補。

 勝敗のカギは父親のアルベルト・フジモリ元大統領が握っている。

 2日に行われた投票前最後の集会では、支持者が集まり、コンサートのような盛り上がりを見せた。

 優勢が伝えられるケイコ候補だが、不安も抱えている。

 ケイコ候補の父親であるフジモリ元大統領は、テロ撲滅作戦での殺人罪で服役していて、国民の間にはフジモリ元大統領への抵抗感が根強く残っている。

 街中には、ケイコ候補の名前のペイントが至る所に描かれているが、「フジモリ」の文字は描かれていない。

 ケイコ候補陣営は、選挙戦で父親の「影」を薄めようと躍起になっていて、演説でもフジモリ元大統領のことに触れたのは自分の経歴を紹介した時だけだった。

 一方、対抗馬のオジャンタ・ウマラ候補はフジモリ元大統領の名前を使って批判キャンペーンを展開している。

 父親の存在は、父と娘、2代の日系人大統領誕生の重要なカギと言えそうだ。

▲補足、感想など

 父親の名前なしで、36歳で大統領候補になれるわけがない。

 父親の実績、そしてフジモリの名前の背後にある「日本」の存在が、ケイコを際立てせているのだ。

 また、対立候補はベネスエラのチャペス大統領と気脈を通じるという人間だ。

 1960年代のアフリカ諸国が独立した際の工場の国有化の経験を知らないのか。

 会社を国有化してうまくいった例はない。

 公務員が経営のノウハウをもっていると思うのか。

 日本で言えば、第三セクターのようなものだ。
 
 通常の社会常識をもっているならば、ケイコの方が安全側といえる。

 ペルーのこういう状況となる根底になにがあるのかなぁ。

 スペインの植民地化というものが、インディオを教育を与えない、無学文盲のままにして、富をスペイン系の人間が独占するという形でここまできたのだろう。

 他国を、他民族を植民地化するというのはそういうことなのだな。

 スペインしかり、オランダしかり、ポルトガルしかり・・・か。

 16世紀初頭の大航海時代から、今日の21世紀まで、大航海時代に学んだ、植民地経営体制がペルーではそのまま残っているということなのだ。

 富を独占してきたスペイン系の富裕層にとって、今、ケイコなどが進めているインディオへの教育の付与→そして、植民地経営体制の破壊 という結果につながることを恐れているのであろう。

 こうしてみると、西欧諸国の人間って賢いなぁ。

 実に500年に渡って、原住民を文盲とし、富を独占し続けることに成功しているのだから。

 この自分の足元を崩されけている白人富裕層の不満が、以下のような発言につながっているのだろう。

--ここから--

 白人富裕層からの支持は薄く、昨年ノーベル文学賞を受賞したペルー出身の作家マリオ・バルガス・リョサ氏(75)は「エイズか末期ガン患者の二者択一に等しい」などと発言

--ここまで--

 上でふれたように、ケイコフジモリがペルーの新大統領になる可能性が高い。

 日本も、oda の形でペルーを援助することになろう。

 しかし、それはインディオ達の教育と自立を助けるものでなくてはなるまい。

 この500年にも及ぶ白人達の植民地経営体制からの脱却を促進する、そういう援助を日本はしなくてはなるまい。






 

 
 

 

2011年6月4日土曜日

菅さんは長くは居座れない。

▲菅さんの出処進退について喧しいようだ。

 でも、なぁと思う。

 一旦、辞任という言葉を口に出したら、自分で居座ろうとしても、相手方が信用してくれない。

 アメリカのオバマさんだってそうだろう。

 辞任を口にだした以上、いつ辞めるか分からない人間とまともに話をしようと思うか。

 なにか、日米首脳会議の予定があるようだが、その前に辞任するにきまっているじゃないか。

 枝野さんがふれているのは、そのあたりの感触を掴んでいるからだろう。

 以下、新聞から抜粋。

 枝野官房長官は4日番組で、「そんなに長く居座るような気持ちは首相には全くないと思う」と述べ、早期退陣の可能性に言及した。

 さらに、首相が福島第一原子力発電所事故の収束まで続投する意向を示したという見方を否定し、9月に予定されている日米首脳会談についても、「(首相は)自分が出るという趣旨のことは言っていない」と指摘。

▲補足、感想など

 過去、こんな例があったかなぁ。

 筆者は、寡聞にして聞いたことがない。

 でも、冒頭でふれたように、これから話しあおうという外国側の首脳が「いついなくなともしれない人間」とまともな会談をするとはどうしても思えない。特にアメリカが。

 そうなると。だ。

 9月の日米首脳会議の段階で、新総理が決まっていなければならない筈。

 衆議員の解散総選挙はないとすると、菅さんが辞任して、民主党内か、連立の誰かに禅定ということになる。

 誰だろう。

 中国様への日本の主権移譲などと「売国そのもの」を主張する岡田さんはありえない。(関連するイオングループって一体なにを考えているのだろう。岡田さんの主張をみると恐ろしい集団ではあるなぁ)

 政治資金の問題で裁判にかかっている小沢さんということもありえない。

 ならば、

 記事にある枝野さん、前原さん、国民新党の亀井さん・・・ぐらいが下馬評か。

 いずれにせよ、7=8月中に、菅さんの辞任 → 新首相の決定 ということがなされる筈だ。

 ついでと言ったらなんだが、もう菅さんの顔とか声とか見たくも聞きたくもなくなったなぁ。

 日本にはこういう首相しかいないのか。

 一昨年の夏の衆議員選の時、民主党を支持した人達はこの現状を、自分がどういう人間を選択したのか、直視してもらいたい。




 

 


乱暴ではなく、非人間的な発言だ。田原発言。

▲世の中には、他人の心の痛みが分からない人間がいる。

 田原総一朗という人は、そういう人であろう。

 この人のなんという、非人間的な発言を見よ。

 以下、新聞から抜粋。

 北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんの両親が、ジャーナリスト田原総一朗氏(77)によるテレビ番組の発言を巡って、田原氏に慰謝料の 支払いを求めた訴訟の口頭弁論が、神戸地裁であった。

 田原氏は本人尋問で「乱暴な発言をして申し訳ない」と両親に謝罪した。

 田原氏は2009年4月のテレビ番組で、有本さんについて「外務省も生きていないことはわかっている」と発言した。

 この日、田原氏は発言の根拠として「外務省幹部に取材した際、『生きて帰国させる』とは言わなかった。

 日朝交渉で、同省は生存を前提にしていない」と説明した。

 両親に対しては「政府や外務省を批判するための発言で、 傷つける意図はなかった」と釈明した。

 有本さんの母嘉代子さん(85)は「親には耐え難い発言。

 私たちの心を思ってくれればできないはずだ」と述べた。

 閉廷後、田原氏は「発言は言葉足らずだったかもしれない。ご両親を前に説明できてよかった」
と話し、父明弘さん(82)は「発言の証拠が出ていない。虚偽との認識は変わらない」と。

▲補足、感想など

 外務省・政府を批判?

 それは違う。そんな話ではなかった。

 あの田原さんの発言は、オレだけは知っている--という発言だった。

 ジャーナリストとかいう自分の力量・能力を見せたいがための発言だった。

 おそらく、その前に北朝鮮を訪問して、金主席周辺から内々に聞いたのかもしれない。

  オレは北朝鮮の首脳から聞いたんだ--。オレだけは本当のことをしっているんだ・・・という発言の仕方であった。

 ここに田原さんの発言の核心があり、拉致された人の両親がどう思うとかの配慮なんて頭からふっとんでいた。

 なにが、外務省を政府を批判だ。

 嘘をいえ。

 後からつけたもっともらしい言い訳ではないか。

 いや、ちょっと違うなぁ。

 これでは、筆者が田原さんを攻撃したい核心の部分が外れている。

 まず。

 1.北朝鮮の首脳か、仮に金主席が発言したところで、「その内容が本当だ」と言えるのか・・・ということだ。

  北朝鮮でのことなぞ、どこまでも本当だと言えることではないではないか。

 2.田原さんという人は、その北朝鮮の首脳周辺からの発言を本当だと受け止め、オレだけが知っているとテレビで発言したのだ。

  それでジャーナリストといえるか。

  いわば、詐欺師のいっていることを真に受けて、オレだけは知っていると発言したものではないか。

  そして、オレがオレだけが・・・と強調したいがために、北朝鮮に拉致された人の両親の思い(年齢を見てみよ。生きているうちに会えるものなら・・・と考えている人たちなのだ)を無視したものだ。

 これを非人間的と言わずして、なんというか。

 

 


2011年6月2日木曜日

なぜ、大川小学校の犠牲者が多かったのか。


▲石巻市の大川小学校の亡くなった子供たちの父兄が、なぜ、大川小学校の犠牲者が多かったのか調べて欲しいと要望書を出した。

 まぁ、子供を亡くされた親の気持ちはよく分かる。

 でも、これは切ないなぁ。

 人間ってやつは、緊急の場合に必ずしも賢明に動けるとは限らない。

 パニックになる人もいる。

 日頃の訓練もあろう、指導者がどうだったかもあろう。

 それを責められるだろうか。実際に先生がたも殆ど亡くなっている。

 まぁ、責める責めないという問題ではなく、この事例からなにが次に残せる教訓なのか、そういう意識ならば意味があろうか。

 以下、新聞から抜粋。

 東日本大震災の津波で全児童の7割近い74人が死亡・行方不明になった石巻市立大川小の 保護者有志が、同市教育委員会に対し、避難時の状況について検証し、改めて説明するよう 要望書を提出した。

 要望書は、「このような惨事を二度と繰り返さないためにも、なぜ子供たちを救えなかったのかについてしっかり検証すべきだ」と訴え、津波到達までの対応や、避難場所として北上川そばの高台を選んだ 経緯など5項目について説明を求めている。

 また、他の学校の例を挙げて、「校舎が津波にのみ込まれながらも安全な高台に避難させ、学校管理下の 児童・生徒の命を守っている」とした。

▲補足、感想など

 これはなぁ、と思う。

 疑問となることは一点であろう。

 地図を見て分かるように、小学校の南側に山がある。あそこに何故逃げなかったのか。

 これは、当日、いなかった校長先生が答えている。

--ここから--

 石巻市は、大川小学校への津波到達を想定していなかった。

 市の「防災ガイド・ハザードマップ」は、同小を避難所として「利用可」 としている。

 柏葉校長は「堤防を越える津波が来たらもたないので、山に避難場所をつくろうと職員で話はしていた。

 裏山は泥炭地で つるつる足が滑るので、階段をつくれるといいなと話していたが、そのまま震災になった」と明かす。

 校舎に残る三つの時計は、いずれも3時37分を指し止まっている。

 地震から津波到達まで、恐らく40~50分あった。

 9日の 保護者への説明会では、校庭で点呼を取るなどした対応に「なんですぐに逃げろって言わなかったのか」と非難の声も出た。

 だが一方「108人誰も欠けないように点呼し、先生はよくやってくれた。誰が悪いと思ったことはない」と話す保護者もいる。

--ここまで--

 また、別のニュースから。

--ここから-

 娘のランドセルが見つかった男性は捜索中、裏山を指しながら柏葉校長に疑問をぶつけた。

 「ここに登れば助かったんじゃないですか」。

 男性によると、柏葉校長は「そうですね。現場にいたらそうしたかもしれません」と答えたという。

 市教委は「想定外の津波だった。

 山が崩れる危険がある中、農道を行く以外に方法があったかは分からない」としている。

--ここまで--

 結局のところ、先生方を含め、この地震による津波について、過小評価をしていたということであろう。

 しかし、それは振り返って、冷静に判断して初めて納得することであろう。

 人間というものは賢くはないのだ。

 その人間のもつ愚かしさを、言い伝えだとか、古老の教えとか、他の地で起こった事件を教訓にしてだとかして、漸く、補えるものであろう。

 この大川小学校の犠牲による教えが、他の場所での教訓となることを願っている。





管さんには、解散総選挙をする勇気はない。

▲いや、不信任案が可決するば解散総選挙だろうと思っていた。

 でも、管さんが辞職する(目処がたてば)という話を聞いて、これは勇気がないのだな、と感じる。

 いや、まぁ、管さんは選挙で、当選するだろう。

 しかし、民主党の一年生議員はもう総崩れであろう。

 そういう一年生議員からの怨嗟の声に、管さんも耐えられないのだろうなぁ。

 以下、新聞から抜粋。

 菅総理大臣は民主党の代議士会で、東日本大震災の復興などに一定のめどがついた段階で辞任する意向を表明。

 菅総理は「この大震災に取り組むことが一定のめどがついた段階で、私がやるべき一定の役割を果たせた段階で、若い世代に責任を引き継いでいきたい」と。

 これに対して、鳩山前総理大臣は「重大な決意を示された」と 述べたうえで、代議士会直前の会談で、復興基本法の早期成立や追加の補正予算案の早期編成のめどをつけた段階で 菅総理が退陣することで合意したと表明。

▲補足、感想など

 内閣不信任案は否決されるだろう。

 まぁ、記事の内容を信用するなら、もう数月で管さんが辞任する。

 じゃ、その後どうなるんだ?

 小沢さんが出てくることもありえないしなぁ。

 いっそ、国民新党の亀井さんを担ぎ上げて、首相にして周りを民主党の議員で固めるという手はどうだろう。

 亀井さんは国際政治の中でどうこうというのには適さないかもしれないが、建設相とかの経験もあるし、これから大規模な公共工事を東北地方で行わなければならないというタイミングにはぴったしだと思うのだが。

 三陸海岸沿いの市町村では、もう至急に都市計画を決めなければならない。

 漁民は海の側から離れるのを嫌がる。

 じゃどうするんだ?

 卑近な例として、奥尻島の漁民達がいる。

 津波の後、海沿いに6mだけ地盤を嵩上げ、そこに居住するというところに落ち着いたようだ。

 6m? 6mでは次の津波の時には耐えられないだろう。

 ここで、宮古市田老地区での住民が協議したという記事があった。まず、ご紹介したい。

--ここから--

 宮古市の職住分離の高台集団移転案に「漁業は海沿いに住まないと効率が悪いべ」と、意見が全くまとまらず。

 高さ10メートル、総延長2.4km、万里の長城と言われた、岩手県宮古市の旧田老町地区(2005年宮古市と合併)の日本一の防潮堤も、今回あっけなく破壊された。

 明治、昭和と、過去二回の大地震でも、計2770人が死に、今回は911人で計3708人死亡。

 昭和の大地震後は、海沿いに住むことが禁止の法律も制定され、一度は皆、高台に移った。
 しかし、年月と共に高台は面倒と、なし崩しに海沿いに戻り始め再び集落が形成された。
 二重の防潮堤の、その間にも家を建てて住むという度胸ぶり。

 要は、最後の一住民が死ぬまで、全滅するまで、この海土人の思考は変わらない。

--ここまで--

 記事を読んでどう思われたろうか。

 記事では、海土人とか書いてあるが、海の恵みを受けて暮らす漁民とはそんなものであろう。

 つまり、漁民として暮らすということと、生命を守るようなところに居住することどをどう両立させるのか、そのあたり微妙なバランスを考えなくてはならない。

 恐らく、三陸海岸沿いの市町村では、10階を越えるような避難センター兼居住スペースをもつ高層建物を数棟建てるということで、この漁民の要求との調整をする以外にあるまい。

 単純に、高いところに住めなんて言ったとここで、田老の漁民のごとく、數年立てば元の黙阿弥だ。

 そのあたり、亀井さんの経験ならば、うまくこなせないかなぁと思う。

 民主党に人材がいない以上、次をどうするか、という選択の中で考えるべきことではあるまいか。

 亀井さんでうまくいけば、1年後の次の選挙でそんなに大敗はしまい。民主党も。








死なばもろとも・・と管さん。

▲ある意味、管さんは潔い。

 今日、内閣不信任案が可決されれば、衆議院を解散して総選挙へ打ってでるという。

 なんというか、死なばもろとも・・という発想だなぁ。

 恐らく、今度、総選挙をすれば、衆議院の民主党の現議員達は、殆どが戻れないだろう。

 それを知った上で、解散総選挙へと舵を切るという。

 潔いというか、もうこうなりゃ・・と開き直りかな。

 以下、新聞から抜粋。

 「不信任可決なら解散、刺客も」菅総理が周辺に…

 菅総理大臣は、2日に採決される内閣不信任案が可決となった場合、解散・総選挙に踏み切る方針を固めました。

 内閣不信任案が可決された場合、総辞職をせずに解散・総選挙に打って出る方針を周囲に語りました。

 また、造反した議員は総選挙で公認せず、その選挙区には「刺客」を 立てる考えも示したということです。

▲補足、感想など

 小泉さんのやり方を踏襲するつもりか。

 でも、考えてみたら、上で選挙結果は民主党の惨敗だろうと書いたが、仮に今、選挙せずに、もう1年政権を維持して、1年過ぎに選挙をした場合、今以上の惨敗となりおそらく民主党という政党自体が維持できまい。

 そう考えれば、まだ、民主党という政党が残るというか、維持されるだけでも、今、選挙をする意味があるのではあるまいか。

 まぁ、鳩山さんにせよ、管さんにせよ、なぜ、これだけ頭でっかちで実務能力がないのだろう。

 結局、下積みの経験もないし、まともに組織内で働いたという汗の染み込んだような核となる経験がないせいだろうなぁ。

 それは、現在、政治家となっている人にどれだけ働いた経験のあるのか…といわれればその通りだ。

 しかし、その替り、下積みの苦労をサンザンしているではないか。

 鳩山さんって、お金の苦労もない、組織内で他者への配慮するという苦労もしたこともない。

 ふ--ん、と思う。

 鳩山威一郎も一体なんだ。自分の息子を使いものにならなくしているではないか。

 いや、話がそれた。

 上の話は、不信任案が可決すれば、という話だ。

 可決しなければ、管さんは内閣を改造して、もう1年くらい政権を担当するだろう。

 しかし、上でふれたように、そのタイミングでする選挙は、民主党にとっては、壊滅的な結果となろう。





 


 

 

2011年6月1日水曜日

中国をコントロールできるのは米国だけ。りー氏。

▲シンガポールのリークワンユー顧問相が鋭い発言をしている。

 曰く、中国をコントロールできるのはアメリカだけだ・・と。

 まさしく、その通りだろうなぁ。

 まず、新聞から抜粋。

 2011年5月27日、同国のリー・クアンユー(李光耀)顧問相は、米国だけが中国をコントロールできる能力を持っており、米国にアジア・太平洋地域への興味を持たせ続けることが重要と説いた。

 東京で開催された「アジアの未来」で、リー顧問相は「日本、韓国、ASEAN諸国、ひいては台湾やインドを加えても中国を制御できない。

 中国は大きすぎる。

 米国および米国の先進技術を用いて初めてコントロールできる」と述べ、米国にアジア・太平洋地域に興味を持たせ続ける事が重要と説いた。

 日本が中国の軍事拡張に懸念を抱いていることについては、「中国軍の発展は避けられない。なぜなら中国は経済大国としての地位にふさわしい陸海空軍を所有したいと考えているからだ」と。

 しかし一方、「相当長期間にわたり、中国が米国およびその技術力に挑戦できる実力を持つことはないだろう」と示した。

 また、米国が中国と比べて優位性を持っている理由の1つとして、「英語」を挙げた。

 英語は先進国で主要言語となっており、過去に米国がアジア・ヨーロッパの人材を引きつけた原因にもなっているとした。

 シンガポールの発展を振り返り、「シンガポールが英語ではなく中国語を選択していたら、シンガポールの経済は今日ほど発展していなかっただろう」と。

▲補足、感想など

 シンガポールのリー顧問相という人は、留学したドイツの工科大学で首席だったという人だ。

 どこか、考え方の根底にある価値基準が理系であり、そのことが文系の人間や芸術などを軽んじらせているようだ。

 文系の事柄を軽くみるということが個人で完結すればいいのだが、それがリー氏の場合、シンガポールという国家の方向性となっていることが恐怖ではある。

 話がそれた。

 まぁ、今の中国を制御できるのはアメリカだけだ…というのはその通りだろう。

 記事では、英語にふれているが、それよりも基軸通貨を押さえていること、そして世界最大の消費地(浪費といってもいいか)・軍事国家であることが大きい。

 つまり、中国の製品をもっとも購入しているのは、アメリカだ。だからこそ、中国を制御できるのだ。

 また、リー氏は、シンガポールの発展を助けたものについて、当初より中国語ではなく英語を採用したことを挙げている。

 これは慧眼であろう。

 中国語では、高等教育ができない。その意味で欠陥をもつ言語なのだ。(そのために、高等教育を受ける中国人にとって、英語学習が必須なのだ)

 話のそれついてに、

 1970-80年代頃、シンガポールで能力の劣った人間については断種するとか、国民自体の改良計画のようなことがなされた記憶がある。

 また、民主国家なのだが、リー氏の息子が国家を掌握しており、まるで北朝鮮のように親子間で国の経営を継続している。

 この親子間で国を継承していることにつき、批判することを禁じているようだ。

 なにか、上でふれたように科学的にシンガポールという国を発展させるための最短距離とはなにか・というような計画を立て、それを粛々と実行しているという様子が窺える。

 工学系の技術者として、国の発展をコントロールしようと考えていると見てもよいのだろうなぁ。

 小国なりゃこそ、できることか。