2013年7月26日金曜日

日本の再興は、アジアの開発と発展に貢献—と麻生さん。

▲参院選の結果を受けて、麻生さんは至って意気軒昂だ。
 表題の言いは、2008年の頃、言っていた「自由と繁栄の弧」を改めて言い出したということなのだろうな。

 2008年の頃は、朝鮮系議員に牛耳られた民主党が幅をきかせていて、充分に意図を政治に反映させることができなかった。
 先日の参院選での「ねじれの解消」により、いわば、思い通りのことができる状況となり、麻生さんはかって夢半ばを終わったことを、復活させ、アセアンを中心とした国家群との共栄共存を図ろうとしているのだ。

 以下、新聞から抜粋。

 麻生太郎副総理・財務・金融相は講演し、 「日本の再興はアジアの開発と発展に貢献できる」と述べ、成熟した金融市場がある先進国として、 アジア各国に対しリスクマネー供給などの貢献ができると説明。

 麻生氏は「日本国民の持つ15兆ドルに上る個人金融資産を活用できる」とし、 アジアの株式や債券で構成される投資信託を経由して日本からリスクマネーを供給できると指摘。
 高齢化が進むアジアの年金運用でも、日本市場は投資の機会を提供できるとした。

 併せてアジアの金融安定に貢献するため日本は2国間スワップや資金支援を行ってきたことを説明。
 ミャンマーでの証券取引の枠組み向上など、金融インフラの整備・改善に向けた2国間協力など 「技術支援を強化したい」との考えも示した。

 そのうえで改めて「アベノミクスで再興する日本はアジアにとっても利益をもたらすと確信している。
 日本とアジアの相互の発展のため日本はあらゆる政策ツールを活用し、 地域・2国間金融協力を強化していく」と語った。


▲補足、感想など

 さて、記事の麻生さんの発言の核心はなんだろう。
 おそらく、2つぐらいあるのだろう。

 1つめは、アメリカの金融緩和策の解消—に対するショック予防であろう。
 アメリカへのドルが回収されることに対する対処方法を示しているのだろう。
 2つめが、中国からの影響を排除するための囲い込みを狙っているのだろう。

 記事にある麻生さんの発言は、日本とアセアン諸国・インドなどと今後20年をどう共栄を図ろうか—と示したものだと思える。

 掲示板から書き込みを拾ってそのあたりを探ってみよう。

--ここから--

◇実は似たようなことは1990年代にもやってる
日本主導でAMF(アジア通貨基金)を作ろうとしたら
米国と中国が怒ってIMFが横から潰したんだよ

◇アジア諸国、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、インドネシア(近いとこ)ブルネイ、シンガポール(ちっちゃいけど)最大の国インド
麻生は見てると思うよ
中国、韓国以外

東南アジアがこれからもっと経済発展すれば、日本製品がどんどん売れるでしょう。
現地生産だって、現地の雇用と発展に繋がる。
東南アジアの国々が求めているものは、そうやって発展しながら、特産品を作っていくこと。
日本がハイテクなら、衣料、雑貨、農産物等。

◇これってさ、もうすぐ支那が飛んだ後に、支那チョン以外の国々がその影響で悲惨なことにならないために日本が助け舟出してるってことだよね?

◇最近の東南アジアは成長が鈍っているうえに、為替介入を騒いでるどっかの国以上に、円高是正によるマイナス影響を受けている。
スワップを結ぶことによって、日本は東南アジアから中国の影響力を排除できる。
東南アジアは自国貨幣に日本の保証がつく。

◇シナチョン抜きのスワップも進んでるんでしょ?いい流れだね。
経済で日本、軍事で アメリカを後ろ楯にするか、経済軍事共に中狂にの影響下に降るのか。
アジア諸国は良く良く考えるべきだね。
アメリカが許せば軍事も日本が担う事になる のかもしれんが。その時は、アメリカみたいに一方的な関係じゃなく、共闘体制に したいね。
アジアの友好国が日本の軍事産業にとって将来のお得意様になりそうだし。

◇まぁこれは仕方なかろう、
いくらアベノミクスで金融緩和をやり円安にしようが、円安で輸出産業が勢いづき貿易黒字が溜まればまた円高になる
この金融緩和+原発ストップで原油代垂れ流しの円安材料の機会に、早めに貿易黒字時に備えた「富の輸出」システムを構築しないと、すぐに超円高に逆戻りしちまう

◇根本はQE縮小のためドルが引いて成長に水を差されそうな東南アジアに対して
円を供給して助け、共に発展しようっつー発想ですな
反中・反韓を抜きにしても今まで日本の投資は東アジアに偏りすぎていたしいいことだ
本当なら中央アジアとももっと関係を深めたいけど上海機構がガッチリしてるからなあ…

◇アメリカ副大統領と会談の後、この発表の3日前に律儀に靖国参拝してるんだが、
それって韓国との関係修復が大事!!って思ってない表明だと思うんだが、違いますか?
靖国行ってアジアへ投資拡大と2国間スワップの締結を宣言するってことは、靖国参拝
を批判する2国避けって、堂々と宣言してるわけじゃん!w

◇そもそも米国がスワップ受けてくれないって時点で、日本にも見限ってOKのサインが出てるようだし。
野田内閣末期の時点の世論調査で日本国民の対韓国感情は悪化しまくりだし。
米も助けろとはもう言えんだろうな。

◇それぞれのカントリーリスクはあるわけで、それを踏まえてどう投資をしてどう国益を確保するのかという一点に尽きる。
別にその国の先進国化を日本が進めてるわけじゃない。
日本としては「その国の国民や国の為になるのか!」を基準として、日本の 「国益になるか?!」という判断基準で、その上にカントリーリスクをどう回避して投資していくのか?という点が重要。

回収できない投資なんて、基本的にあっちゃいけない。
韓国への投資は未だに回収できてないって分析もあるし、ああいう国は早めに 切り捨てる事も大事。


韓国が中国寄りに動いたから、政治的地勢状況に大きな変更が生じたわけで。
こうなると日本もアメリカも、韓国は向こう側と判断して切り離しに掛かる。

◇僕もそうだけど、インドネシアと韓国を比べると、”日本人に対して”は明確にインドネシア の方がやりやすい。台湾と韓国を比べても同じ。
同じビジネスの土壌で闘うなら、インドネシアや台湾を選ぶよ。
ただし、日本では無いのだから、日本の倫理観が通じないってのは理解しておく必要があるよね。

◇僅か50万人の中国人富裕層を相手に商売するとウマウマなわけで、それの 代換えとしてインドやインドネシアやマレーシアに育ちつつある中間層数百万を相手にした方が安定的だし、儲かる。
そういう判断だよね。

◇スワップしてもらえない韓国は、中国の奴隷。
中国が見捨てたら韓国はデフォルト。
しかし馬鹿な韓国国民は自国の歴史捏造と同様に、そのことを知らされていない。
結論:汚い朝鮮はいずれ必ず中国を裏切る。

--ここまで--

 上の書き込みが正しいのかどうか—筆者には分からない。
 でも、まぁ、正鵠を得ているような気がする。

 結論から言えば、日本という国が今後20-30年という繁栄を維持しようとすれば、アセアン諸国プラスインドあたりと共存・共栄を図るしかない—ということであろう。

 そのために、麻生さんは、最善を尽くしますよ—と宣言しているということだ。