2011年5月11日水曜日

菅さんの発想て奇妙奇天烈だ。

▲菅さんという人が筆者にはさっぱり分からない。

 いや、年齢とかが近いのだが、この人の非常識さ(そして、その発言)にぶっとんでしまう。

 ルーピー鳩山にもその非常識さにあきれ果てたが、菅さんという人もどっこいどっこいの非常識さだなぁ。

 外に発表する前に、こういう発言をストップする補佐官とか閣僚とかがいないのか。

 以下、新聞から抜粋。

 直人首相が今月21、22日に東京で開かれる日中韓首脳会談の開会式を福島市内で行う案を中韓両政府に打診した。
 東京電力福島第1原発事故による風評被害を和らげる狙いがあるが、中国側は「原発事故は収拾しておらず、温家宝首相にそこまでのリスクは負わせられない」と難色を示し、実現の見通しは立っていない。

 政府関係者は「事務レベルで打診したが、返事はない」と語った。

 政府は、温首相と韓国の李明博大統領に福島市に入ってもらい、福島県庁で開会式を実施後、東京に戻って会談する日程。

 菅首相の発案だが、中国外交筋は「外交常識では考えられない」との不満を漏らした。

▲補足、感想など

 中国外交筋は「外交常識では考えられない」--か。

 まぁ、これは中国外交筋の言葉が正しい。

 常識では考えられない…という発想をするのが菅さんという人だということだ。

 一体、この菅さんを巡る様々なもやもやの根底になにがあるのだろう。

 菅さんという人は、

 一度も組織の中で働いた経験もない。経済のことは分からない。人を使うことも分からない。組織を動かすことも分からない。ついでに、語学も分からない。

 なにもかも分からない。

 その現実の中で、首相という仕事をしているということなのだなぁ。

 当然、補佐官がたくさんいる。

 補佐官からの意見・助言を多くをもらっているだろう。

 しかし、その意見・助言に的確に反応するだけの、「核となる汗が染み込んだような知識・経験」を菅さんの中にもっていないということだ。

 だから、助言などが右から左へ抜け、記事にあるような「ピコーン!閃いた、福島で開会式をやろう」
というような突飛というかほどほと非常識な考えにたどり着き、それを考えもなしに公表してしまうのだ。

 社会経験のなさは、多分、自民党の谷垣さんとほぼ同じだろうが、菅さんの方がより際立っている。

 人間として、人並みの仕事をするためには雑巾がけというか、下積みの経験がどうしても必要だな。

 菅さんという人の言動をみていて、つくづくとそう思う。