ホンダがインドに進出した時、インドの資本であるヒーローグループと組んで、現地工場を立ち上げた。
今、500万台くらいか。
このくらいの大きさになり、ホンダ自体の思惑もあり、互いの方向性が異なったのだろう。
昨年末、合弁を解消した。
その時点から、ホンダは2輪車の増産にひたはしっている。
以下、新聞から抜粋。
ホンダは26日、インドでの二輪車生産能力を大幅に引き上げると発表した。
インドでの生産能力はデリー郊外にある第1工場の年160万台だが、現在建設中の第2工場の規模を増強し、第3工場を南部に新設する。
総額340億円を投じ、2013年前半をめどに年産400万台態勢を整え、 現行の2.5倍に引き上げる計画だ。
インドでホンダは、100%子会社の「HMSI」と現地財閥のヒーローグループとの 合弁会社「ヒーローホンダ」の2社で二輪車を製造・販売。
生産規模はヒーローホンダが年490万台と、HMSIの160万台を上回っていた。
しかし、昨年末にヒーローとの合弁解消を発表。
インドでの展開をHMSIだけに切り替え、生産態勢の整備を検討していた。
HMSIがデリー郊外に建設中の第2工場は、7月に年産60万台の態勢で 稼働する予定。
今回の追加投資で60万台分の能力増強を図り、12年3月には 年産120万台に引き上げる。
さらにインド南部のバンガロールに第3工場を建設。13年前半に 年産120万台規模で立ち上げる計画だ。
北部の第1、第2工場を補完、インド国内を効率的にカバーできる態勢をとる。
インドの二輪車市場は中国に次ぐ世界第2位で、10年の販売台数は前年比約30%増の1132万台。
ホンダは今後も二輪車需要の拡大が続くと判断した。
▲補足、感想など
ホンダは、インドでの二輪車の台数を2年間で、160万台 →400万台 にするという。
まぁ、ホンダらしいなぁ、と思う。
もう、30年前くらいか、ホンダはヤマハと二輪車で争ったことがある。yh戦争とか知らない人も多いだろうなぁ。
検索して、文章をご紹介したい。
--ここから--
1980年代初頭から始まった、ホンダとヤマハの二輪車市場での戦い(YH戦争)で、181年、ヤマハは世界一のオートバイメーカーになると宣言した。
しかし、ホンダも徹底的にヤマハに対抗して最後は勝利するのだが、最も大きな勝因は製品の多様性であった。
YH戦争が始まった時に、ホンダには60のモデルがあったが、その後1年半の間に113のモデルを市場に投入したのである。
しかし、ホンダも徹底的にヤマハに対抗して最後は勝利するのだが、最も大きな勝因は製品の多様性であった。
YH戦争が始まった時に、ホンダには60のモデルがあったが、その後1年半の間に113のモデルを市場に投入したのである。
さて、インドでの二輪車の増産のニュースをみながら、この30年も前に起こったyh戦争の顛末を思い出していた。
インドのヒーローグループがこれから、ホンダにどう対応するつもりかは知らない。
しかしなぁ。
ホンダの逆鱗に触れれば、インドでもyh戦争と同じことが起きる。
2年間で2.5倍どころか、5倍くらいにはしかねない会社だ。ホンダというところは。