▲サーバーの不調のため、昨日は書き込めませんでした。申し訳ありません。
しかし、保育中の園児の死亡はゼロだったという。
小学校で、多くの死亡者をだした例もあり、保育園の対応はほめられるべきであろう。
以下、新聞から抜粋。
東日本大震災により宮城、岩手、福島の3県で被災した保育所が315に上り、このうち全壊や津波による流失など甚大な被害のあった保育所が28以上ある。
一方で、保育中だった園児や職員で避難時に亡くなった例はこれまでに報告ゼロであることも分かった。
3県から厚生労働省に報告された被災保育所の件数は、宮城県で 243件(うち全壊・津波流失は16件)、岩手県で34件(同12件)、福島県で38件。
福島県については被害程度の内訳は分かっていない。
乳幼児を預かる保育所は、各種災害を想定した避難訓練を毎月行うことが義務づけられている。
大地震が襲った3月11日午後2時46分は、保育所では昼寝の時間帯だった。
保育士らが園児を起こして身支度させ、乳児をおんぶするなどして集団避難したとみられる。
避難時の状況を保育所から聴取した宮城県子育て支援課によると、異常な揺れを感じて 日頃の避難ルートをやめ、さらに高い所へ逃げたため全園児を守ることができた ケースもあったという。
▲補足、感想など
例えに出すべきではないのかもしれないが…
(筆者は、死者をムチうつつもりはない)
う~ん、石巻市の大川小学校との対応の差の核心は、一体なんだったのだろうか。
日常の避難訓練というところは同じであろう。
核心はどのあたりか。
--異常な揺れを感じて 日頃の避難ルートをやめ、さらに高い所へ逃げた--か。
対比して、大川小学校で助かった先生の話を以下に転記してみよう。
--ここから--
--3月11日の大地震発生直後、同校教諭は児童に校庭への避難を指示し、誘導点呼を行った。
その後、迎えに来た保護者に児童を引き渡している途中、津波の危険があると判断。
地域住民と教頭らが相談の上、高台となっている新北上大橋傍らの三角地帯に避難することを決めた。
津波は三角地帯への移動中に児童や教職員を襲った。
学校のすぐ裏に山があるが、地震による倒木の危険があったため、避難場所に適さないと判断されたという。--
--ここまで--
さぁ、どうだろう。
単なる知識ではだめだということなのだろうなぁ。
「知識」と「智慧」の違いというようなものを感じる。
もっと具体的に言えば、その与えられた場面を俯瞰できるような大きな視点をもっているかどうか・ということか。
知識と智慧の差が、生死の差となって顕在化するということなのだろうなぁ。
だからと言って、極限状態の中で、小学校の先生がたにそういう「智慧」を求めることも酷というものであろう。
やはり、そんなものもひっくるめての大災害に直面しての「運」ということなのだなぁ。
なによりも、一人の死者も出さなかった保育園の先生方を讃えたい。