曰く、「結婚は本当に必要か」とさ。
なんという、あきれたタイトルだろう。
そもそも、必要か必要でないか…という問題ではないではないか。
誰しも人間は一人では生きられない。
夫婦というものが、最小の単位なのだ。
男女が、互いに敬い、慈しみ、子供を育て、自分達の思い・希望を後世へ引き継いでもらう…ということが、人間としての勤めではないか。
必要とか必要ではないとかいう議論そのものが、馬鹿馬鹿しい。
以下、新聞から抜粋。
キャリアウーマンなどと呼ばれる、男性に混じって一生懸命働く女性達は結婚についてどう思っているのだろうか。
「朝日新聞」は、働く女性約264名に大して結婚に関するアンケートを行った。
質問の内容は「一般的に結婚は必要ですか」というもの。
回答でもっとも多かったのは「必ずしも必要ではない」で43.9%。
ついで多かったのが「どちらかといえば必要」で35.6%となっている。
一方、「必要」と回答した人は15.9%、「必要でない」と答えた人は2.7%にとどまっており、一概にどちらとは言い切れない女性の気持ちがうかがえる。
また、年代別に見ると、20代では「必要」「どちらかといえば必要」と考えた人は58.0%だったが、30代では52.0%、40代では42.1%と、年代があがるに連れて結婚を必要と考えている人の割合は少なくなっている。
一方、既婚者に限れば「必要」「どちらかといえば必要」と答えた人の割合は50代で最多となり、8割を超えた。
次いで40代後半が6割強、30代前半でも6割弱となっており、既婚者のほうが結婚は必要なものであると考えている人の割合が多くなっている。
▲補足、感想など
--年代があがるに連れて結婚を必要と考えている人の割合は少なくなっている。--か。
その年代の未婚の女性達のアンケートをとってみよ。
結婚せず、子供を産まなかったことを絶対に後悔しているさ。
もう一度、原則から考えてみよう。
人間は一人では生きられない。収入があるとか、暮らしていけるから…とかいうこととは別だ。
男女が互いに敬い、慈しみ、夫婦という最小の単位となって、やっと、世間に対して「自分たちの人生を切り開いていこう」という力というか、意欲が湧いてくるものだ。
別の言葉でいえば、独り立ちしたとでも言えばいいのか。
そう考えたとき、上掲の記事の「必要か必要でないか」という問いが、いかにうすっぺらいものか分かろう。
それは良き配偶者に恵まれなかったから…とかあるかもしれない。
そのことは、自分を高め、出会いの機会を増やせばいいことであって、「必要・不必要」という、いかにもひねくれた言い回しをしないことだ。
人生というものは、正面から真っ当にぶっつかるものだと筆者は思う。
大切なことを、何度でも繰り返そう。
人は一人では生きられない…と。