▲従前のブログの文章は消滅するので、少し、5月分の文章だけでも転記しておきたい。また、字数の制限がなくなったので、加筆できるところは加筆する。
▲岡田准一主演の映画sp を見た。
長時間のテレビドラマを2時間毎にブツ切りにしたような映画といえば当たっているか。
いろんな伏線があって、どこまでも後ろへひっぱってやろうという魂胆が丸見えだ。
映画であって通常の映画ではない…というのが筆者の感想だ。
以下、粗筋にふれながら、感想などを箇条書きとしたい。
濃い顔の男優ばかりが出てきて、うんざりする。
その男優達の顔がなんともしれない。
エリート然としてしゃべっているのだが、顔と頭脳の明晰さのバランスがとれない。
こんな顔でそんなエリートである訳がないじゃないか…と。
(この事実は俳優にとって残酷なことではある。エリートを演ずるためには、それだけの頭脳の明晰さが必要だということを意味している)
話は、比較的簡単だ。
国会審議中に、テロリストが占拠するという話だ。
そして、占拠するために、sp の中にもテロリストに加担している人間がいる。
国会を占拠して、国会議員になにをしゃべらせたところで、日本という国の体制が左右されることはない。
まず、日本は独裁国家ではない。
国会議員とは、国民から選挙され選ばれた代議員でしかない。
その意味で、占拠するという行為自体に、将来への展望のある話ではない。
だから、テロリストの議員への個人的な怨み…ということになる。
岡田准一演ずるspが、テロリストの議会場への封鎖を破り、テロリストを制圧するというのが粗筋だ。
□筆者の感想をまとめてみよう。
1.ジャニーズ系の多士済々ぶりに驚かされた。
岡田准一という人も俳優として十分やっていける人だな。
2.この映画、いくつもいくつも伏線が多すぎる。
つまり、前回の映画をみていないと、今、なされていることの意味が分からない。
誰しもが前回を観ているわけではない。
伏線があってもいいが、そのあたり、程度をわきまえるべきであろう。
3.残酷な場面は、うまく緩和している。
しかし、岡田側のspの弾丸が国会議員が右往左往している中で、全弾テロリストへ当たるということがあるだろうか。
テロリストは右往左往している国家議員達を標的にして、撃つと考える方が自然だろう。
このテロリスト制圧の場面は、不自然すぎる。
4.映画として面白いといっていい。
特に山本圭の演技なんて、うまいなぁ、と思う。
まぁ、キャリアが違うか。