三洋の本社部門にいた人間には辛い思いではある。
それでもさっ。
以下、新聞から抜粋。
パナソニックの100%子会社となったパナソニック電工と三洋電機で、“仁義なき”リストラが始まった。
国内で1万数千人が不要になるとみられるが、悲惨なのが両社の本社管理部門だ。
三洋関係者は 「本社の全員がいらないといわれた」といい、夏から秋にかけて、早期退職を募集する予定。
三洋の管理部門の、ある50代管理職。
いま、部下のグループ内での受け入れ先探しに奔走している。
「三洋の生き残る事業で受け入れ先を探しているが、検討してもらえるのは30代前半まで。
管理部門の色に 染まってしまった社員は受け入れ先がない」とため息をつく。
「英語が話せるとか、資格をもっているとか―― でも、個別には検討してもらえない。人数が多いため、年齢で足切りされてしまう」
引き受け先がない社員は、5月末に確定してしまう。
「外の知り合いにも声をかけ、部下の能力がいかせる会社が ないかを探している。
40代になるとなかなかないが、外の世界になれば、英語やIT資格があれば検討してもらえる」とも。
そう話す本人も、人の心配だけをしていられるわけではない。
「立場上、自分の行き先を探すのは後。“しんがり”を務める戦国武将の気持ちです」
▲補足、感想など
パナソニック電工の本社部門もあるから、パナソニックという本体からみれば、三洋の本社部門も含めて、みな余計な余分な人員となろう。
パナソニックとしても、これはもう致し方のない選択だ。
記事では仁義なきとか書いてあるが、そもそもパナソニックは売上に比して社員数が多いほうであろう。(つまり、もともと社員を抱えすぎの会社ということ)
まぁ。
人生というものは、「禍福はあざなえる縄の如し」ということではある。
筆者は、こういう優勝劣敗というか競争というものをどうしても必要なものだと思う。
当然、不要だ・・・と言われる人もいるだろう。
それを悔しいと思うなら、自分で会社を興せばいい。または、まったく別の業種へ行くのもいいではないか。
今、この日本にいて、日本語で会話できる、日本語で営業できる、日本語で勉強できる・・・ということが、世界からみれば、どれだけ恵まれていることか。
日本は様々な可能性に満ち溢れている国家だ。
自分の可能性を信じて、新しいことに挑戦していこう。