2012年12月31日月曜日

安倍首相が猛ダッシュ。


▲安倍さんが軽快に飛ばしている。
 本当に、自信をもって、相手に気を抜く余裕すら与えずに、ドンドン進んでいる。
 これは---
 安倍さん、麻生さんと元首相経験者であることの「強み」なのだな。
 核心というか、重要なポイントについて、まず押さえておく—というやりかたをとっている。
 手法は、審議会のようなところに委せるが、方向だけは、キッチリ示すということだ。
 筆者は、うまいし、賢いやりかただと感じた。
 以下、新聞から抜粋。


 安倍晋三首相は30日、官邸で産経新聞の単独インタビューに応じ、「植民地支配と侵略」への「 心からのお詫びの気持ち」などを表明した平成7年の「村山談話」について、新たな未来志向の「安倍談話」を出し、 歴史問題について日本の立場を明確にする方針を表明した。
 「女性宮家」創設に関するこれまでの政府の検討作業を白紙に戻す考えも示した。

 集団的自衛権については、20年6月に行使容認を提起した有識者会議を来年1月に再招集し、 公海上の米艦防護など当時の4類型の拡大も視野に再検討を指示するとした。
 首相は村山談話について「戦後50年を記念して出された談話だが、あれから時を経て21世紀を迎えた。 21世紀にふさわしい未来志向の安倍内閣としての談話を発出したい」と語った。

談話の内容や発出時期については有識者会議を立ち上げて検討するとした。

 村山談話は閣議決定を経た談話であるため、菅義偉官房長官が安倍内閣でも踏襲する考えを示していた。
 首相の発言は村山談話自体は破棄しないものの、「安倍談話」を新たに出すことで、政権としての歴史問題に関する立場を示す狙いがあるとみられる。

 旧日本軍による慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」については有識者へのヒアリングなどを通じて官房長官の下で検討する。

▲補足、感想など
 まず、肝心な方向性だけを示している。
 1.村山談話をもとにして、「安倍談話」を公表する。→内容は、有識者を集めて検討する。
 2.天皇については、男系のみの継承とする。
 3.集団的自衛権についても、再検討する。

 うえで、安倍さんは「方向性」を示しているだけだ。
 領土問題についても、ロシアに対して4島の返還が原則である旨を明快にしている。
 竹島についても、韓国へ日本の領土であることを示した文書をおくったようだ。
 このように。
 重要なポイントにつき、押さえることを押さえ、重要な問題についてはその「方向性」を示している。
 う~ん。
 5年前とは違うなぁ。
 一度挫折したこと、今度は、元首相という麻生さんと組んで分担して仕事をしている形なものだから、安倍さんも気分的に楽なのだろうな。
 また、潰瘍性大腸炎という病気も隠している訳ではないから、無理に元気なところを見せなくてもいいし----
 来年は、麻生さんを中心とした経済政策でもう少し明るい気配が見えてくるだろう。
 安倍さん、麻生さん、ぜひ頑張って頂きたい。
 新聞テレビなどの、安倍さん・麻生さんへの妨害工作・中傷工作もどんどん酷(ひど)くなるだろうが、ぜひ、国民もマスコミの工作にだまされないよう、ミスリードされないよう注意を払って頂きたい。




麻生さん、猛ダッシュ。


▲安倍政権が、内閣ができて以来、猛ダッシュで動き始めている。
 この3年という空白を埋めるかのように----
 その行動の余りの速さのため、中国の習近平次期国家主席もうまく反応できないようだ。---まぁ、習近平という人の地頭のキレがもうひとつ--ということもあるのだろうが---
 麻生さんが、年明け早々、ミャンマーを訪問するという。
 ヨーロッパ諸国、アメリカ等の不況に対して、東南アジア諸国の新興国の元気のよさが目立つ。
 文字通り、勃興期に当たるのだろう。
 日本企業も、中国から資本の移動を開始している。
 まだまだ、時間は掛かるだろうが、ヨーロッパ諸国のように「階級社会」という重い軛(くびき)をしょっていないだけ、成長しやすい—ということもあるのであろう。

 以下、新聞から抜粋。


 麻生太郎副総理兼財務相は1月2日から、民主化と経済発展が進むミャンマーを訪問する。
 麻生氏は3日にテイン・セイン大統領と会談、 円借款に加え民間投資拡大などで積極的に支援を継続すると表明する。
 安倍政権は、成長するアジア経済圏を取り込むことで成長を加速させる戦略を描いている。

 首相経験者である麻生財務相による訪問で、アジアで日本の存在感を高める外交戦略をアピールする。
 ミャンマーには豊富な天然資源と労働力があり、各国が関係を強化しようと競っている。
 日本政府は来年1月にミャンマー向け延滞債務約5千億円を解消し、 早い時期に500億円規模の円借款も再開する。

 麻生氏が資金支援の継続を約束し日本企業のさらなる参入を後押しする。
 麻生氏は第2次大戦の戦没者が埋葬された日本人墓地も訪問し、5日に帰国する。


▲補足、感想など
 本当に、麻生さんは身軽に動く。
 元首相、元外務大臣で、現在副首相・財務相---この肩書で、これだけ軽々と動くとはなぁ。
 危機突破—か。
 ある意味、混乱期なんだろうなぁ。
 こういう場面になると、麻生さんは生き生きしてくるなぁ。早々にフル回転しているようだ。
 ミャンマーは、いま、もの凄い勢いで、発展しているらしい。
 自由を繁栄の弧の中の一国として、日本としては仲良くしたい。




2012年12月30日日曜日

とやかく言われる筋合いはない—と麻生さん。


▲なにか久しぶりに「胸のすくような」セリフを聞いたような気がする。
 これはなぁ。麻生さんだから言える言葉だし、麻生さんが言うからヨーロッパとかアメリカに対しても効果のある言葉なのだ。
 このブログで何度もふれた。
 2008年の夏、リーマンショックというアメリカ発の世界的な金融危機状況に陥った。
 世界的な金融の混乱状況の中で、その解決方法というか解決への方向性を明確に示せたのは、世界中の為政者の中で「麻生さんただ一人」であった。
 ために、麻生さんは2008年秋から2009年の春にかけて、世界中を飛び回り各国の首脳を説得し、ともあれ世界的な恐慌状態となることを防いだのだ。
 ---まぁ、ついでながら、当時、日本においては自民党内で「麻生おろし」の真っ最中だった。武部さんとか、今、幹事長をしている石破さんとかが、「人徳がないからやめろ」--とか言っていたのだ。
 ---ついでのついでだが、筆者が「石破さん」という人をもうひとつ評価しないのはこれなのだ。
 今、世界がどのような状況になっていて、麻生さんという人がどのような働きをしているのか—を明確に捉えていない
 ---つまり、石破さんという人は世界を俯瞰したような視点をもっていない--と。
 こうして、麻生さんは「世界中を巻き込んだ金融危機」に対して、解決への方向性を示し、日本も多くの資金(1000億ドルだっけ)をimf へ出した。こういう経緯をたどって時間は多少かかったが、金融危機も終息へと向かい始めたのだ。
 このあたりで、麻生さんは、ドイツ、アメリカの首脳からその能力を高く評価されているのだ。
 ついでの3乗ぐらいだが、「非コーカソイド」として、史上はじめて、全世界を相手に「指導的役割」を果たしたということであり、19世紀後半に明治維新というリセットを行なって、出発した日本という国が、当時の伊藤、大久保等の元勲達が望んでいた「欧米列強と肩を並べる」という夢を「現実に果たし得た」瞬間でもあったろう。

 以下、新聞から抜粋。


 麻生太郎財務相が、円高に対する言葉による攻撃をさらにエスカレートさせている。
 ここ数年米国や欧州が自国通貨の大幅安を放置したことに苦言を呈し、 また、米国に対してはドルを上昇させることを要望する発言をしている。

 安倍晋三首相率いる政権の通貨政策を握る麻生財務相によるこの批判は、 現在は通貨引き下げ競争になっていると同政権が解釈している 世界各国の潮流に対決姿勢を強めていることを改めて示すものだ。
 今月中旬の総選挙では安倍氏が、円高が度を超しているとして、 その是正を自民党の選挙戦キャンペーンの目玉政策の1つに掲げて大勝利を収めた。

 安倍氏とその周辺からの円水準に対する明確で強固な主張は、 日本が世界通貨戦争をあおりかねないとの懸念を引き起こしている。
 しかし、麻生氏の発言もここ数年の円高による日本産業の世界との競争力減退に対する 国内に渦巻く深い苛立ちを示すものだ。

 28日に行った財務相就任後の最初の報道各社向けインタビューでは、 米国はドルを強くするという本来の仕事をするべきだし、 その点はユーロもどうなのか、と語った。
 さらに麻生氏は、各国が通貨の引き下げ競争は行わないと誓った 3年前の20カ国・地域(G20)の会合以来、 円はドルとユーロに対し大幅に高くなったと述べた。

 その上で、G20メンバーのいくつの国がこの約束を履行していだろうかと疑問を投げかけ、 日本は約束に則って適切な行動をとってきたと強調、 「諸外国に言われる筋合いはない」、と述べた。


▲補足、感想など

 品質で勝負できない場合、自国通貨を安くする—というのは、非常に強力な販売促進策だ。
 今、韓国とか中国が使っている手法がそれだ。
 日本の過去を振り返ってみると、昭和40年代後半に、「変動相場制」に移行した。
 それまでは1ドル=360円だったのだ。今が1ドル=86円くらいだから、どれだけ、円安状態にあったか分かろう。
 まぁ、上で変動相場制に—と書いた。
 それ以前は固定相場制であった。だから、日本の円も実質的には1ドル250円くらいだったのだろうが、固定相場制ということで360円が維持され続けていたということだ。
 まぁ、言葉を変えれば、当時の日本は「羊の皮をかぶった狼」状況だったのだろうなぁ。
 昭和40年代に、今のパナソニック等がアメリカに小型のテレビ等を、「円安」状態を背景して、売りまくった。
 お陰で、アメリカのテレビ製造会社は軒並み倒産した。
 --今でもアメリカにはテレビ製造会社は存在しない--
 あれ、話がどこかへいった。
 不況の時、どの国も自国通貨を「安く」したいのだ。
 ドイツという国は、共通通貨ユーロを使用しているお陰で、実質の価値より自然と安くなってしまう。(同じ、ユーロを使っている国にギリシャ、スペイン等があることを考えてみよ)--なんでも、日本円に換算してみると1ドル=150円相当になっているらしい。
 そりゃ、ドイツ製品が売れるのも当然だろう。ウハウハ状況だろうなぁ。
 アメリカも、通貨供給量を増やし続けてきた。---まぁ、円高の原因の一つがこれなのだが--
 記事で麻生さんがいっている3年前の約束とは、リーマンショックをなんとか終息させたg-20の会議のことだ。
 日本は約束を守ったのに、あなた達の国ではどうなのか—と。
 日本が意図的に「円安状態」にもっていっているのではないか—という欧米各国からの疑念に対して「牽制」しているのだ。
 まぁ、真っ当な・正統な意見ではないか。
 麻生さんだからこそ、言ってもいいし、言って価値のある「せりふ」だと思える。





2012年12月28日金曜日

朝鮮学校無償化—不適当は当然だ。


▲まったくその通りだと思った。
 朝鮮学校とは、いわば、「塾」のようなものであろう。
 どういう学科を教えているのか—さえ、定かでないなら、それは最早、学校ではない。
 いわば、個人が勝手になにかを教えていだけではないか、もう、それは「塾」そのものだ。
 だから、日本の一般の学校扱いする必要はない。
 自分のお金で勝手に学べばいいことだ。
 日本の政府の知ったことではない。

 以下、新聞から抜粋。


 民主党政権下で3年近く判断が先送りされてきた朝鮮学校への無償化適用問題が、 ようやく決着する見通しとなった。
 制度設計も専門家会議も「適用ありき」で 進められてきたというが、政権側の思惑で先送りされてきた。
 識者は「不適用は当然」と指摘した。

 文科省によると、不適用になるのは10校で、必要予算は年間約2億円。
 高校授業料無償化法は 平成22年3月31日に成立したが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と 密接な朝鮮学校を対象とするかどうかは、同年5月に設置された専門家会議の審査に委ねられた。

 しかし、ある文科省幹部は「法案審議の段階から、官邸から適用対象に入れるよう 指示が来ていて、法案を通した後に、個別に適用を指定するという段取りだった」と明かす。
 非公開の専門家会議は同年8月末、「教育内容は判断基準にしない」とする適用基準案を公表。
 会議の関係者は「議論は形式的で適用を認める理屈を導き出すようだった」と振り返る。


▲補足、感想など
 ---官邸から適用対象に入れるよう 指示が来ていて、法案を通した後に、個別に適用を指定する---
 ---教育内容は判断基準にしない」とする適用基準案を公表---か。
 民主党という政党が、どれだけ朝鮮人による・朝鮮人のための政党か—がよく分かる話だな。
 この3年間という期間がどれだけの「悪夢」のような期間だったか、記事にあるような話を聞くだに恐ろしい。
 そういえば、jaxaにもロケット技術を韓国へ渡せ—と圧力をかけていたようだ。
 --ここから--
 民主党に政権交代して、真っ先に民主党の奴らがやった事が、日本のロケット技術を全て韓国に移転するように迫ってきた。
 蓮舫らが予算をゼロにすると脅迫、人事にも自称大学教授と語る在日連中が大量に入り込み、技術資料の提出や ら、秘密事項を韓国に渡すべくやりたい放題の要求をしてきた。
 JAXAでは在日の奴等と必死に戦っていた。
 JAXAへ様々圧力は予算を3000万円まで削減する酷い事をしていた。
--ここまで--
 3年前、民主党へ投票した人は反省せよ。
 自分の人を見る目のなさ—を噛み締めよ。
 いや、かっとなった。
 安倍さんには、5-6年の長期政権であって欲しいものだ。



安倍内閣へのネガキャンがすごい。


▲いや、どうしても安倍さん、麻生さんを攻撃したい—という人がいるようだ。
 そういえば、安倍さんを含む自民党が先の衆議院選で勝利するのをなんとか阻止しよう—と、韓国及び中国、日本国内にいる韓国・北朝鮮系の帰化人達が盛んに攻撃していたなぁ。
 あの延長か。
 こうして改めてみていると、日本の言論人に、一杯、韓国系・北朝鮮系の帰化人(あぁ、帰化していなくて、通名ということも考えられるな)がいるのだなぁ。
 そういえば、と思い出した。
 日本を含めた北東アジアの「政治的な不安定さ」--引いては自由と繁栄の弧--だっけ、そういう世界的な規模での、「不安定さ」を生み出しているのは、上でふれた日本に帰化した・日本人風に化けているような「韓国系、北朝鮮系」の人達なのだ--とかいう文章を読んだなぁ。
 当たっているのかもしれない。
 まぁ、そのあたりの人々が、安倍さんの内閣を攻撃すること。

 以下、新聞から抜粋。


・中日新聞は27日の紙面で、有識者に「安倍内閣に命名するなら」と尋ねた結果を掲載した。
 以下はその内容。

◎「そつなくまとめてみました内閣」
 …髙◇薫(作家)「官僚ともめたりしそうもない。そこそこの優等生を集めた印象」
◎「まぐれ敗者復活内閣」「期待度ゼロ内閣」
 …松◇哉(脱◇発デモ主催)「麻生・谷垣とすねに傷持つ人が多い」
◎「福島圧殺内閣」
 …◇名千恵子(「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」世話人)「原発造ったのは自民」
◎「逆戻り内閣」
 …金◇勝(慶◇大教授)「閣僚は世襲ばかりで、お飾り的存在。政策は官僚任せになる」
◎「改憲内閣」
 …大◇昌秀(元◇縄県知事)「尖閣問題で武力衝突すれば、まず沖縄が攻撃される。武力に訴えるのは本土の人間の発想」
◎「ネトウヨ内閣」
 …北◇みのり(エッセイスト)「ネット上の支持者に共通するのは『脳内愛国』」
◎「国防軍オタク内閣」
 …宮◇学(作家)「腹痛で辞めるような人に、国民の命を預かる覚悟あるとは思えない」
◎「極右はしゃぎすぎ内閣」
 …森◇実(政治評論家)「閣僚の顔ぶれに極右が目立つ」
◎「厚化粧内閣」
 …辛◇玉(人材育成コンサルタント)「稲田氏らは慰安婦強制連行を否定…同じ女とは思えない。女の皮かぶったオヤジ」
◎「学力低下内閣」
 …国◇功一(高◇経済大准教授) 「教育改革に熱心な安倍さん自身、勉強が足りない」


▲補足、感想など
 ふ~ん、有識者—てか。
 日本人に化けた、日本人のふりをしている韓国系・北朝鮮系(あぁ中国系もいるのか)の人達であろう。
 なるほどなぁ、と思う。
 こうして日本人は、長い間、騙(だま)され続けてきたのか。
 新聞テレビだけでは、韓国系とか中国系とかは分からないものなぁ。
 こうして、インターネットがあればこそ、こういう人達に日本人はミスリードされていたのだなぁ—とつくづくと納得する。
 まぁ、好きなだけ言えばいい。好きなだけ、安倍さんとか麻生さんを罵倒せよ。
 かってのように、簡単に日本の国民が騙(だま)されることはあるまい。
 いい時代が来たなぁ—と思う。




2030年代までに原発ゼロ--は見直し---と自民党。


今度の自民党政権の「原発政策」は、ほぼ筆者も納得するものであった。
 まぁ、こういう方向性が今のところでは正しいだろうなぁ---と感じる。
 確かに昨年の福島の原発事故での被害は、甚大なものではある。
 しかし、その事故による被害の大きさに目をくらまされてしまうと、将来へ展望が開いてはいかない。
 人類は、この甚大な被害を直視し、その「屍」を乗り越えていかなければならないのだ。
 ともあれ、「脱原発」だの、「卒原発」だの、わけの分からない言葉でイライラしていたが、やっと、まっとうな意見というか、方向性を聞けたようで嬉しい。

 以下、新聞から抜粋。

 第二次安倍内閣の発足を受け、新閣僚は二十七日に記者会見し、民主党政権が進めた「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」 目標について、茂木敏充経済産業相が「前政権の方針は再検討が必要」と発言するなど、これまでの主要政策の転換を鮮明 にする方針表明が相次いだ。

 エネルギー政策は原発ゼロ目標から、維持・推進へと逆戻りする公算が大きい。
 政策転換は、 社会保障や教育にも及び、私たちの暮らしや安全に影響が出そうだ。 

 茂木氏は同日未明の記者会見で原発の新増設について、「今イエスかノーを決めるのではなくて、専門的知見を蓄積した上 で政治判断したい」と話した。
 民主党政権は計画段階にある原発九基の建設を認めない方針だったが、将来的に容認する可能性があることを示唆した形だ。

 九基には、活断層問題に揺れる日本原子力発電敦賀原発3、4号機(福井県)や、安倍晋三首相の選挙区に近い中国電力 上関原発1、2号機(山口県)も含まれる。

 原発の再稼働に関しては「原子力規制委員会が新しい安全基準に基づいて安全性を確認したものは、政治の責任で再稼働 を決めていく」と述べ、規制委が安全基準をつくる来年七月以降、全国の原発で順次、再稼働を求める考えを示した。

 また、使用済み核燃料を再利用する目的で巨額の国費を投入しながら、実現のめどすら立っていない核燃料サイクル政策は 「いま放棄する選択肢はない」として、継続していく姿勢を明確にした。

 自民党は連立を組む公明党との間で「可能な限り原発依存度を減らす」ことで合意。
 しかし、茂木氏は「十年以内に(電源構成の) ベストミックスを確立する。
 今の段階で再生可能エネルギーが何%と決め打ちするのは拙速だ」と述べるにとどめ、原発をどう 減らしていくのかについての方針は示さなかった。


▲補足、感想など
 自民党がおぼろげに考えている姿はなんだろうか。
 原発を中心として、例えば、地熱発電とか風力発電、太陽光発電、潮力発電など代替エネルギー源を混合した、「新エネルギー源システム」のようなものを考えているのかな。
 今のところ、なにが主たるエネルギー源となるのか見通しもたたない状況だ。
 だから、そもそも「脱原発」となるのか—それさえも分からないというのが本当のところだろう。
 つまり、脱原発も卒原発も「机上の空論」であり、おぼろげな夢を語っているようなものだ。
 なんというか、原発問題は、政治問題にはできない。
 もっと、技術的・科学的な問題であり、技術革新の進展を見続けていなければ、そもそも議論とはなりえない。

2012年12月27日木曜日

アメリカで家庭内暴力が深刻化。


▲アメリカで、家庭内暴力が激しくなっているようだ。
 なぜだろうか?
 筆者はアメリカという国に旅行に行ったことはない。ニューヨークなんてなにも知らない。
 ただ、アメリカの小説などはよく読むほうだろう。
 小説を読んで、気がつくことがある。
 それは、アメリカ人にとって、価値のあるもの—という範囲が非常に狭いのだ。
 1.容貌がどうか、2.お金をもっているかどうか、3.セックスがどうか---その3つしかない、まぁ、暴論かもしれないが、そんなものだろう。
 つまり、それ以外は、アメリカ人にとって価値がない、ないし、価値が非常に乏しいものなのだ。
 だから。
 上で価値のあるものに外れた人というものが当然いる。
 そこで、ブサイクで、貧乏人など、チリ、芥の類となる。
 じゃ、ブサイクで貧乏人は生きている価値もないのか---と喚(わめ)きたくなるも当然ではないか。
 家庭内暴力というものの原因が、すべてがすべて上で筆者が述べたことに該当するとはいわない。
 しかし、アメリカ人のもつ「価値観の狭さ」というものがなんらかの遠因になっているものと思える。

 以下、新聞から抜粋。

 家庭内暴力は米国では深刻な社会問題となっている。
 被害者は後を絶たず、年間200万~300万人の女性が被害に遭っているともいわれる。
 また夫婦間での暴行だけでなく児童、老人虐待も多い。

 加害者は逮捕され、裁判所から数カ月間の接近禁止命令が出されるなど、一定の刑事処分が科される。
 加害者の対象は配偶者や元配偶者だけではなく、恋人関係でも適用される。

 大リーグの選手が逮捕されることも珍しくなく、06年にはフィリーズのブレット・マイヤーズ投手(現ホワイトソックスからFA)が夫人の顔面を殴り逮捕。

 11年には元レイズのマニー・ラミレスが夫人の顔面を平手打ちし大ケガをさせ、逮捕後に起訴された。
 今年の9月には、ブルワーズのフランシスコ・ロドリゲス投手(現FA)が交際中の恋人に暴行し逮捕されている。


▲補足、感想など
 日本の文化の特徴として、「お稽古ごと」というものがある。
 筆者も「歌を唄って」いるが、筆者の上の世代の女性達も「お稽古ごと」で随分、忙しそうだ。
 これはもう、日本では江戸時代ぐらいからの伝統であろう。
 文化教室とかのhpを見てみるがいい。
 どれだけ多種類の「お稽古」があるか。その豊富さに驚かされる。
 このあたりだなぁ。
 こういうものが、日本人の「価値観の範囲を広げている」のだ。
 つまり、冒頭の話から広げると、ブサイクで貧乏人でも、この分野では「玄人はだし」だ—という人が一杯いるということだ。
 その人は、そのことに「誇りをもっている」し、他者からも「尊敬の眼差し」で見られる。
 このことが、日本の社会の「安定」にも寄与するし、「家庭内暴力の少なさ」にも寄与しているのだ。
 アメリカの小説などを読んでいて、自国内で上の「文化教室で○○を習っている」などという文言を読んだこともない。
 アメリカには、日本にあるような「文化教室」に類するものは存在しないのであろう。
 そこから、記事にある「家庭内暴力が減少する可能性」もアメリカではあるまい—と推定せざるをえない。




2012年12月26日水曜日

日本とeu は別のものだ。


▲大前研一という人が、提案しているのだが、こうなにか違うなぁ、と思う。
 まぁ、言うのはいいさ。
 でも、そうはならない。
 ヨーロッパ諸国というところは、日本より約100年早く産業革命に突入した。
 まぁ、そのお陰もあって、1960年代ぐらいまでは海外に植民地ももっていたし、それなりに繁栄したのだ。
 破綻らしきものが明確になったのは、1960-1970年代くらいかな。
 コンピュータというものに、ヨーロッパというところは「対応」できなかったのだ。
 そりゃ、今では一応、ヨーロッパの企業もpcをつかってはいる。
 そうではなくて、コンピュータを製造する—という面で、ヨーロッパ諸国はすべて脱落した。
 じゃ、なぜ脱落したのか—ということだが。
 核心は、西欧諸国とは「階層社会」だということにある。
 社会が、上流社会というものと下流社会というものに完全に区分されているのだ。
 「頭を使うのは上流社会層」「体を使うのは下流社会層」なのだ。
 さて。
 なんでもそうだが、新製品を造るというのは大変だ。
 最後の最後は、現場でそこらにねっころがって、仮眠を取りながら、徹夜、徹夜が続く。
 こういう生活が、上でふれた「上流社会出身の技術者」が耐えられると思うか?
 だから。
 ヨーロッパ諸国では、コンピュータ製造というものからすべて脱落した。
 ここまで書いて、じゃ、西欧では下流階層出身の技術者というものはいないのか—とか考えるだろうなぁ。
 上で、書いたように「下流階層出身」の人間には、「頭を使う」ことが求められていない。
 そもそも「技術者」になろう—としない。
 こうしてみると。
 こういう西欧の社会と日本の社会とを一緒にする—というのは、そもそも無理というものであることが分かる。
 以下、新聞から抜粋。


 ユーロ危機に揺れたEUだが、さまざまな不安定要素を抱えつつも、多くの苦難を乗り越え、 27か国が一体となった「強み」を発揮しつつある。
 日本はそのEUの“準加盟国”のように 振る舞う必要があると大前研一氏は指摘する。

 今後は日本もEUを研究し、EUに合わせていく必要がある。
 いまヨーロッパが経験している苦しみは、 150年続いた国民国家からグローバル統合システムに進化し、新たな仕組みを作るための“産みの苦しみ”だ。
 国民国家を卒業するためにさまざまなトライをしているのだから、 あれこれ厄介な問題が起きるのは当たり前である。

 それを日本は対岸の火事として傍観するのではなく、自分のゴーイング・コンサーン(継続するための関心事)として研究していく必要があると思う。
 なぜなら、どんな国民国家でも、ヨーロッパが歩んできた道のりはいずれ通らなければならないプロセスだからである。

 グローバル化は避けて通れない。
 日本もいずれ 現在のような国民国家を卒業し、 ヨーロッパと同じ苦しみを経験しなければならない局面が訪れると思う。
 したがって日本は2013年、EUの“準加盟国”のように振る舞い、ヨーロッパが直面している財政規律などの問題を自分の問題として捉え、それをクリアするためのソリューションを提供していくべきだと思う。

 すでに日本は欧州債務危機を封じ込めるため、IMF600億ドル(約48000億円)の資金拠出を行なうことになっている。

 だが、そんな大金を何のアピールもせずにそっと出したのでは意味がない。
 日本はヨーロッパの一員であり、ドイツと同じレベルでユーロの維持にコミットする用意がある、というぐらいのメッセージを出さねばならない。
 そうすれば、ヨーロッパの日本に対する見方は一気に変わり、「中国と違って、さすが日本は大人の国だ」ということになる。

 産業界が彼らと一緒に世界標準を作ることもできるようになる。
 それは世界市場で有利にビジネスを進められることを意味し、ひいては日本経済の発展にもつながるのである。


▲補足、感想など
 上で、日本人からすれば、ヨーロッパ諸国の技術者など「使い物になるか」--とか思っていると書いた。
 対して、西欧からすれば、日本人は産業革命に100年も遅れた「黄色いサル」だ—と思っているのだ。
 そんな関係で、「日本がeuの一員」だ---なんて、日本人も西欧の人々も思うわけがないてはないか。
 ヨーロッパというところは、冒頭でふれた「階層社会」というものに、風穴が開かない限り、「技術革新」など出てくるはずもない。
 これはなぁ。
 大前さんのヨタ記事のトンデモ提案だな。
 日本とヨーロッパ諸国とは、「お金を出す・貸す」だけの関係で充分だ。
 なにが、eu の一員だ。バカバカしい。


2012年12月25日火曜日

海江田さんではもたない


民主党の新代表に海江田さんがなったのだそうだ。
 う~ん、と思う。
 海江田さんが代表で、来年の参議院選を戦うのか-----
 ここは、本来なら野田さんが続投すべきではなかったのかなぁ。
 野田さんに比べ、余りに小粒になった気がしてならない。
 これは。
 逆に言えば、民主党という政党がいかに人材不足かを意味しているのだな。
 一番苦しいときだからこそ、政党内でもっとも有能な人間を配する---というのが、負け戦から反攻へ切り替える王道であろうに。
 ところで、先日来、日本で二大政党を—とかいう議論が聞こえる。
 アメリカの民主党、共和党を念頭においた、言い方だと思える。
 しかしなぁ。
 日本で二大政党など本当に可能だろうか。
 なにか、アメリカのモデルを理想形のように考えるっておかしくないか。
 あれは、アメリカ人に合ったやり方なのだ。
 日本人には、日本人にあったやり方があるはず。
 もう、アメリカの二大政党がどうこうと、アメリカを意識した政治から抜けだそう。
 日本がガラパゴスというならそうでよい。
 製品だけではなくて、政治のやり方でも「ガラパゴス」であって一向に構わないではないか。

 以下、新聞から抜粋。

 民主党は25日午後、都内のホテルで両院議員総会を開き、野田佳彦代表(首相)の後任を選ぶ代表選を行い、海江田万里元経済産業相(63)を新代表に選出した。

 代表選は党所属国会議員145人の投票で行われ、海江田氏が90票、馬淵澄夫政調会長代理(52)が54票、無効票が1票だった。



補足、感想など
 本当に、海江田さんを党のトップにして、来年、参議院選を戦うのか。
 まず、民主党の勝ち目はあるまい。
 輿石さんなんかが、参議院だったかなぁ。
 あぁ、来年の改選組ではなかったか。
 まぁ、民主党のことはもういい。当分、ジリ貧が続くだろう。一番しんどい時に、この布陣しかできない状況では-----
 さて、自民党のことだ。
 安倍さんの滑り出しをみていると、一回、挫折したことにより「老獪さ」が増したなぁ。
 それでも、前回も感じたが、安倍さんの周りのものがしゃべり過ぎる—なにか、情報がダダ漏れしている感じがする。
 もっと、安倍さんもだが、安倍さんの取り巻きの連中は、口を噤(つぐ)んで、情報がもれないようにすべきだ。
 今は、とにもかくにも、日本の経済を・景気をよくする—ということに集中すべきだ。
 その他のことは、とりあえず置いておいてもいいではないか。
 一番、大事なことに集中せよ。



掲示板が不正の温床なのだそうな。


新聞などがインターネットの掲示板を敵視しているようだ。
 自分達の世論操作がきかなくなったのも、インターネットの普及のせいだ—と考えているからだろう。
 今度の衆議院選で、選挙の直前に「自民党」へ総力を上げて攻撃したが、結果は、民主党の壊滅的な惨敗、自民党の大勝となった。
 その原因は---と朝鮮系の旧勢力が考えたものだろう。
 2009年夏の衆議院選であれほどうまくいったのに--
 これは---
 ピコーン! そうだ。
 掲示板のせいに違いない---てな感じで、じゃ、このインターネットの掲示板をなんとか潰してやろう--と策動しはじめたということか。
 まず、法整備ができないかな。
 その手始めに---
 と、そういえば、先日、大手掲示板の創始者(個人)をとうこうした—というニュースが流れたなぁ。
 彼は、犯罪の幇助者—ということになるのか?
 これはなぁ、と筆者は思う。
 新聞などの旧勢力(朝鮮系勢力を含む)がどうインターネットを攻撃したところで無駄さ。
 aという掲示板を潰したところで、今度はその制限をかいくぐったb という掲示板らしいものが出現する。
 また、bを潰せば、今度はa,bの制限をかいくぐったcという掲示板もどきが出現する。
 もう、イタチごっこそのものだ。
 以下、新聞から抜粋。


 誰でも見ることができるインターネットの掲示板に、覚醒剤など違法薬物の売買や、 犯罪に関する情報があふれている。
 これではとても正常な社会とはいえまい。

 パソコンの遠隔操作による犯罪予告で4人が誤認逮捕された事件など、ネット空間が新たな不正の温床となっている現状に法の整備が追いついていない。
 国は、この無法状態を 放置すべきではない。

 国内最大級のインターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者が、 麻薬特例法違反幇助(あおりほうじょ)の疑いで書類送検された。



補足、感想など

---インターネットの掲示板に、覚醒剤など違法薬物の売買や、 犯罪に関する情報があふれている。
 これではとても正常な社会とはいえまい。---か。
 じゃ、朝日新聞とか毎日新聞など、どうだ。
 とてもではないが、日本の新聞とは言えまい。日本語で書いた韓国人・北朝鮮人の新聞の間違いだろう。
 だから、何度でも言いたい。
 新聞などの旧勢力が、インターネットをどうこう言って攻撃しても無駄だ。
 例えば、このブログをなんらかの形で廃止させても、書く気さえあれば、外国のブログにでも書くし---止めることなどできる訳があるまい。
 核心はそこにあるのではない。
 情報というものは、そもそも玉石混交なのだ。
 大事なことは、「情報を見る目を養う」ことなのだ。
 インターネットが普及しはじめて、そろそろ10数年くらいかな。
 今度の自民党の大勝は、日本の国民がインターネットにも慣れて、「情報を見る目」がある程度、できてきたことを意味しているのではないのか。
 だから。
 単純に新聞で煽り、テレビのコメントで煽っても、そう簡単には韓国系の帰化人達で構成されたコメンテーター、大学の教授などの言葉を信じなくなった—ということであろう。




2012年12月23日日曜日

原発事故を避けることができなかったのか----と安倍さん。


昨年の大震災の際の原発事故を避けることができなかったのか---
 安倍さんが再度、検証してみるという。
 これはなぁ、と筆者は思う。
 微妙な問題ではある。
 おそらく---
 東京電力という会社の、いや、電力会社全体の問題であろうが、「技術者」というものを軽視する—という体質が一番大きな要因となっていると思う。
 こういう電力会社では、技術者というものがすべて「現場の保安要員」でしかないのだろう。
 そもそも、電力会社で、技術者がトップに立ったなんて聞いたこともない。
 ついでながら。
 昨年の事故の際、原子炉に入るロボットが外国製であったことを記憶していると思う。
 ロボットならば、日本製があるはずであろう。
 ところが。
 原子炉に入るようなロボットの研究をすると、原発の安全神話を電力会社自体が疑っているのではないか—と国民から勘ぐられるのではないか---と。
 それはまずい—と電力会社が自主規制したものらしい。
 このあたりだな。
 この感覚。これこそが、昨年の事故を引き起こした最大の原因だと思える。

 以下、新聞から抜粋。



 自民党の安倍晋三総裁は23日のフジテレビの番組で、東京電力福島第1原発事故について 「避けることができなかったのか、人災なのか、しっかりともう一度、政権として検証したい」と述べ、再検証する方針を明らかにした。

 野田政権が設置した政府の事故調査・検証委員会は今年7月、東電と国の対応に関し 「安全神話にとらわれ、危険を現実のものと考えなかった根源的な問題がある」 と責任を指摘。
 政府に全容解明へさらなる努力を求める最終報告書をまとめている。


補足、感想など
 ---安全神話にとらわれ、危険を現実のものと考えなかった根源的な問題がある----か。
 いや、そのとおりだけれど。
 昨年の事故の直接の理由は、原子炉を冷却する電源がすべて喪失したことにある。
 電力会社からの電気が止まったとき、緊急用の発電機が稼働する仕組みとなっていたが、地上にあった軽油のタンクまで流されたことが大きかったといえよう。
 だから。
 この軽油のタンクを地中に埋めるという対策を取れば、もう、問題はなかったはずだ。
 原発自体の設計は、アメリカ人がしたもので、津波なんてそもそも想定もしていない。
 日本の現場の技術者なら、このタンクが地上にあることの危険性は理解できははずだ。
 このタンクを地中に埋めよう---ぐらいのことは、原発ができて以来、誰かが上司に進言しているだろう。
 ところが。
 冒頭でふれたように、建設当時の施設を変更することは、「原発の安全神話を電力会社自身が疑っているのではないか—と勘ぐられる」--のではないか--と。
 なんというかなぁ。
 なんて頭のいいやつだ、なんて頭の回転がいいやつだ—と思わないか。
 筆者は技術系の人間だが、こんなこと決して考えない。ここまで頭が回らない。
 こんなことが考えられるやつって、きっと「文系のよほど優秀な人間」だろう。
 これこそが、昨年の原発事故の原因の「核心」だ。
 そして、これが日本の電力会社の「弱点」なのだ。



2012年12月22日土曜日

安倍さんの後には麻生さんがいる。


表題を誤解されても困るな。
 麻生さんは黒幕にいるということではない。
 後楯になっている—という感じかな。
 後ろから撃たれることを麻生さんが防いでいるのだ。
 ついでながら、この布陣をみていると”中川さんが生きていたならなぁ”--と思わずにはいられない。
 安倍さんも、麻生さんに全権を委任して、とにもかくにも経済を上向きにすることを最優先にしているようだ。
 そのため、中国にも韓国にも、今ごちゃごちゃしている暇はない—という感じだろう。
 表立って揉め事を起こしたくない---
 経済が上向きになって、万全の体制となれば、その時は、もっと正面だって争う--という姿勢なのだろう。
 まぁ、妥当というか、老獪な滑り出しという感じかな。
 以下、新聞から抜粋。


 自民党の安倍総裁(58)による「危機突破内閣」の陣容が、明らかになってきた。
 重厚な存在感を放っているのが、 副総理兼財務相に内定した麻生太郎元首相(72)だ。
 安倍氏が最優先課題と位置付ける「経済政策の司令塔」というだけでなく、閣僚や党役員などの人事案にも麻生氏の影響が見え隠れする。

 「平成の高橋是清」を意識する麻生氏は“院政”や“復権”を狙っているのか。
 「景気浮揚のための補正予算と本予算を編成し、1日も早く成立させる。参院選までに行えることは限りがある」

 26日発足する安倍内閣で、官房長官に内定している菅義偉幹事長代行は、こう語った。
 「アベノミクス」と呼ばれる経済政策において、麻生氏が果たす役割は大きい。
 安倍氏は、デフレ脱却と円高是正のために、「金融政策」と「財政政策」「成長戦略」を三本の矢として、 一体的かつ迅速に取り組むことを表明している。

 財務省の抵抗を抑える政治的パワーが不可欠だが、「麻生氏は最近の講演で、 昭和恐慌時に、蔵相に就任し、デフレ対策を断行し、恐慌脱出に成功した高橋是清を取り上げている。やる気満々だ」といい、こう続ける。
 「麻生氏の持論は『官僚を使いこなす』。

 まず、この構図を逆転させなければならない。麻生氏は08年のリーマン・ショックを乗り切り、景気回復の種をまいた自負がある。
 すでに周囲に『俺なら予算編成はこうする』『安倍氏と、日本経済を復活させる』と語っているようだ」

 閣僚・党役員人事でも、麻生氏の影響力が感じられる。
 菅氏は、安倍氏側近であると同時に、麻生氏にも近い。
 経済再生担当相に内定したとされる 甘利明政調会長は、08年に麻生氏が自民党総裁選に出馬した際の推薦人。

 公明党の太田昭宏前代表も「麻生氏との人間関係が良好だ」という。
 幹事長代行には、 細田博之総務会長が就任するが、細田氏は麻生氏が首相時代に幹事長を務めていた人物。
 首相補佐官などへの登用がささやかれる谷内正太郎元外務事務次官は、安倍氏の外交アドバイザーであると同時に、麻生氏が外相時代に発表した「自由と繁栄の弧」構想も取りまとめている。
 麻生氏周辺は「安倍、麻生両氏は、頻繁に電話やメールでやりとりしている」と話す。

 ここまでの信頼感はどうやって生まれたのか。
 きっかけは、安倍氏が勝利した06年の自民党総裁選だという。
 外交・安全保障政策で一致したうえ、安倍氏は、麻生氏が総裁選で披露した経済政策に感心したという。

 さらに、麻生氏の人気を見て評価を高め、麻生氏を幹事長に起用し、その後も綿密に連絡を取り合った。
 今年の総裁選では、麻生氏は高村副総裁とともに自らの派閥を安倍氏支持でまとめた。

 森喜朗元首相や古賀誠元幹事長ら大物が政界引退したことで、麻生氏はキングメーカーの座に最も近いといっていい。
 政治評論家の浅川博忠氏は「麻生氏はもともと旧宮沢派から分かれた。古賀氏が引退したことで、旧古賀派の岸田派と、旧古賀派から飛び出した谷垣氏のグループを、麻生氏がまとめる流れになるのではないか。

 大島派とも合流含みの勉強会を近く始める。
 安倍氏は、新薬で劇的に改善したとはいえ難病の潰瘍性大腸炎を抱えており、麻生氏には再登板の意欲もある。
 政界は、安倍氏と、石破氏、麻生氏の『三国時代』に突入するだろう」と。


補足、感想など
 なんというかなぁ。
 麻生さんは年齢の割には柔軟だしなにより聡明だ。
 古賀さんとか森さん、青木さんのような「長老タイプ」にはなるまい。
 安倍さんを表に立てて、陰に回って実務をこなすということができる人だ。
 ---麻生氏は08年のリーマン・ショックを乗り切り、景気回復の種をまいた自負がある。---か。
 いや、ハッキリ言って、2,008年秋から2009年春の麻生さんの活躍をみて、麻生さんという人がここまで出来る人だとは----と筆者はビックリした記憶がある。
 まぁ、麻生さんの自負は当然として、あの時はリーマンショック後の世界的な金融危機打開のためであった。
 今度は、民主党政権という3年間の空白期間を取り戻す---という大きな仕事だ。
 安倍さんの背後を守り、是非、3年間という空白の期間を取り戻し、充分おつりがでる位にして頂きたい。
 麻生さんの活躍を期待したい。



2012年12月20日木曜日

経済政策担当大臣を新設---安倍総裁。


3年間というもの、殆どまともな政策がなされない空白期間が続いたが、その空白を一挙に埋めるほどの経済政策をこれから、とろう—としているようだ。
 その担当者として、麻生さんがなるのだとか。
 麻生さんを批判する言葉として、やれ漢字が読めないとか、やれラーメンの値段を知らない—とかあったな。
 しかし、そもそもそれが批判か。
 マクロ経済というものが明瞭に分かる—という方が、政治家としてはよほど大切だろう。
 低レベルな批判記事にひっかかるな。
 以下、新聞から抜粋。


 自民党の安倍総裁は、来週、発足させる新政権では、デフレ脱却に最優先で取り組むなど経済政策に力を入れることにしており、 経済財政諮問会議と、日本経済再生本部の双方を担当する大臣を新たに置く方針です。

 安倍総裁は新政権では、デフレ脱却に最優先で取り組むなど経済政策に力を入れる方針で、金融緩和や公共投資の拡大を行う考えを示しています。

 安倍氏は、新政権の人事で、副総理に起用する麻生元総理大臣に財務大臣を兼務させる意向を固めました。

 安倍氏としては、麻生氏が経済政策にも精通していることから、デフレや円高からの脱却に、その手腕を生かすねらいがあるものとみられます。

 一方、党の執行部人事で、安倍氏は、高村正彦副総裁を留任させる意向も固めました。
 安倍氏としては、総裁選挙で支持した麻生・高村両氏のうち、 麻生氏には副総理兼財務大臣として内閣の軸に、また、高村氏には副総裁として党運営全般に目配りする役割を果たしてもらいたいというねらいがあるものとみられます。



補足、感想など
 麻生さんが担当者に—か。
 適任というか、麻生さんの思うようにやって欲しい—という意味なのだな。
 いわば、全権委任のお墨付きを与えるということなのだろう。
 麻生さんの活躍の場面がまた見られるな。
 2008年秋から2009年の春にかけて、リーマン・ショックに端を発した世界的な金融危機の際、麻生さんはまるで「水を得た魚」のように世界中を飛び回り、この混乱を収束させるべく方向性を示した。
 あのタイミングで、金融危機収束の明確な方向性を示せたのは、世界中の為政者の中で、麻生さんただ一人であろう。
 世界規模の混乱の中で、非コーカソイドとして、文字通り、初めて指導的役割を果たした。
 そういえば、麻生さんも言っていたなぁ。
 平穏の時よりも、乱世というか混乱の時の方が、得意なのだ—とか。
 民主党という空白の期間をようやく、終えて、これから、東日本大震災の復興、国土強靭化など、大きなお金、大量の人間を動かしてやらなければならないことが一杯あるのだ。
 麻生さんにあのリーマン・ショック後の活躍のような舞台が与えられたようだ。
 是非、頑張って頂きたい。





2012年12月19日水曜日

負け戦にも負け方というものがある。


どうも、負け戦の時、「名誉ある負け方」と「卑しい負け方」というものがある。
 田中文科相の言い方は、卑しいなぁ。
 他者に責任を押し付けるな。
 自分の行動・発言が選挙民から嫌われたということでしかないではないか。
 田中さんが落選したのは、野田さんのせいではない。田中さんの「政治家としての実力がない」—と選挙民から判断されたためだ。
 そのあたり、判断を間違えるな。
 それよりも、今は次に繋がる言動をとるべきではないのか。
 これから、3年くらいは勉強させてもらいます—ぐらいの感覚で選挙民へアピールすべきではないのか。

 以下、新聞から抜粋。


 民主党が惨敗した衆院選後、初の閣議が官邸で開かれ、落選した 田中真紀子文部科学相(68)が、野田佳彦首相(55)にかみついた。
 衆院選では 真紀子氏を含めて8人の閣僚が落選。
 真紀子氏は、党の支持率がどん底の状況下で 解散に踏み切った野田首相の判断を批判。
「自爆テロ解散。独り善がりで周りの意見を 聞かなかった」と、悔しさをにじませた。
 真紀子氏は、かすれた声で 閣議の様子を振り返った。

 真紀子氏を含む閣僚8人が落選した。「まるで お通夜のようでしたね」。
 悔しさを押し殺して、懸命に笑顔を見せた。
 田中角栄氏の地盤を引き継ぎ、93年の初当選から6回連続で勝ち続けてきた選挙区で敗れ、比例でも復活できなかった。

 真紀子氏の怒りの矛先は、選挙に踏み切った野田首相へと向かった。
 「短兵急。独り善がりで周りの意見を聞かず、他人の土俵に乗ってしまった」
 野田首相は閣議後の閣僚懇談会で「ご迷惑をお掛けしました」と陳謝した。
「私は“自爆テロ解散”だと思っていて、その通りになった」 と批判した。

 首相が個人的に追い込まれて解散したとし、「キャパシティーが小さい」と続けた。
 真紀子氏の発言に対し、岡田克也副総理(59)は「選挙は最終的には自分の責任だ。
 首相の判断を理由に負けたというのは議員の取るべき態度ではない。執行部や他人の責任に するのを改めないと、この党は再生できない」と反論。

 8閣僚の落選は現行憲法下では最多となる。
 現在の閣僚18人のうち、「民間人」は10人。
 憲法は閣僚の任命について、 過半数は国会議員から選ばなければならないとしており、極めて異例の状況だ。
 落選した藤村修官房長官は会見で「選挙結果を厳粛に受け止める」と強調。
 憲法規定については「任命時の規定であり法的に問題ない」と説明した。



補足、感想など
 岡田さんの田中さんへの批判は、まぁ当を得ている。
 その通りだと思える。
 田中さんの年齢をみると、68才か。
 冒頭で、3年勉強したら—と書いたが、もう70才を越えるなぁ。
 これはもう、このまま「引退」かな。
 田中角栄 → 田中真紀子 という「日本の戦後の混乱時の怨念を背中にしょった家系」の影響から抜け出すということなのだな。
 安倍さんの「戦後レジームからの脱却」という目標への第一歩かもしれない。
 それはそうとして。
 この岡田さんという人も、なんとか政治の世界から消えて頂きたい。
 中国あたりに、イオンという店舗を人質に取られたような政治家が、中枢にいるということは、日本にとって危険極まりない。
 選挙区は三重県あたりか。
 三重県の選挙民は、この岡田さんを落選させよ。
 上で書いたような「他の国家に人質を取られた」ような人物は、立候補できない—とかの制限を 加えるべきではないのか。




2012年12月17日月曜日

韓国側から日本へのパイプ、麻生さんが筆頭だとか。


▲表題をみて、あぁ、韓国側は「打つ手がないのだな」--と分かる。
 自民党がこの衆議院選で圧勝した。
 昨日の衆議院選は、実質、日本人と韓国系・北朝鮮系帰化人との「戦い」であった。
 3年間という長い長い悪夢からやっと目覚め・解放された—という思いで一杯だ。
 さて、今年の夏、李韓国大統領の天皇陛下侮辱発言から、日韓関係はいっきょに冷却化し、日本人を嫌韓とさせることで、上の衆議院選の大勝の理由の一つとなったものであろう。
 韓国大統領の発言は、大統領自身が思っている以上に、日本人を嫌韓とさせ、韓国側から日本へアプローチする手段すらない状況だ。
 日本人からすれば、韓国大統領の天皇陛下への侮辱発言に対する謝罪がなければ、一切、前進する見込みもない—と考えている。
 そんな状況下で、韓国側の考えている日韓のパイプ役の筆頭は「麻生さん」だとか。
 なにをとち狂っているのか—という感じだな。
 なるほどなぁ。
 もう3年間ぐらいは、日本と韓国の間で「融和」なんてありえないな。
 以下、新聞から抜粋。


 野田首相の在任中の約1年間、独島や過去の歴史などで韓国と日本は衝突を繰り返した。
 両国間の葛藤を水面下で調整するパイプがなかった。
 韓日議員連盟会長を務めた李相得元議員が拘束され、 「鳩山-菅」政権時代に窓口となった仙谷元官房長官も退いたことで、両国間のチャンネルが事実上途切れたからだ。
 安倍晋三自民党総裁の場合はどうか。
 安倍総裁も韓国人脈を持っていない。
 企業家出身の1、2人が安倍総裁と親しい関係だという。
 韓日経済協会会長の趙錫来暁星グループ会長 権哲賢、羅鍾一元駐日大使が親しいが、影響力はない。
 したがって韓国政界では安倍総裁を動かすことができる距離側近”とのパイプを探している。
 まず挙げられるのは麻生太郎元首相だ。
 麻生元首相は、派閥の首長では初めて安倍氏支持を宣言した。
 李明博大統領の独島訪問で両国間の葛藤が深まった後、 10月に麻生氏は会議出席のため韓国を訪問し、青瓦台で李大統領を表敬訪問した。
 約3年前、途切れた国会議員間のパイプも徐々に再稼働を摸索中だ。
 自民党政権に入れば、額賀福志郎日韓議員連盟幹事長(69)が有力視される。
 さらに河村建夫議員(70)、林芳正議員(50)は韓国側の金泰煥セヌリ党議員(69)、 李洛淵民主統合党議員(60)との窓口の準備に動く見込みだ。
 島根県が選挙区の竹下亘自民党議員(66)も韓国通だ。
 竹下亘議員は、09年の財務副大臣当時、 「ウォン・円スワップ」の限度を30億ドルから300億ドルに10倍に増やした。
 このほか、安倍総裁の信頼が厚く、官邸入りが有力視される谷内正太郎元外務事務次官のパートナーとしては、 外交通商部出身の吉ジョン宇議員、沈允肇議員が挙がっている。



▲補足、感想など
 まず、韓国側は、韓国大統領の天皇陛下侮辱発言を謝罪せよ。
 それなくして、なにも前進はしない。
 安倍さんを動かすことができる側近として麻生さん---てか。
 記事にある、上の天皇陛下侮辱発言の後、麻生さんが李韓国大統領を訪問した際、もはや、韓国大統領は、「侮辱発言? そんなことあったか、日本人の勘違いだろう」--とか言わなかったか。
 念のため、もう一度、李韓国大統領の天皇陛下侮辱発言の直訳を転記しよう。

--ここから--
 日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い、
 重罪人にふさわしく手足を縛って頭を踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる。
 重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ、
 そんな馬鹿な話は通用しない、それなら入国は許さないぞ
--ここまで--
 日韓のパイプ役の最右翼に当たる麻生さんに、「そんなことをいった記憶もない」--とか公言する政治家を麻生さんが信用する訳があるまい。
 パイプ役の筆頭とか名前が上がって、嫌がっているのは当の「麻生さん」であろうに。
 日本と韓国とは、もう3年間ぐらい、そっぽを向きっぱなしさ。
 それでいいではないか。