▲浅田選手が腰痛で悩まされている—とか。
「年をとった」と感じるらしい。
でも。これは---、と筆者は連想した。
こんな例、どこかで見たことがある。
そう、女子テニスの世界で、15.6才くらいで世界のトッププレイヤーになる人がかっていた。
もう、20年くらい前かな。
彼女も「腰痛」に悩まされ、20代前半で「引退」せざるを得なかった。
こういう若い頃から、プロの選手を目指す人にありがちな、いわば「職業病」なのだな。
骨とかが固まっていないうちに、同じ動作を繰り返すことで、なにか障害が発生するのでは---とか当時の記事で読んだ記憶がある。
おそらく、浅田選手も上で筆者が述べたことに該当しないか------。
もっとインターバルを開けて、自分の体を労りながら、練習をしないと上の女子テニスの選手と同じようになる可能性がありそうだ。
以下、新聞から抜粋。
フィギュアスケートGPファイナルで4年ぶり優勝を果たした
浅田真央(22)が戴冠から一夜明け、報道陣の取材に応じた。
持病の腰痛に苦しみながら頂点に立ったが、帰国後に患部の検査を受けることを明言。
21日開幕の全日本選手権や来年を見据え、調整法を変える方針だ。
戴冠から一夜明けても、腰の状態は快方に向かっていなかった。
11月下旬のNHK杯後に腰痛を発症し、フリー前には棄権すら考えた浅田は笑みを浮かべながらも、「やっぱりけさは痛かった。腰を休めないと」と患部の状態を説明。
帰国後、病院で検査を受けることを明かした。
まだ若いものの、5歳でスケートを始めた浅田の体には負担がかかり続けているだけに年齢だけで測れない部分もある。
「疲労で限界を感じる時もある。年を取ったなあと思います。体に(疲れを)感じる」。
コーチには、「調整の仕方を改めないと。練習をやりすぎると、 こういうことになる」と諭された。
今後は疲労のたまらない調整法を模索することに なる。
これまで、コーチから課された練習量よりも、多くのトレーニングを こなしてしまったことが腰痛の原因だ。
今は必ず週1回のオフを取るようにしている。体は悲鳴を上げた。
「無理はいけないなと思った。練習量をちょっとずつ調整しないといけない」。
毎日4時間の練習時間を変更する予定はないが、これまでより体のケアを重視する方針だ。
▲補足、感想など
冒頭でふれた女子テニスの選手は、20代前半—それも20才をいくつも越えない位-で引退した。
年齢からではなく、一種の「職業病」であることを意識し、医者・コーチと相談しながら、練習をし続けて欲しい。
自分のことをなによりも「知っている」---ということが一流のプレイヤーの証明だ。
イチローなどがその好例だ。自分の弱点・長所を自分自身が一番知っているのだ。
だからこそ、30代の後半でも体が動くのだ。