▲もう、2005年の話か。
9年が経過した事件だな。
そういえば、このブログを書き始めた頃の殺人事件だった。
なにか、小学校の周辺が鬱蒼とした? 森のような感じで、そこを歩いて帰る小学生の一人が車でつれさられ、翌日、死体で発見されたという経緯だったと記憶する。
気にかかっていたが、一向に逮捕者がでず、迷宮入りか—とか感じていた。
事件後、小学生の保護者の言い分が余りに身勝手なものだったから、筆者はなにか、保護者なりの防犯に対する工夫をすべきだ—とか書いた。
その後かな。
小学生の登校時、帰宅時に大人がパトロールするような制度ができたのは。
地域全体で、子供を守ろう—という運動をおこした契機となったような事件であった。
以下、新聞から抜粋。
栃木県今市市(現日光市)で2005年、市立大沢小学1年の吉田有希さん(当時7)が下校途中に連れ去られて刺殺された事件で、県警の合同捜査本部は、栃木県鹿沼市西沢町、無職勝又拓哉容疑者(32)を殺人容疑で逮捕した。
勝又容疑者は1月29日、偽ブランド品を販売目的で持っていたとして、商標法違反で栃木県警に現行犯逮捕された。
その後起訴され、宇都宮地裁で公判中。
2月中旬ごろ、調べに対して、有希さんを連れ去って殺害したことをほのめかす供述をし始め、県警は裏付け捜査を進めた結果、容疑が固まったと判断した。
捜査関係者によると、勝又容疑者は05年12月1日午後2時50分ごろ、下校途中に同級生と別れて1人になった有希さんを車で連れ去り、別の場所に移動。
同日午後から2日午前までの間、有希さんの胸を鋭利な刃物で十数回刺し、殺害した疑いが持たれている。
勝又容疑者は有希さんと同じ小学校を卒業しており、幼少期に一時、連れ去り現場の近くに住んでいたことがある。
事件当時は連れ去り現場から数キロ離れた鹿沼市内に住んでいた。
連れ去り現場や遺棄現場の周辺では事件当時、不審な車が目撃されており、勝又容疑者は同じころ、不審車両と特徴の似た車に乗っていたという。
▲補足、感想など
刺殺か。
また、発見時、確か裸だった。
まるで、人形かと思った—とか発見者が語っていたことを記憶する。
この容疑者、変質者としかいいようがあるまい。
親の気持ちはいかばかりか----。
それなりの罰則が与えられることを期待する。
※追記。
この容疑者の詳細が分かりはじめたようだ。記事から転記する。
--ここから--
台湾出身の勝又は、日本語が得意じゃなかったため、小中学校では不登校の時期もあった。
友達が少なく、からかわれるとすぐにキレる少年だったという。
「そんな勝又を母親は溺愛していた。欲しい物は何でも買い与えていたといいます。
ところが、母親の再婚相手、つまり義父と、3人の異父弟妹とは関係がギクシャクしていた。
両親は事件後に離婚したようですが、義父は異父弟妹を連れて豪邸に移り住んだのに、 勝又は母親と2人で偽ブランド品販売をしながら、つましい暮らしを強いられていた。
高校に通わず、勉強が苦手な勝又に対して、異父弟妹は優秀だったらしく、海外留学もしていたそうです」(地元マスコミ関係者)
勝又は、中学卒業後は引きこもりがちで、パソコンにばかり熱中していたという。
「闇」を深めていったのは容易に想像がつくが、だからといって有希ちゃん殺害の言い訳にはならない。
--ここまで--
母親が溺愛--か。
このあたりが核心だろうなぁ。
子供がおかしくなるのは、親とか周囲にいる人間がおかしい場合が殆どだ。
子供との距離のとりかたが分からぬ親というものは困り者だ。