2011年6月15日水曜日

オバマは景気後退を深刻化させた・と。

▲アメリカで2012年の大統領選に向けての駆け引きが始まったようだ。

 共和党の曰くが、表題だ。

 まぁ、確かにオバマ大統領は決断が少し遅いというかトロトロするようだ。

 しかし、景気対策で今のようにお金をじゃぶじゃぶさせる以外に方法なんてあるまい。

 日本がバブル崩壊後、失われた10年という期間をウジウジしながら、しぶとく景気回復を図ったことと同じだ。

 (アメリカの高官が、日本のバブル処理をみて、あれは日本人がアホだがらこうなったのだ・と笑っていたのが懐かしいなぁ。オレ達は、優秀だからあんなにはならないとか言っていたではないか。
 結局、アメリカだって、サブプライムローンというバブル経済を経験し、バブルの処理方法としては日本と同じことをせざるを得ないではないか)

 日本で15年ぐらいかかった。

 アメリカの地価の推移をみていると、2006年春にピークを迎えている。
 
 そこから、地価は下がり続けたのだが、時間を測ると、現在までで約5年間。

 2009年の夏ごろにはほぼ横這いに転じている。

 横ばいに転じて、約2年か。

 日本は約15年地価が下がり続けたのだ。

 それに較べれば、アメリカの強さが分かる。それでも、日本の例をとってみてれば、丸5年は回復には短すぎるだろう。

 もう4-5年はかかろう。

 それでも、地価の横ばいないし少し下がり目という状況をみていると、もうそれほど大きく悪化しないのではあるまいか。

 以下、新聞から抜粋。

 2012年米大統領選の共和党候補者指名を争う政策討論会が、行われ、オバマ大統領の再選阻止を図る共和党の指名争いが始動した。

 支持率でトップを走るミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)を軸に指名争いが進みそうだが、新たな候補の参入も取りざたされ、今後の展開は波乱含みだ。

 ニューハンプシャーは来年2月に全米最初の予備選が行われる重要な州。

 同党討論会は先月に続き2回目だが、今回初めて主要候補7人が顔をそろえ、全米に生中継された。

 共和党が「勝機」の糸口と見定めるのが、政権の景気・雇用対策に対する国民の不満。

 5月の失業率は9・1%と2か月連続で悪化。討論会では「オバマは景気後退を一層深刻化させた」(ロムニー氏)、「オバマ恐慌を終わらせよう」(ニュート・ギングリッチ元下院議長)など厳しい大統領批判が相次いだ。

▲補足、感想など

 --オバマ恐慌を終わらせよう--てか。

 ふ-ん。じゃどうやって?

 批判するのは簡単だ。それならば、対策というか、終わらせる方法を示してみよ。

 この程度の批判しかできないのならば、おそらく、民主党のオバマさんがそのまま後4年やるなぁ。

 してみると、オバマさんは小泉さんと重なる。

 世間がまっくらな中を小泉さんは、「改革なくして成長なし」とかいうフレーズを繰り替えしていた。

 一番、前を進む指導者というものは、この調子でいいのだと感ずる。

 オバマさんも小泉さんと同じことを主張せよ。

 「改革なくして成長なし」

 教育に力を注ぎ、先端技術に、品質管理に、健康保険に力を注がすして、成長なし・・と繰り返せ。

 中国のバブル崩壊が間近かろう。

 工場をアメリカに引き戻す動きもあるようだ。そんな動きの中で、バブル処理が進んでいくのだろう。