2011年6月22日水曜日

ipad2 を使ってみた感想。電子書籍の未来。

▲電子書籍の販売が、日本ではどうも見えないようだ。

 これはなぁ、と思う。

 アップルのipadというものの先制攻撃を受けて、日本のメーカーがどうも太刀打ちできないようだ。

 また、ケータイと電子書籍用の機器を2重にもつということが、費用面からも無理なようだ。

 まず、電子書籍の未来を占ったような記事を抜粋する。後、ipad を実際に使ってみての感想と電子書籍についての感想も述べたい。

 以下、記事から抜粋。

 米アップルの端末「iPad」の人気とともに、普及が期待された 電子書籍市場の足踏み状態が続いている。
 昨年投入されたシャープとソニーの端末の売れ行きは、「芳しくない」。
 コンテンツの配信サービスも順調とはいえない。

 携帯電話よりも大きい「スマホ」利用者の取り込みを急ぐ。

 「シャープ製は端末の直販制度が不評で、ソニー製は端末から書籍を直接購入できず、 使い勝手がいまひとつ」

 電子書籍端末の伸び悩みを、関係者は説明。

 端末の利用者が30~40代中心で、若年層への 浸透が進んでいないことだ。

 もう1台の端末を所有する「2台持ち」は若者には 費用的に厳しい。

 調査会社BCNによると5月の同端末の国内シェアはiPadが87.6%と圧倒的。
 コンテンツも同様だ。

 シャープは配信するコンテンツの目標数として「2010年12月末までに3万冊」を 掲げたが、著作権問題などが壁となって約2万6000冊。

 売れ行きを牽引するような魅力的なコンテンツの 少なさが、電子書籍が伸び悩んでいる原因だと指摘。

 電子書籍ビジネスが花開いたのは米国だ。

 アマゾン・ドット・コムは英語圏向けに95万冊以上をそろえ、「紙の書籍の販売ランキング上位の9割以上が電子化され、価格も紙の半額以下」といい、質・量ともに日本の先を行く。

 将来をにらんで大手書店が動き出した。
 昨年の「本屋大賞」受賞作で映画化も決まった「天地明察」や 「カラマーゾフの兄弟」の話題作をほかの電子書店配信する。

 「電子書籍の行方を左右するのはスマートフォン」というのが業界の一致した見方。

  スマホで突破口を開き、専用端末やタブレット型端末向けのコンテンツが拡大。

 関係者は、そんな青写真を描いている。

▲補足、感想など

 --電子書籍の行方を左右するのはスマートフォン--というのは、まぁ、ほぼ当たりだろう。

 ただなぁ、画面の大きさが筆者のような団塊世代にはつらい。

 筆者は、今、ipad2 を使っているが、縦で使ったとき、画面がa-5(a-4の半分の大きさ)になる。

 これで文庫本程度の本を読んでいると、非常に楽だ。

 重さが600グラム。

 片手でもって、通勤時間中もてない重さではない。

 ただ、この重さが限界だろうなぁ、と感じる。これ以上の重さでは持ち運ぶ書籍として無理だ。

 この重さをアップルが実現するために、ipad は筐体が華奢にできている。

 上で片手で持つとか書いたが、実際には落とさないようにかなり用心している。

 落とせば、簡単に壊れそうだ。

 また、カバンの中にいれて、持ち運ぶ場合も2重に袋にいれ、衝撃を緩和するように工夫している。

 また、記事では最新のコンテンツがとか書いてあるが、筆者はそんなものにはあまり興味がない。

 電子書籍として購入した青空文庫には、多くの古典が入っている。

 漱石とかコナン・ドイルとか、改めて読むことで、古典のよさを再確認した。

 ちょっと書き漏らしたが、週刊誌などをスキャナーと読み取り、pdfにすれば、必要な部分をこのipadで読むことができる。

 もう一度、記事に返って筆者なりの感想だが。

 ケータイと電子書籍を読む機器が一体化することは間違いあるまい。

 ならば、スマートフォンが最有力であろうし、この形が標準的なものとなって、類似品が競合することになろう。

 ただ、筆者のような世代から上は、スマートフォンは画面が小さすぎる。

 最低、a-5の大きさは欲しい。

 ならば、ipad を標準的なものとして、競合品がでてくるのだろう。

 上でも書いたように、いかにも筐体が脆弱だ。もっと、筐体を強くて、軽いものにして欲しい。

 そうすることで、電子書籍の普及はもっとスピードが加速されるものと思う。

 なお、ついでのついでだが。

 このipad というものを購入しても、本体と付属品が弁当箱のような形でポンと送られてくるだけだ。

 取り扱い説明書すらもない。

 まぁ、アップルのやり方といえばそうなのだが、一瞬、アキレ途方にくれた。

 どうすれば・・とインターネットで、ipad と打ち込み、検索するとそこに取扱い説明書が、pdf でupしてあるというありさま。 

 なるほど。なるほど。

 分からないことは、インターネットで検索しろ・・ということか。