2012年12月19日水曜日

負け戦にも負け方というものがある。


どうも、負け戦の時、「名誉ある負け方」と「卑しい負け方」というものがある。
 田中文科相の言い方は、卑しいなぁ。
 他者に責任を押し付けるな。
 自分の行動・発言が選挙民から嫌われたということでしかないではないか。
 田中さんが落選したのは、野田さんのせいではない。田中さんの「政治家としての実力がない」—と選挙民から判断されたためだ。
 そのあたり、判断を間違えるな。
 それよりも、今は次に繋がる言動をとるべきではないのか。
 これから、3年くらいは勉強させてもらいます—ぐらいの感覚で選挙民へアピールすべきではないのか。

 以下、新聞から抜粋。


 民主党が惨敗した衆院選後、初の閣議が官邸で開かれ、落選した 田中真紀子文部科学相(68)が、野田佳彦首相(55)にかみついた。
 衆院選では 真紀子氏を含めて8人の閣僚が落選。
 真紀子氏は、党の支持率がどん底の状況下で 解散に踏み切った野田首相の判断を批判。
「自爆テロ解散。独り善がりで周りの意見を 聞かなかった」と、悔しさをにじませた。
 真紀子氏は、かすれた声で 閣議の様子を振り返った。

 真紀子氏を含む閣僚8人が落選した。「まるで お通夜のようでしたね」。
 悔しさを押し殺して、懸命に笑顔を見せた。
 田中角栄氏の地盤を引き継ぎ、93年の初当選から6回連続で勝ち続けてきた選挙区で敗れ、比例でも復活できなかった。

 真紀子氏の怒りの矛先は、選挙に踏み切った野田首相へと向かった。
 「短兵急。独り善がりで周りの意見を聞かず、他人の土俵に乗ってしまった」
 野田首相は閣議後の閣僚懇談会で「ご迷惑をお掛けしました」と陳謝した。
「私は“自爆テロ解散”だと思っていて、その通りになった」 と批判した。

 首相が個人的に追い込まれて解散したとし、「キャパシティーが小さい」と続けた。
 真紀子氏の発言に対し、岡田克也副総理(59)は「選挙は最終的には自分の責任だ。
 首相の判断を理由に負けたというのは議員の取るべき態度ではない。執行部や他人の責任に するのを改めないと、この党は再生できない」と反論。

 8閣僚の落選は現行憲法下では最多となる。
 現在の閣僚18人のうち、「民間人」は10人。
 憲法は閣僚の任命について、 過半数は国会議員から選ばなければならないとしており、極めて異例の状況だ。
 落選した藤村修官房長官は会見で「選挙結果を厳粛に受け止める」と強調。
 憲法規定については「任命時の規定であり法的に問題ない」と説明した。



補足、感想など
 岡田さんの田中さんへの批判は、まぁ当を得ている。
 その通りだと思える。
 田中さんの年齢をみると、68才か。
 冒頭で、3年勉強したら—と書いたが、もう70才を越えるなぁ。
 これはもう、このまま「引退」かな。
 田中角栄 → 田中真紀子 という「日本の戦後の混乱時の怨念を背中にしょった家系」の影響から抜け出すということなのだな。
 安倍さんの「戦後レジームからの脱却」という目標への第一歩かもしれない。
 それはそうとして。
 この岡田さんという人も、なんとか政治の世界から消えて頂きたい。
 中国あたりに、イオンという店舗を人質に取られたような政治家が、中枢にいるということは、日本にとって危険極まりない。
 選挙区は三重県あたりか。
 三重県の選挙民は、この岡田さんを落選させよ。
 上で書いたような「他の国家に人質を取られた」ような人物は、立候補できない—とかの制限を 加えるべきではないのか。