▲ノキアって、フィンランドの会社だった。
▲補足、感想など
ウイキペディアで、みると、今でもケータイでは、シェア世界一なのだな。
しかし、アップルのアイフォーンが2007年にでると、ノキアの株価は従来の4分の1になったのだとか。
要するに、自社で技術革新ができないのだ。技術革新ができないことを投資家は、すばやく見抜いてしまう。
ボルボといい、ノキアといい、この鈍さはどこからくるものだろう。
新聞の記事では、経営者は、--社風や経営判断の失敗を挙げた—となっている。
社風? 経営判断の失敗?
そうじゃあるまい。
そんなところに核心があるのではあるまい。
そもそも、西欧諸国は、階級社会で、全体の人口が少ないうえに、下層階級の人達は、「考える」ことを期待されていない。(西欧諸国の企業の経営者達が、顧客をアホ扱いする遠因となっているのが、このあたりではないのかなぁ)
まして、上流階級の人達は技術者にならないし、仮に技術者となっても作業服を着て、働くということができないのだろう。
そんな社会から、そんな国家からまともな革新的な技術が生み出される訳がないではないか。
それこそが、ノキアが衰退する核心なのだ。(なんなら、ボルボもと言ってよかろう)
アメリカは、移民社会であり、世界中から優秀な人間をひっぱってこれるから、基礎にある階級社会をなんとか糊塗できるのだろう。
こうしてみると、日本製品の「ガラパゴス」なんて名称は、褒め言葉だなぁ。(日本製品が先端的過ぎて、世界が追いついていないということなのだ)
世界で唯一階級社会でない国家、日本なりゃこその製品名と言えよう。
このこと、「階級社会ではない」ということこそが、日本の競争力の源泉なのだ。
自国の強さを生み出すものをよく認識しておこう。