2011年7月12日火曜日

亀井さんは、漁夫の利で、首相となるか。

▲亀井さんが、菅さんの政権を支える姿勢を崩さない。

菅さんは、恐らく、8月中には辞任するだろう。

解散をちらつかせてはいるが、解散総選挙という無謀な手はつかうまい。

そうなれば、菅さんが辞めたあと、誰が首相になるか…という問題となる。

そこで、亀井さんがひょっとして、ひょっと…ということになるかもしれない。

この夏から、東日本大震災の復興工事が本格的に始まる。

亀井さんは、自民党の時代、建設大臣の経験もあり、復興の資金については、総額100兆円くらいの復興国債で…とまともなことを言っている。(このタイミングで消費税がどうとか、馬鹿馬鹿しいにも程があろう)

まして、民主党内に有効な対抗馬もいない。まさに時の利を得ている。

9月には、亀井首相という可能性はかなり高いと思うのだが、いかがだろうか。

以下、新聞から抜粋。

菅首相は、首相官邸で国民新党の亀井代表と会談した。

亀井氏は「野党や民主党内から『延命』と言われることを恐れず、2011年度第3次補正予算案に取り組むべきだ」と進言した。

▲補足、感想など

 亀井さんの言動、実に不思議な動きだと思わないか。

 政権をとろうとする人間は、前の権力者の首に鈴をつけてはならないのだ…という不文律があるらしい。

 下克上的な印象を大衆に与えてはならないということなのだろうなあ。

 あくまで、禅譲の形でなければ。

 もしかして、9月には首相になれるかもしれない…という可能性をもつ亀井さんであれば、今のこの行動、不思議ではあるまい。

 今は、ただ慎重に、慎重に…と亀井さんは考えているのだ。

 まさに千載一遇のチャンスだ。

 人生、万事塞翁が馬…という感覚を一番感じている人だろう。

 郵政民営化のカケで、小泉さんに負け、野党に転じて冷や飯を食い続けたが、こういうタイミングが回ってくるとは。

 歴史を繙いてみれば、

 豊臣秀吉が、備中、高松城の水攻めの最中に、本能寺の変を毛利方へ伝えた密使をつかまえて、一番速く織田信長の死を知った瞬間に似ているかもしれない。

 軍師である黒田官兵衛が、膝下によってきて、「天下をとれる絶好の機会だ」と囁いた…そんなタイミングなのであろう。

 ふ、ふ、ふ、人間長く生きていると、大きなチャンスに恵まれるものだなぁ。